エガオノダイカ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エガオノダイカ』とはタツノコプロの創設55周年記念作品として制作されたオリジナルアニメ。
ソレイユ王国の王女ユウキ・ソレイユとグランディーガ帝国の軍人ステラ・シャイニングという対局的な人生を送って来た二人の主人公が出会うまでを描いている。
戦闘ロボットによる戦争ものという人気の高いテーマで期待も高かったが、主人公であるユウキとステラの活躍は数えるほどしかなく、戦争も消化不良のまま終わり、名作になる要素を持ちながら不発に終わった「惜しい」作品として話題になった。

テウルギア

本作に登場するロボット(人型機動兵器)の呼称。

王国、帝国ともに複数のタイプが存在する。

一定以上の高度に上がると動力源であるクラルスが停止するため飛ぶ事は出来ず、空中戦は不可能であるが、数メートルの高さまで「浮遊」する事は可能であり、浮遊した状態で移動する事は勿論、水上の上でも戦える。

クラルスラピス

本作の舞台となる惑星で発掘される特殊な鉱石。

「クラルス」とも呼ばれる事もあるが、作中ではテウルギアを動かすための「エンジン」として使われる事が多く、エネルギーを生み出すための鉱石である「クラルスラピス」とは微妙に意味が異なる。

このクラルスラピスから生み出されるエネルギーが人々の生活を担っているが、クラルスラピスからエネルギーを生み出すには、祖先がテラフォーミングの際に星に散布したナノマシンを消費する必要があり、クラルス使用によるナノマシンの減少が昨今の環境悪化に繋がっている。

クラルス/新型クラルス

クラルスラピスをテウルギアなどのシステムに組み込むため加工されたものを「クラルス」と呼ぶ事が多く、公式サイトでは「現代の電気エネルギーに近いイメージである」と書かれているが、作中に登場しているテウルギアや車、野菜の栽培装置を稼働させるために使う場合はむしろ「エンジン」に近いイメージである。

「新型」クラルスは、12年前に王国と帝国の科学者が協力して開発した、これまでのクラルス以上のスペックで兵器や装置を起動させる「高性能エンジン」のようなものである。
帝国に比べ戦力の劣る王国は、テウルギアの能力を向上させる「切り札」として新型クラルスの製造と配備を急いでいる。

通常のクラルスよりも強力なエネルギーを生み出す一方、より大量のナノマシンを消費するため、環境の悪化が加速する危険性が指摘されている。
また、限界値を超える負荷を与え続けると暴走し、クラルスからナノマシンを取り出せなくなって機能停止する上に周囲一帯を巻き込んだ大規模な停電を起こすリスクも持っている。

ソレイユ王国の兵器

ガルド

王国軍の主力量産型テウルギアで、作中ではハロルド、ヨシュア、ユニが乗っている。

作中では真っ先に新型クラルスを搭載され、新型クラルスによって火力の上がった姿を披露している。

ガンランスとシールドを装備しており、搭載されている新型クラルスによってスピードなど更にパワーアップしている。

スクワイア

近接戦闘型テウルギア。

前衛でガルドのサポートをするのが主な役割であり、マシンガンと小型の斧を持つ。

作中ではユニのサポートを主任務とするルネが乗っている。

クリバノフ

後方支援型テウルギア。

キャノン砲による長距離砲撃が主体で、こちらもサポートが主任務である。

主要人物が誰も乗っていないため作中で目立った活躍は見られなかった。

陸上空母

王国軍の量産型陸上空母。

旗艦空母であるエクセスアルカとは色の違いによって差別化されているが、終盤にエクセスアルカに装備された移動砲台以外の基本装備はほぼ同じであり、両者のスペックの違いは不明である。

エクセスアルカ

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