エガオノダイカ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エガオノダイカ』とはタツノコプロの創設55周年記念作品として制作されたオリジナルアニメ。
ソレイユ王国の王女ユウキ・ソレイユとグランディーガ帝国の軍人ステラ・シャイニングという対局的な人生を送って来た二人の主人公が出会うまでを描いている。
戦闘ロボットによる戦争ものという人気の高いテーマで期待も高かったが、主人公であるユウキとステラの活躍は数えるほどしかなく、戦争も消化不良のまま終わり、名作になる要素を持ちながら不発に終わった「惜しい」作品として話題になった。

ノエル・ラングフォード(CV:木野日菜)

イザナとエリザの娘。

ユウキを「この国で一番偉い人」と尊敬しており、生前のヨシュアとも仲が良かった模様。

ノエルを悲しませないようにと父であるイザナの死はエリザにだけ伝えられ、ノエルには伏せられていたが、最終決戦を前にユウキから事実を伝えられる。

グランディーガ帝国(ビュルガー分隊)

ゲイル・オーウェンズ(CV:松山鷹志)

ビュルガー分隊の隊長。階級は特務少尉。

前隊長の戦死を受け、ビュルガー分隊の隊長に就任する。

謎の多い素性だった事に加え、着任当初は部下と必要最低限のコミュニケーションしか取らず不愛想な態度だった事もあり、不信感を抱いた隊員達から好き勝手に噂されるなど信用されていなかったが、作戦中に負傷したリリィの手当てをした事をきっかけに徐々に信頼を得る。

隊員達と打ち解けてからは孤児院を経営しているなど自分の事も話すようになり、終盤では任務中に飲酒したヒューイ達を咎める一方で、隊員達に久々の自由時間を与える際、彼らに対して「寝てても飲んでいても構わんぞ」と、皮肉交じりのジョークで苦笑いさせるなどユーモアがある一面を見せるようになっていた。

王国の新型クラルス開発施設に侵攻する際、ハロルドからステラを庇って相撃ちとなり、ステラ達に「生き抜け。そして、見届けてくれ。戦いの終わりを…そこから始まる明日を」と告げて戦死する。

軍を離れている時は自身の孤児院で子供達と接していた事もあり子供との接し方や扱いが上手く、手品など意外な特技を持っている。
ある意味、最もプライベートの姿が見たかった人物である。

リリィ・エアハート(CV:長久友紀)

ビュルガー分隊の隊員で階級は二等兵曹。

ステラを「ステラ姉」と呼び、慕っている。
語尾に「~(なの)です」と付けて話すのが癖。

大してかわいくないグッズを欲しがるなど美的センスが少々ズレており、周囲の人間からは自身の独特な価値観を理解されずにいる。
また、絵のセンスもなく、最近の言葉でいう「画伯」と呼ばれる独特なセンスの絵を子供達に披露して気味悪がられていた。

ゲイルの着任当初は無愛想で隊員との間に壁を作っていた彼への不信感を隠そうとしなかったが、自身のケガを手当てしてくれた事をきっかけにゲイルとの距離が近くなってからは「口うるさいお父さんみたい」と述べるなど、彼を慕うようになる。

ヒューイ・マルサス(CV:増田俊樹)

ビュルガー分隊の隊員で階級は一等兵曹。

皮肉屋(リリィ曰く「ひねくれ者」)であり、口が悪い。

ゲイルの死後、彼を馬鹿にした暴言に近い発言で隊員を激怒させ、ステラとは殴り合いの大喧嘩にまで発展してしまう。

だが、それは周囲の怒りを集め憎まれ役になるという彼なりの自我を保つやり方であり、ピアースの死を知らされた時に誰よりも悔しそうな表情を見せていた事からも分かるように、彼の言動は本心ではない。

お世話になったお礼としてゲイルの孤児院に送金しようというリリィの提案を「死んだ奴に対する義理立てはただの自己満足」と突っぱねるが、実は誰よりも先に送金しており、その事実を知ったリリィから「ひねくれ者」と評された。

作中では口が悪い、ひねくれ者の面ばかりが目立つが、料理が得意という意外な一面を持っており、あらゆる意味で出自や過去が気になるキャラクターの一人である。
だが、残念ながら彼の過去が語られる事はなかった。

ピアース・ソーン(CV:石谷春貴)

ビュルガー分隊の隊員。

貧しい農家の出身で、家族の食い扶持を減らすため軍に志願させられた。

分隊員の中では一番の真面目さを持ち、階級的にナンバー2であるブレイクのやる気のない態度を咎めるなど、目上に対しても意見する事を恐れない。

ハロルドとの戦闘で負傷した結果、車椅子生活となり、傷病兵として隊を除隊する。
帰国後はゲイルの孤児院で働く事になったが、帝国の輸送ホバーに乗って移動する途中何者かの襲撃を受け、命を落とす。

誰がピアース達を襲ったのか様々な考察がされ、帝国が戦力として戦えず「用済み」となった兵士を減らすため襲い、それを知った帝国の各分隊が反旗を翻すフラグ(最終的には王国軍と共闘して、それをユウキが指揮する)としてユウキとステラの共闘を期待されていたが、結局ピアースの死の真相は最後まで明かされず、謎を謎のままで終わらせてスッキリしない視聴者から不満の声が殺到する事になった。

ブレイク・ボイヤー(CV:白石稔)

ビュルガー分隊の隊員で階級は一等兵曹長。

アフロ気味な髪が特徴だが、特徴的な外見が目立つだけで作中で活躍する描写はほとんどない。

階級的にはゲイルに次ぐナンバー2だが、他の隊員からは「兵曹長」と階級で呼ばれるだけで、目上らしい扱いを受けていない。
ゲイルの戦死後は内部昇格のような形で分隊長代理に就任する。

最終話Cパートの後日談で車を運転しており、クラルス停止後も何らかの代替エネルギーがあった事を示唆する描写がある。

ガイ・マーレイ(CV:阿座上洋平)

ピアース除隊による補充要員として新しくビュルガー分隊に配属された隊員。

ステラ、リリィ、ヒューイとは旧知の仲で、キャリア的には彼女達の先輩にあたる。

前にいた分隊の隊長との関係は良くなかったようで、厳しい中にも優しさを持ったゲイルが率いる今の分隊の雰囲気を気に入っている。

趣味は酒で、ビュルガー分隊に加わるため挨拶に訪れた時は飲みかけの酒を手土産に持って来たり、任務中にヒューイに酒を勧めてゲイルに没収されたりするなど、酒絡みのシーンが多い。
また、給料の大半を酒に使っている事を明かしている。

ピアースの死によって作中のポジションが入れ替わった事もあり、8話からEDでピアースのソロカットだった部分はガイのソロカットに差し替えられている。

グランディーガ帝国(上層部)

アイネ・フリート(CV:國立幸)

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