悪趣味・狂気・悪意の天才な映画監督まとめ!ラース・フォン・トリアーなど
ここでは作品に悪趣味・狂気・悪意をこめて視聴者を最悪の気分にさせる映画監督をまとめた。胸クソ映画の傑作『ファニーゲーム』を生み出したミヒャエル・ハネケや、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』などで視聴者のメンタルをズタズタにしてきたラース・フォン・トリアーなどを紹介している。
[監督作品]
π(パイ)(1997)
レクイエム・フォー・ドリーム(2000)
ビロウ(2002)
ファウンテン 永遠につづく愛(2006)
レスラー(2008)
ブラック・スワン(2010)
頭よくて性格悪くて人を追い込むのが大好きというダーレン・アロノフスキーも相当いやなヤツに違いない。
背中から首筋にかけてがゾクゾクする感覚に襲われた方も多いはず。これこそが、まさにアロノフスキー演出の真骨頂。
▼デヴィッド・リンチ
[監督作品]
イレイザーヘッド(1976年)
エレファント・マン(1980年)
デューン/砂の惑星(1984年)
ブルーベルベット(1986年)
ワイルド・アット・ハート(1990年)
ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間 (1992年)
ナディア (1994年)
デューン/スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇](1994年)
ロスト・ハイウェイ(1997年)
ストレイト・ストーリー(1999年)
マルホランド・ドライブ (2001年)
インランド・エンパイア(2006年)
映画史に黒く黒く輝き続けるこの“リンチ ・ブラック”と形容されたフィルムは、耳を劈くノイズ音とともに悪趣味でグロテスクな映像 を次から次へと描いていく。
他にはない肝を抜くスピード感と悪趣味さ、それと空間表現や普段の生活では得られない刺激性とそれを観終わった後の妙な後味がたまらなく好きだ。
▼スティーヴン・スピルバーグ
[主な監督作品]
激突!(1971年)
続・激突! カージャック(1974年)
ジョーズ(1975年)
未知との遭遇(1977年)
1941(1979年)
レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年)
E.T.( 1982年)
トワイライトゾーン/超次元の体験(1983年)オムニバス作品
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年)
世にも不思議なアメージング・ストーリー(1985年)
カラー・パープル(1985年)
太陽の帝国(1987年)
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年)
オールウェイズ(1989年)
フック(1991年)
ジュラシック・パーク(1993年)
シンドラーのリスト(1993年)
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年)
アミスタッド(1997年)
プライベート・ライアン(1998年)
A.I.(2001年)
マイノリティ・リポート(2002年)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年)
ターミナル(2004年)
宇宙戦争(2005年)
ミュンヘン(2005年)
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年)
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年)
戦火の馬(2011年)
リンカーン(2012年)
ゲテモノ料理のシーンや虫のシーンなどが評判が悪いが、この悪趣味さこそがスピルバーグの真骨頂である。彼は決してファミリー向け健全娯楽映画の作り手ではないのだ。
心優しいファンタジーの人のイメージがついてしまったが、残虐さもスピルバーグの資質の一つであるのだ。
トビー・フーパーに監督させた『ポルターガイスト』は、今までやりたくても自身のキャリアが邪魔してできなかったスピルバーグの悪趣味的な要素がギッチリ詰まっていて、それを探して突くのが一番面白い見方だ。
▼アレハンドロ・ホドロフスキー
[監督作品]
ファンドとリス(1967年)
エル・トポ(1969年)
ホーリー・マウンテン(1973年)
Tusk(1978年)
サンタ・サングレ/聖なる血(1989年)
The Rainbow Thief(1990年)
強烈な美しさ、激しいまでの想像力、溢れ出すユーモア、人間性、愛の豊かさ、光に向かって行く力強さ、型にはまったことやアートを殺す映画産業の商業主義に対する反発などなど、アーチストとして、人間として見習うべき事がたくさんあります。
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