リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou

『リリイ・シュシュのすべて』とは、2001年に公開された日本映画。インターネットの掲示板を用いた「誰でも書き込みができる」実験的なインターネット小説を原作としている。インターネット小説が発表されたあと、書籍と映画が制作された。小説の原作者、映画の監督は岩井俊二である。いじめを受けつらい日々を送っていた主人公が、大ファンの女性歌手リリイ・シュシュのファンサイトを運営し、そこで仲間を見つけようとする。市原隼人、忍成修吾 、伊藤歩、蒼井優などが出演している。

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chouの関連記事

NEW
リリイ・シュシュのすべて(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リリイ・シュシュのすべて(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リリイ・シュシュのすべて』とは、岩井俊二によるインターネット小説、およびそれを元に制作された映画などのプロジェクトの総称。2000年ごろから、架空の音楽アーティスト「リリイ・シュシュ」と、そのファンたちの書き込みによって構成された実験的な原作小説の連載を開始し、2001年には実写映画版が公開された。インターネット黎明期における匿名的コミュニケーションの空気感と、思春期特有の閉塞感や暴力性を鋭く切り取った作品であり、その断片的で詩的な語り口と陰鬱な世界観によって、カルト的な支持を集めている。

Read Article

NEW
Salyu(サリュ)の徹底解説まとめ

Salyu(サリュ)の徹底解説まとめ

Salyuとは、神奈川県出身の歌手。岩井俊二によるインターネット小説と映画を軸に展開された『リリイ・シュシュのすべて』から派生した音楽ユニット・Lily Chou-Chouのボーカルとしてキャリアを開始し、透明感と力強さを併せ持つ歌声で広く評価されてきた。2004年にSalyu名義でソロデビューし、シングル『Valon-1』を発表。以降は音楽活動を軸に、舞台制作への参加やナレーション、ゲーム作品の声優などで幅広く活躍。複数の媒体を横断して独自の立ち位置を築き、幅広い層のファンを掴んでいる。

Read Article

NEW
Lily Chou-Chou(リリイ・シュシュ)の徹底解説まとめ

Lily Chou-Chou(リリイ・シュシュ)の徹底解説まとめ

Lily Chou-Chouとは、1998年結成の音楽ユニット。2000年にシングル『グライド』でデビュー。小説と映画で人気を博した岩井俊二の作品『リリイ・シュシュのすべて』に登場した架空のシンガーソングライターでもあり、同作に登場する架空のシンガーソングライターとして活動を開始。映画版では劇中音楽を担当した。映画公開後は断続的な音源リリースやライブ活動を継続しており、多くの音楽ファンから支持を集めている。ボーカルはシンガーソングライターのSalyuが務め、彼女の原点として語り継がれている。

Read Article

わたしを離さないで(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

わたしを離さないで(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『わたしを離さないで』とは、日系イギリス人のカズオ・イシグロが2005年に発表した長編小説で、日本ではTBS系列で放送された脚本・森下佳子によるテレビドラマである。「臓器提供」を目的としてこの世に誕生した「クローン人間」の子供時代から始まり、成長とともに人生を受け入れ、全うしていく姿がドラマの中で主人公の恭子、友彦、美和の姿を映しながら描いていく。見どころは、作品の中では、現実の人物に近いキャラの恭子が自分の人生を振り返りながらすべてを受け入れ「生きる」ことに前向きになるという作品になっている。

Read Article

ロングバケーション(ロンバケ)のネタバレ解説・考察まとめ

ロングバケーション(ロンバケ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロングバケーション』とは、1996年4月から6月まで毎週月曜日21:00から、フジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と山口智子で、その他松たか子や竹野内豊など、人気俳優が脇を固める。ピアニストを目指す瀬名秀俊と、モデル崩れの葉山南がひょんな事から一つ屋根の下に住むことになり、互いに惹かれていくストーリー。脚本は人気脚本家の北川悦吏子。略称は「ロンバケ」。最高視聴率36.7%を記録し、第34回ギャラクシー賞選奨にも選出された。

Read Article

JIN(仁)のネタバレ解説・考察まとめ

JIN(仁)のネタバレ解説・考察まとめ

『JIN(仁)』とは、TBS系列にて2009年10月〜12月まで放送されたTVドラマ及び、『スーパージャンプ』で連載されていた村上もとかによる漫画作品。「現代の医師が、もし幕末へタイムスリップしたらどうなるか?」を描いたSF要素の強い医療時代劇漫画をドラマ化したものである。第五話で視聴率20%超えを達成し、最終話では平均視聴率25.3%、瞬間最高視聴率29.8%を記録した。この記録は、2009年に放送された民放の連続ドラマ視聴率の中で最高記録となり、大きな反響を呼んだ、国民的人気ドラマである。

Read Article

リバース(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リバース(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リバース』とは、2017年4月から6月まで放送された湊かなえのミステリー小説が原作のテレビドラマである。主人公の深瀬和久は、10年前に大学時代の友人たちと卒業旅行に行った際、親友・広沢由樹が失踪し、遺体となって発見された。10年前の事件について深瀬たちに何者かが告発文を送りつけられ、その犯人を突き止めていくミステリー。現在と過去を交互に描いていくストーリーが、人気を博した。

Read Article

WATER BOYS 2(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

WATER BOYS 2(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『WATER BOYS 2』とは、2004年7月にフジテレビ系で放送されていた青春ドラマで、2003年に放送されたドラマ『WATER BOYS』の続編である。脚本は橋本裕志と中谷まゆみが手掛ける。主演は市原隼人。その他、中尾明慶や斎藤慶太などが出演している。3年前に共学になったばかりの元女子高に転校してきた元水泳部員の水嶋泳吉が、山本洋介と共にシンクロ部を設立する。彼らは様々な問題に直面するも、夢に向かって奮闘していく。本作の平均視聴率は16.8%を超え、大きな反響を呼んだ。

Read Article

山田太郎ものがたり(やまたろ)のネタバレ解説・考察まとめ

山田太郎ものがたり(やまたろ)のネタバレ解説・考察まとめ

『山田太郎ものがたり』とは、TBS系列毎週金曜22時より、2007年7月から9月に全10話放送されたコメディドラマである。森永あいの同名漫画を原作としている。二宮和也演じる主人公の山田太郎は成績優秀、容姿端麗でお金持ちが多く通う学園のなかで貴公子のような存在である。しかし、実際は家族7人弟妹の長男で絵に描いた貧乏生活を送る。貧乏でありながらも家族を大切に前向きな山田太郎と家族、学園で出会う仲間たちとの愉快な物語が描かれたドラマである。

Read Article

結婚できない男(まだ結婚できない男)のネタバレ解説・考察まとめ

結婚できない男(まだ結婚できない男)のネタバレ解説・考察まとめ

『結婚できない男』とは、2006年7月から9月まで放送された、独身中年を題材としたテレビドラマ。仕事もできて収入もあるが、皮肉屋で結婚したくない独身男性が、徐々に女性に心を開いていく過程を描くストーリー。主人公の桑野信介を演じるのは主演の阿部寛。また、本作の放送13年後の2019年10月から12月にかけて、続編『まだ結婚できない男』が放送された。53歳となった主人公がまだ結婚んできていない姿を描いた本作は、高視聴率を記録し、メディアでアラフォー独身男性の特集が組まれるなど社会現象となった。

Read Article

極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。

Read Article

僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ

僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕の生きる道』とは、2003年にフジテレビ系列で放送されていたドラマ。僕シリーズ3部作の1作目で、死をテーマにした作品。僕生きの愛称で親しまれている。余命宣告された高校教師・中村秀雄の1年間の生き様が描かれている。主人公は草彅剛。その他、矢田亜希子や大杉連などが出演している。脚本は数々のヒットドラマを生み出した橋部敦子が手掛ける。主題歌である『世界に一つだけの花』がドラマの人気と共に大ヒット曲となった。

Read Article

呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ

呪怨2(ビデオ版)のネタバレ解説・考察まとめ

『呪怨2』(ビデオ版)とは2000年に発売されたホラービデオ作品であり、『呪怨』(ビデオ版)の続編にあたる。監督・脚本は清水崇。前作では佐伯家の殺人事件を中心に映像化されているが、今作では事故物件を扱った不動産屋の鈴木達也を中心に起こった悲劇が映像化されている。佐伯伽椰子の殺害現場だけでなく、小林真奈美の殺害現場にまで関与してしまった末に鈴木家の人間が恐ろしい心霊現象に襲われ死に絶えていく。最後まで生き延びていた鈴木信之は多数の伽椰子に襲われるという末路が描かれている。

Read Article

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

Read Article

おいしい給食(ドラマ・映画・小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

おいしい給食(ドラマ・映画・小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『おいしい給食』とは、2019年と2021年に放送された日本のテレビドラマ。1980年代の中学校を舞台に給食絶対主義者の男性教師と給食マニアの男子生徒の給食にまつわる対決を描いた学園グルメコメディ。教師・甘利田幸男は毎日の給食を何より楽しみにしている。同じく給食を愛し、美味しく食べるアレンジを得意としている生徒・神野ゴウと、どちらがより美味しく給食を食べられるかバトルするというストーリーとなっている。テレビドラマシリーズ、映画、ノベライズ、コミカライズなど、さまざまなメディアで展開された。

Read Article

百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『百万円と苦虫女』とは、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家にも居づらくなったフリーター・鈴子が、百万円を貯めては場所を転々し、様々な経験や人との出会いを通して成長していく様子を描いた青春ロードムービーである。2008年7月19日に日本で公開され、興行収入は3億円、観客動員数は19.7万人を記録した。『百万円と苦虫女』の功績が認められ、監督のタナダユキは第49回日本映画監督協会新人賞を、主演の蒼井優は2009年に芸術選奨新人賞を受賞した。

Read Article

キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

Read Article

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

Read Article

大病院占拠(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

大病院占拠(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『大病院占拠』とは、日本テレビで放送された嵐の櫻井翔主演のサスペンスドラマである。心の病で刑事を休職している武蔵三郎が、界星堂病院を占拠した鬼のテロリストから人質を救出しようとするストーリーとなっている。櫻井翔の他に、比嘉愛未、白洲迅、渡部篤郎など豪華キャストがドラマ出演している。ドラマの脚本は福田哲平、音楽はベイリー芦屋が担当する。鬼のテロリストによって次々と犯罪者の罪が暴かれていくシーンや犯行に及んだ理由も、ドラマの見どころのひとつである。

Read Article

AI崩壊(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

AI崩壊(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『AI崩壊』とは、2020年1月31日に全国公開された日本のSF・災害映画である。監督・脚本は入江悠、主演は大沢たかおが務めた。映画は主人公である桐生浩介(きりゅう こうすけ)が医療人工知能 AI「のぞみ」の開発に成功したところからはじまる。2030年には全国民の個人情報などを「のぞみ」が管理するようになったが、突然「のぞみ」が暴走し日本中がパニックとなる。その暴走を阻止しようと奔走する姿を描いた映画である。AIが発展する現代で、これからの世界のありかたについて考えさせられる映画だ。

Read Article

キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム2 遥かなる大地へ』とは、古代中国で“天下の大将軍”となることを目指す少年の活躍を描いた、原泰久の同盟漫画作品の実写映画シリーズ第2弾である。公開翌年となる2023年には、同シリーズ第3弾となる『キングダム3』の公開が決定している。 500年もの間戦乱の中にある古代中国。魏国の軍勢の侵攻を受けた秦国は、これを迎撃するための軍を編成する。ひょんなことから秦国王宮内の人々と知り合った奴隷の少年信は、天下の大将軍になるという夢を叶えるためここに参戦。本物の戦場の中で剣を振るう。

Read Article

TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ

TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ

『TOKYO MER(走る緊急救命室)』とは、2021年7月から9月まで放送された本格救命医療ドラマ。都知事の号令で東京海浜病院内に設置された、試験運用中の救命救急プロフェッショナルチームTOKYO MER。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで、危険な重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者に救命処置を施すチームの活躍を描く。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッションである。コロナ禍で新型コロナウイルスとの闘いを続ける医療従事者に感謝の意を込めたドラマとして放送された。

Read Article

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

Read Article

六本木クラス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

六本木クラス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。

Read Article

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chouのレビュー・評価・感想

リリイ・シュシュのすべて
8

邦画の良さを表す映像美

本作品の監督である岩井俊二監督は、日本の四季を音楽とカメラワークで、美しさを上手く表現していると思います。

イエン・タウン・バンド、リリィ・シュシュなど、映画から話題になったアーティストがいるのは、意外と少ないかもしれません。もちろん元々有名なアーティストですが、それぞれが元々アーティストだからというわけでありません。映画の作品がしっかりと評価を得た上で、作品の中で存在感があるからこそ話題になった思います。若い頃の蒼井優さんや、市原隼人さんなど、キャスティングしているので、才能を見る目も間違いなしです。
特に二人が共演している映画の、リリィ・シュシュのすべては、その当時の社会問題であるいじめ、援交を題材にし、14才のリアルを忠実に表現しています。
ネットの書き込みと平行して物語も進んでいくので見応えのある作品になっています。作品全般的にセリフがそこまで多くなく、映像とBGMで視聴者に考えさせ、感じてもらうようなメッセージ性もあるので、観た人、観た時によって捉え方が違うので、何回見ても面白い作品だと思います。
ただ、元祖胸糞映画みたいなところはあるので、気分が落ちているときにいると更に落ちることもあるので、注意は必要かもしれません。気分が落ちているところを作中のリリィ・シュシュに癒され、救われる描写があり、視聴者も一緒に癒されるところがあるので中毒性があります。
エーテルの意味を表現出来ませんが、作品を見て頂いた方には、エーテルを感じて頂けると思います。

光の反射や映像の奥行き感、映像の味わい深さ、色の使い方とても上手く表現されている作品です。映画に音楽と映像美を求めている方、映画を見て自分で答えを出したい方にオススメです!

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou
8

十四歳のリアル。

ネットと現実世界のはざまでもがく14歳の物語。主人公の蓮実雄一役を演じる市原隼人はこの映画がデビュー作。数ある岩井俊二監督作品の中でもかなりセンセーショナルな作品だと思う。テーマはいじめ・売春・レイプ・自殺とあまりにもネガティブである。中学生の多感さは計り知れない。僕自身にとっても絶対に戻りたくない時代。大人でも子供でもないような曖昧さを含んでいる。タバコを吸ったり、初めてのセックスを経験する年代。誰の責任も取れない。主人公の雄一もまた周りの大きな負の流れに巻き込まれながら生活していた。ある意味、必死に。かつて、いじめられっ子だった親友の星野修介を演じたのは忍成修吾。沖縄で死にかけた経験が学年トップの優等生を鬼畜に変えてしまった。なんのために生きているんだろう?そんなの考えている暇はない。とにかく今を楽しむことを優先する。たとえ誰かを深く傷つけたとしても。そんな蓮実と星野にも共通の希望があった。それは謎の歌姫、リリイ・シュシュのライブに行くこと。蓮見が運営するサイト《リリフィリア》の中でだけ自分の存在意義を認めることができる。ネットに、リリイ・シュシュの歌声だけがリアル。エーテルという概念がそれに拍車をかける。リリイを聴きながら田んぼで絶叫する星野。日常などただの暇つぶしに過ぎない。それは最も普遍的な感情であったりする。子供も大人も自分に飽きている。灰色の時代。ニンゲンは飛べない。

リリイ・シュシュのすべて
8

電波と田園を描いた理由の一つについて

蒼井優と市原隼人の映画デビュー作としても有名。岩井俊二監督作品としては扱うテーマが非常に暗く、重たい印象を与える。
要約すると、現実の世界と架空のネット世界においての存在価値のギャップを如実に表した初めての作品だと思われる。BGMとしてドビュッシーの『月の光』や『アラベスク』『亜麻色の髪の乙女』をフューチャーしている点も作品に透明感と深みを与えている。
とにかく映像が美しい。これは岩井俊二作品全般に言えることであるが、それでもなお強調しておきたい。岩井俊二監督自身が映画を撮り終わった際にこの作品を遺作にしたいと言っていたのが一時期話題にもなったが、特殊な作品であるのは間違いないので、必ず観ておきたい作品だと言える。
おそらくは岩井俊二監督作品の中では最も画面も感情も歪んだ映画だと思うので、この映画を転機に初期の『ラブレター』のような恋愛映画が増えていくのではないかと思います。いい意味合いにおいてガス抜きになったような感じもします。映画のディテールだけを追ってみるのではなく、独特の世界観や登場人物の台詞などに注目して観るのも面白いと思います。
映画音楽ってやっぱり重要なんだとあらためて感じました。

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou
10

美しい自然の映像美で覆われたどん底鬱映画

この映画は岩井俊二監督により2001年に公開された映画です。
主演は市原隼人、出演に忍成修吾、伊藤歩、蒼井優などをおき、今でこそ名だたる俳優である彼らがこの映画ではまだ幼く、あどけない表情で芝居をしている。
あらすじはある中学生の一クラスで起こるいじめや暴走を、傍観者でいるしかない主人公の目線でずるずると描いている。主人公の親友がある事件をきっかけに暴走していったり、その影響でクラス中の男女の関係がぐちゃぐちゃになっていくのを最も近くで目の当たりにする主人公。しかしどうすることもできないまま、どんどん悪化していく状況を見ている事しかできない虚無感や、巻き戻す事の出来ない時間を悔しく思う気持ち壊れた関係は元には戻らず、何もかもが手遅れな状況、この映画はそういう事をとても深く実感できる映画だ。
この映画はただの鬱映画ではない。この映画の主なロケ地は栃木県足利市で、俗に言うド田舎だが、田園の緑と鉄筋コンクリートが馬鹿みたいに美しい。何と言うか、思春期の複雑な心理状況や、美しい登場人物の中の大きな闇を、1シーン1シーンの画で無意識に感じさせられているような気がする。美しさの中の闇、中学生の不安定な心理、そんな物をじっとりと感じられる2時間半にわたる映像美。じっとりとした映画で泣きたい方におすすめ。

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou
3

方向性が違うんじゃないか

観たのは1度きりです。たしか中学生の頃でした。一度観て、完全にトラウマになった作品です。この作品が嫌いという人の気持ちはとても分かります。ワタシも嫌いです。でも二十年近く経っても時々思い出す。それだけのインパクトがある作品です。ジャンルや悪質性は違えど「Funny Games(1997:オーストリア)」のトラウマ感に似ているかも。。。

「子供ゆえの想像力の限界」を感じた作品でした。彼らの社会、何をすればどう社会が動くか、誰が傷つくか、自分の行いによる影響における想像力の及ばなさ(彼らなりに彼らの知りうる社会の中で苦しみ、事情を抱え、考え、想像し、でも目の前の感情に負け)、を暴力的に描いていると感じました。最後、彼の行為が暴かれるのは時間の問題で、やはり中学生くらいの少年の限界、を描いていたかなと。

観てもトラウマになるだけだし、あえてお勧めはしない、かなぁ、、、

あと関係ないけど、リリィ・シュシュの音楽も超暗い(大好きだけど)。数年後、「彗星は見たこともないけれど」と踊りながら歌うsalyu(リリィ・シュシュ)のMVをみて、なんとなく救われた記憶があります。
嫌なもの見ちゃったな。
こんな、若者のくだらなくて下劣で惨いイジメなんて見たくない。
伝えたいことがあったのかもしれないけれど何か方向性が違うんじゃないか。
何でこれが評価が良いのか理解に苦しむwww
本当嫌なもの見ちゃったなぁ〜
ごめんなさい。私の中で史上最低作品。

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou
8

津田詩織について。

原作では星野たちに集団レイプされた久野陽子(伊藤歩)が自殺するが、映画で実際に死んだのは津田詩織(蒼井優)の方だった。結果的にはその方が印象的でよかったと思うが、映画のオーディションで蒼井優を初めて見た監督(岩井俊二)は『今回はこの子に死んでもらおう』と決めたらしい。
津田詩織がなぜ鉄塔から飛び降りて自殺する必要があったのか?それを考えるのもまた、この作品の大きなテーマの一つだと思う。久野陽子は自ら髪型をスキンヘッドにすることで星野にやられたことを抗議した。それを見た津田詩織は心の底からショックを受ける。あの強い久野陽子でさえも星野に屈したのだと。自分が援助交際の仕事で星野に利用されているというのとは比べものにならない。誰一人として星野を止められる人間はいない。自分は助からない。そう絶望する。涙が溢れて止まらない。主人公である蓮見に無理だとわかっていながら救いを求めるフリをする。『頭スキンヘッドにしたら仕事辞められるかな?』蓮見に返事はなかった。蓮見は久野陽子がレイプされている最中に見張り役をしていたのだ。愛するひとを救えなかった。いや、救わなかったが正しいかもしれない。もはや生きている理由さえ疑わしい。そして、津田詩織は飛んだ。『空飛びたい』という言葉を言い残して。

リリイ・シュシュのすべて / All About Lily Chou-Chou
10

電波と田園。

監督・脚本ともに岩井俊二による問題作。2001年公開。
テーマは中学生のいじめ・援助交際・レイプ・殺人事件など陰湿さを極めた内容。今作で俳優デビューしたのが市原隼人であり、蒼井優である。岩井氏の作品に出演の多い伊藤歩や忍成修吾が脇を固めた。
田園風景を流れるドビュッシーの《月の光》《アラベスク》《亜麻色の髪の乙女》をバックに、物語は淡々と進む。岩井作品の中でも一番と言えるほど映像美は素晴らしい。現実世界とネット上に広がる架空の世界の対比を中心に十四歳のリアルは描かれていく。イメージではビョーク主演のダンサーインザダークに近いかもしれない.リリイ・シュシュというのはsalyuが演じる歌手の名前で、主人公を含めた登場人物の多くがファンでもある。映画に先行して公開されたリリイ・ホリックというネット上の一般参加型の掲示板と岩井氏の書いた小説を交錯させるシステムを取り入れたのは非常に斬新な手法であった。誰もが映画に参加することができるというのだ。今現在もその掲示板は残されている。一見の価値アリ。どんより曇った空を自分の放ったテキスト文字で埋め尽くされるのは楽しかった。あれから約17年もの月日が経過した。僕たちは変われたのだろうか?それを問われる稀な作品である。

親タグ

兄弟タグ