ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』とは、2019年にフランスで製作されたロマンティック・コメディ。ユーゴ・ジェラン監督が自身の結婚生活から構想を得たラブストーリー。高校時代に出会い結婚したラファエルとオリヴィアに10年後に起きる奇跡。作家としての成功を謳歌するラファエルが妻のオリヴィアのいない「もうひとつの世界」へ迷い込む。そこには有名ピアニストとなり、まばゆい輝きを放つオリヴィアがいた。ラファエルは異次元の世界に住むオリヴィアの愛を取り戻そうと奔走する。

撮影前に行われたプラハ旅行

ジェラン監督の意図は、フランソワ・シヴィルとジョセフィーヌ・ジャピが共に過ごすことでいい関係を生み出せるという期待だった。2人が疑似カップルとして過ごしたシーンは、本編でも実際に使用されている。

主役2人は実生活でもカップルに

この作品を通して親密になったフランソワ・シヴィルとジョセフィーヌ・ジャピは撮影後に恋人同士となった。シヴィルはプラハへの旅行について、「前準備ができていたから撮影時には音合わせもばっちりのオーケストラのように自然な空気感を生み出せた」と感想を語っている。

フランスでは校庭に「卓球台」

冒頭のシーンでラファエルとフェリックスは校庭に置かれた卓球台でゲームをする。フランスでは校内や校庭に木や石の卓球台が備えてある中学校もある。卓球台がある公園も実際にある。

ラファエルがオリヴィアに贈ったピアノ

「BALDWIN(ボールドウィン)」というアメリカのピアノブランドである。多くの有名な音楽家がこのボールドウィンピアノを使い作曲や演奏・録音をしてきた。また、アメリカのテレビドラマ『glee(グリー)』の公式ピアノでもあった。

フェリックスはどちらの世界でもモルガンと3年前に破局

フェリックスとモルガンとの破局の原因ははっきりとは明かされていないが、2人の間には真実の愛が冬眠していたのかもしれない。いつかある日、誰かの手によって揺り起こされるのを待っていたとも考えられる。

「気を失って恋に落ちた」がもうひとつの世界にも

もうひとつの世界でマルクと婚約したオリヴィアと高校の前で落ち合ったラファエル。オリヴィアが立ち去った後に、ラファエルが失意のうちに手で消した言葉である。この文字がなぜ今の世界にもあるのか謎である。これは前の世界にいた2人が書いたものだからだ。

オリヴィアのファッションにも注目

元の世界でのオリヴィアのファッションは、メガネにジーンズ、ラファエルとのペアルックなど、どちらかというとカジュアルでまとめている。もうひとつの世界のオリヴィアは、ヘアスタイルも様々にアレンジされ、成功したピアニストらしさを表現するような華やかさに彩られている。煌びやかなステージ衣装はもとより、普段着もファッショナブルで、女性のお手本となるような洗練されたものとなっている。

フランソワ・シヴィルが俳優になったきっかけ

10代の頃に好きだった女の子が演劇学校に入ったから。だが、彼はその女の子には振られてしまった。

ジョセフィーヌ・ジャピは4カ月間ピアノを猛練習

曲を上手く弾くことよりも、演奏シーンに最適な感情を表現することを心掛けた。

オリヴィアの自宅でのディナーシーンは笑いの渦に

本作でのコメディ部分を担ったフェリックス役のバンジャマン・ラヴェルネの演技力のおかげで、このシーンの撮影現場では終始笑いが起きていた。

ドラマを盛り上げる「男同士の友情」

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