撮影監督・篠田昇が手掛けた映画をまとめました。ここに掲載しているのは、『花とアリス』や『リリイ・シュシュのすべて』など、柔らかな光と瑞々しい空気感に心が揺さぶられる7作品。篠田昇についても交えつつ、各作品のあらすじ・ストーリーや見どころなどを紹介していきます。
"篠田昇”とは…
出典: mydramalist.info
篠田昇(しのだ のぼる、1952年2月21日 - 2004年6月22日)は日本の撮影監督。埼玉県北葛飾郡(現:三郷市域)出身。日本大学芸術学部卒業。映画番長の愛称で多くの映画人に愛されたカメラマン。『ラブホテル』(1985年)監督:相米慎二が、劇場用の最初の作品。2004年6月22日、肝不全のため死去。享年52。遺作となる『世界の中心で、愛をさけぶ』で、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。
岩井監督の作品は、本当に映像が美しい。もはや、映画を超えたナニカと表現してもいいほど美しい。岩井監督の作品の良さは、もちろん岩井監督自身の天才性にあると思うが、撮影監督の篠田昇の存在が大きいと思う。
■エピソードまとめ
篠田さんは撮影用のクレーンの上にいるのが大好きで1度上にあがったらなかなか降りてこない事で有名だったらしい。クレーンに乗る時はいつもロープとカゴを持参していて必要な時にそれが下に降りてきて、そこにスタッフがお茶を乗せたりお弁当を乗せたりするらしい(笑)。食事をクレーンの上でとる事は日常茶飯事な事で(^^; たまに毛布が敷かれていて、そこで寝る事もあったらしい(爆)。【長澤監督談】
クレーンの上で活動している事が多い事もあり(笑)監督との打ち合わせ等もトランシーバーで行う事が多かったとの事。車で移動中の時もプライベートな時間にもトランシーバーから呼びかけがあり(笑)応答を要求され電源を切っていると怒られるらしい。携帯に電話がかかってきて「トランシーバーの電源を入れろ」と(爆)。【行定監督談】
「Love Letter」では室内シーンのハンディカムの活躍によってもたらされた映像が記憶に残る。そう、シノさんはスクリーンにハンディカムを初めて取り入れたカメラマンとしても知られている。技術開発のトップランナーでもあったシノさんはカメラのレンズからフィルターから、なんでも自家製で作ってしまうことができた。講師を務めていた東放学園映画専門学校では、落ちていたビニール袋すらフィルターに使えると教えていたし、スチールカメラのレンズもムービーカメラに合うよう細工して使っていた。
出典: harapeko.que.jp
■花とアリス(監督:岩井俊二)
幼なじみのハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)。ハナは落語研究会に所属する高校生・宮本(郭智博)に一目惚れ。同じ部活に所属し、なんとか宮本に近づこうとするハナ。そしてある嘘をついたハナは、宮本と急接近する。しかし、その嘘がバレそうになり、さらに嘘をつくはめに。しかもその嘘がきっかけで宮本がアリスに恋心を抱いてしまい……。
出典: www.cc9.ne.jp
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岩井監督の映像の凄さは、ひとえに篠田昇という天才カメラマンの手によるところが大きい。もちろん、篠田カメラマンが担当した映画全ての映像がすばらしいわけではなく、岩井俊二ワールドの凄味も手伝っての名作であるが。本作も鈴木杏と蒼井優の2人がこれ以上ないくらいにキレイにとらえられており、光と影の映像美を堪能できる。
出典: www.amazon.co.jp
■PiCNiC(監督:岩井俊二)
双子の妹を殺してしまい精神病院に送られたココ。彼女はそこでツムジとサトルという2人の青年と出会う。2人にならって病院の塀の上を歩く“探検”に加わるココ。やがて彼女は塀の上なら問題ないといって、隣の塀に飛び移る。ツムジとサトルの2人も恐る恐る後に続く…。
出典: www.tumblr.com
出典: fly-g.com
ココが走り抜ける堤防の下の青い海や、壁の緑やこうもり傘の黒など、本当に色彩が秀逸。そして、それらは輪郭がはっきりしておらずぼんやりとしていて、どこかあやうい感じがします。それはまどろむ午後の白昼夢のようで、現実なのかそうではないのかはっきりとは分からないこの映画に、ぴったりの色彩だと思います。
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■スワロウテイル(監督:岩井俊二)
出典: blog.goo.ne.jp
紙幣偽造のデータを手に入れた娼婦のグリコは、中国系移民のヒョウたちとニセ札造りを始めた。ライブハウスを買い取り、歌手として有名になっていく彼女だったが……。
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