Half-Life(ハーフライフ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Half-Life』とは、1998年11月にSierraから発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)。出現する敵をひたすら倒す流れが一般的だったFPSというジャンルに、謎解きやストーリーの要素を明確に与えた作品として知られている。物理学者「ゴードン・フリーマン」が勤務する研究施設「ブラックメサ研究所」は、実験中の事故により異世界「XEN」と繋がってしまう。そこから現れたエイリアン、事態をもみ消しに来た海兵隊らと戦いながら、フリーマンは施設からの脱出を目指す。

名前の通り、XENにおける奴隷兵士。敵を発見すると、両手にエネルギーをチャージし電撃を放ってくる。電撃は見てから避けるのは困難なので、遮蔽物に身を隠すのが有効。正式な種族名は「ボーティガンツ」。

ガルガンチュア

1つ目の巨大エイリアン。その巨躯は爆発物以外でのダメージを一切受け付けない上に動きも素早い。基本的にはイベントで倒すか、そうでなければ逃げるしかない。地面を叩いて発する衝撃波、両腕から放つ火炎放射で攻撃してくる。両方とも攻撃範囲が広くダメージも即死級。

ニヒランス

本作のラスボス。その正体はエイリアン種族「ボーティガンツ」の支配者存在で、強大な戦力を持つ宇宙帝国「コンバイン」から逃れるために異世界XENに隠れ住んでいた。

『Half-Life』のゲームシステム

基本的な流れ

基本的には、出現する敵を倒しつつゴール地点を目指すという形になっている。ただし、ただ単にゴール地点まで移動すると言うだけではなく、その途中の障害を解決するという謎解きの要素が多数用意されており、本作を従来のFPSと大きく差別化している。

ゲームモード

「Half-Life」には「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階の難易度がある。難易度によるゲーム内容の変化は以下の通り。

・敵の耐久力の向上。
・アイテムや回復設備での回復量の低下。

チャプター

「Half-Life」は19のチャプターに分かれているが、最初と最後のチャプターはそれぞれオープニングとエンディングなので、実質的なチャプター数は17となる。なお、各チャプターは独立しておらず、すべてのマップはシームレスに繋がっている。そのため、チャプターを進めても道が遮断されていなければ前のチャプターの場所に戻ることもできる。チャプターによっては、以前通過した場所に戻ってくることもある。全チャプターは以下の通り。

1. ブラックメサへようこそ(Black Mesa Inbound)
2. 特異物質(Anomalous Materials)
3. 予測不可能(Unforseen Consequences)
4. 研究施設(Office Complex)
5. "敵を発見!"(We've Got Hostiles)
6. 爆破試験場(Blast Pit)
7. 発電機(Power Up)
8. 構内モノレール(On a Rail)
9. 理解(Apprehension)
10. 廃棄物処理場(Residue Processing)
11. 科学の罪(Questionable Ethics)
12. 緊張の高まり(Surface Tension)
13. "フリーマンに構うな!"(Forget About Freeman!)
14. ラムダコア(Lambda Core)
15. 異界(Xen)
16. ゴーナークの巣(Gonarch's Lair)
17. 侵入者(Interloper)
18. ニヒランス(Nihilanth)
19. 終焉(End Game)

Half-Life DeathMatch

制限時間内にできるだけ多くの敵を倒すマルチプレイヤーモードで、単独作品ではなく「Half-Life」に搭載されているゲームモードという扱い。本編中に登場する武器はすべて使用可能。このモードでの通信対戦はユーザーが少ない。

武器

バール

最初に手に入る武器で、なんの変哲もないバール。「Half-Life」シリーズを象徴する武器である。射程が短いので戦闘には向かないが、弾薬を節約したいときや閉所での戦闘に役立つ場面もある。また、水中でも使用可能。

拳銃(グロック17)

最初に手に入る銃器類。威力は低いものの命中率は高い。ブラックメサの警備員の標準装備でもある。水中でも使用可能で、弾薬はマシンガンと共通。

マグナム(コルト・パイソン)

装弾数が少ない半面、強力な攻撃力と命中率を持つ銃。リロードが遅い、連射が聞かないという弱点があるため、複数の敵を相手にする場面には向かない。

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