ベルセルクのゴッドハンド・使徒まとめ

『ベルセルク』とは、三浦建太郎による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ・映画などのメディアミックス作品である。
身の丈を超えるほどの剣を持って旅するガッツは、『使徒』という人ならざる存在を殺害して回っていた。それは、自身とその仲間を裏切ったグリフィス、そして仲間を喰った使徒へ復讐するためだった。
超常の力を持つのが『使徒』、そしてその王たる存在が『ゴッドハンド』である。

スラン

触手のような髪に、蝙蝠のような羽を持つ。身に纏っているのは腹部のコルセットのような物だけで、ほとんど裸である。髑髏の騎士には『胎海の娼姫(はらわだのしょうき)』と呼ばれていた。淫魔でもあり、断罪の塔で邪教徒がサバト(悪魔崇拝の魔会。この時は幻を見る薬を壺で煮立たせ、乱交を行なっていた)を開いた際には影として現れていた。

グリフィスに復習する為に足掻いているガッツの事を気に入っており、『あの子』『坊や』と呼んでいる。ガッツを前にして「あの子が私たちの仲間になれば最高でしょうね」と発言した事もある。
キャスカとファルネーゼがトロールに攫われ、それを救う為にガッツが幽界の深淵である『クリフォト』に踏み入った際には、ガッツの存在を感じ取ってトロールの臓物で顕現した。翼で易々とガッツの鎧を剥ぎ取り、抱き寄せた。しかし、ガッツの大砲とドラゴンころしによる一撃を受け姿を消した。スランはその際「最高よあなた」と歓喜し、ガッツにキスをしていた。

ユービック

目の部分に黒眼鏡のようなものがはめ込まれている。ゴッドハンドの中では最も体が小さい。ゴッドハンドの中でも饒舌で、常に笑いながら宙を浮遊している。
過去の映像を再現したり、深層意識の心象を再現する能力があり、グリフィスが受肉して現世に戻った後「闇を切り裂く光の鷹の夢」を人間たちに見せた。人間たちはその夢を神託として受け取り、多くの人間がグリフィスの元へと集うことになった。

コンラッド

赤ん坊のような容姿をしている。よく手を前で組んでいる。ゴッドハンドの中では最も寡黙。
スランが「あの子が私たちの仲間になれば最高でしょうね」と言った時には、「因果律から外れている。仲間になれん。」と発言している。

新生鷹の団の使徒

ゾッド

獅子の頭、牛のような角と後ろ足、コウモリのような羽を持つ使徒。
何よりも戦いを重視している。人間の戦争にも度々参加している。300年に渡って各地の戦場に現れ、殺戮を繰り返していたことから『不死のゾッド(ノスフェラトゥ・ゾッド)』という異名が付き、伝説の存在となっていた。傭兵の間では『軍神』として崇められもしている。
使徒の中でも相当の実力者である。髑髏の騎士とは昔から戦い続けてきた間柄らしく、『宿敵(とも)』と呼んでいた。
ゾッドは使徒となって人間であることを辞めている。一方ガッツは人間であることを辞めずに、戦いを続けている。その事について、ゾッドはガッツを羨んでいると髑髏の騎士に指摘されている。

後にグリフィスに忠誠と誓い『新生 鷹の団』の幹部となる。『新生 鷹の団』の中では、獣じみた使徒を率いている。

グリフィス・ガッツとの出会い

ガッツとグリフィスの前に現れたゾッド

鷹の団がある城を攻めていた時に遭遇した。鷹の団の団員たちの多くを葬り、駆けつけたガッツと戦う。圧倒的な強さを見せつけるゾッドだったが、ガッツはゾッドの武器を破壊して一撃を入れる。ガッツはゾッドに勝利したかと思ったが、ゾッドはガッツの剣を掴み、真の姿を見せる。ゾッドは圧倒的な力でガッツを追い込む。そこへグリフィスが他の団員を率いて助けに入った事で手傷を負うが、ゾッドに叶うわけもなかった。ゾッドはトドメを刺そうとするが、その時、グリフィスが『覇王の卵』を持っている事に気づき、いずれガッツが「死」に見舞われることを予言して飛び去る。
その後、ミッドランド隣にある大国『チューダー帝国』の中で「最強」と謳われる『ボスコーン将軍』とガッツが戦った時には、剣が折れたガッツに剣を投げて密かに手助けした。
鷹の団が捕らえられていたグリフィスを助け出した事で使徒のワイアルドに追われていた時には、戦いに割って入り、ワイアルドを殺害した。

その後、関心がなかったゾッドは『触』に参加せず、髑髏の騎士の来訪を予見して待ち伏せしていた。予見していた通り髑髏の騎士がやって来てゾッドは戦いを始めるが、その時は髑髏の騎士にて傷をつけられて『触』への乱入を許した。

グリフィスとの再会、ガニシュカとの戦い

グリフィスに忠誠を誓うゾッド

『模触』によりグリフィスが受肉する少し前、ゾッドは光の鷹の夢を見る。それがフェムトである事を察するも、ゾッドは戦いを挑む。その結果、ゾッドは左の角を切り落とされて敗北する。それは夢かと思われたが、ゾッドは実際に角の一つを無くしていた。それを機にグリフィスに忠誠を誓った。受肉が完了した後、断罪の塔に駆けつけ、グリフィスを背に乗せて飛びたった。

ガッツとの共闘

『新生 鷹の団』の一人となり、グリフィスの命で動いた。シールケの先生である魔女・フローラの討伐にも参加している。
その後、クシャーン帝国と戦った。ガニシュカと戦うが、実体を持たないガニシュカに攻撃が通じず苦戦する。ガニシュカの雷に撃たれて墜落した先で偶然ガッツと出会う。ガッツと戦闘を始めようとするが、ガッツに共闘を提案され、それを引き受けた。ガッツの大刀は幾千もの使徒や亡霊を斬り伏せていたことで『斬魔刀』となっており、その力によってガニシュカを貫いた。

アーヴァイン

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@shuichi

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