色づく世界の明日から(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『色づく世界の明日から』とは、P.A.WORKS制作のオリジナルアニメである。
2078年の長崎県に住む少女・月白瞳美は、魔法使いの家系でありながら魔法を嫌悪しており、幼い時に色が視えなくなったことで、他人に心を閉ざしていた。ある日、祖母の琥珀の魔法によって、突然60年前の2018年に送られ、月白家に居候しながら同い年の祖母と共に高校生活を過ごすことになる。
心を閉ざした魔法少女が仲間たちとの交流で変わっていく学園青春ファンタジー作品。

第8話『ほころびのカケラ』

琥珀は瞳美が60年後の未来に帰らなければいけなくなった時のために、夏休みの間ずっと時間魔法の研究をしていたが、なかなか上手くいかない。琥珀は同時に瞳美の色覚異常を治すための方法を探し、葵も巻き込んだ実験を重ねていた。
一方、色覚異常のことを部員に打ち明けた後も楽しい学生生活を送っている瞳美は、60年後に帰りたくないという思いを抱き始めていた。

renote.net

第9話『さまよう言葉』

瞳美は写真の腕を上げるために将にアドバイスを求め、2人は休日に写真撮影会に行くことにした。撮影会が終わった帰り道、将は瞳美に「付き合ってほしい。」と告白し、瞳美は突然のことに驚いてその場から逃げてしまう。それまで恋愛に無縁だった瞳美は、告白の答えが出ずに悩み、将のことを避けるようになる。しかし自分は葵が好きだという気持ちを自覚し、瞳美は将に付き合うことは出来ないという答えを伝えた。
一方、将に好意を寄せていたあさぎは、将が瞳美に告白したことを偶然知り、自分は失恋してしまったのだと思い込む。そのため、瞳美とあさぎの関係は悪くなる。

renote.net

第10話『モノクロのクレヨン』

瞳美とあさぎは一時的に喧嘩をしていたが、瞳美が勇気を出してあさぎに話しかけたことで2人は無事に仲直りすることができた。
魔法写真美術部は、文化祭のイベントとして魔法で絵の中に人を送り込み、絵の中の世界を楽しんでもらうことを企画する。瞳美と琥珀の魔法で人を絵の中に送り込むのだ。
試しに部員たちで葵が描いた絵の中に入り、みんなは思い思いに楽しんでいた。そんな中、葵は描いた覚えのない光景に遭遇し、幼い頃の瞳美に出会う。葵はそこで瞳美の辛い過去を垣間見てしまい、そのことを瞳美に打ち明けた。瞳美は胸の内にため込んでいた自分の辛い思いを葵に話す。

renote.net

第11話『欠けていく月』

文化祭の準備が進む中、瞳美が僅かの間だけ姿を消す事件が起きる。瞳美にはその間の記憶はなく、琥珀が調べた所、瞳美の魔法が解けかけており、早く瞳美を未来へ帰さないと瞳美が時のあわいに閉じ込められてしまうことが分かった。
突然の変化に戸惑う瞳美や魔法写真美術部のメンバーだが、部員たちは瞳美のために琥珀の時間魔法を手伝うことを決意する。
一方、気持ちの整理がつかない瞳美は、未来へ帰りたくないという本当の気持ちを葵に打ち明けた。

renote.net

第12話『光る光る この一日が光る』

瞳美は2018年での最後の日々を魔法写真美術部のみんなと文化祭に参加して過ごすことを決めた。
2日間の文化祭は無事に終わりそうだった。あさぎは瞳美と葵に2人きりの時間を過ごしてもらいたいと思い、2人に自由時間を与えることを提案して、瞳美と葵は一緒に文化祭を見て回った。しかし瞳美と葵はお互いの想いを伝えることなく文化祭は終わってしまい、いよいよ瞳美を未来へ帰すための時間魔法が行われる時間になる。

renote.net

第13話『色づく世界の明日から』

琥珀が時間魔法の儀式を行い、魔法写真美術部の部員たちは瞳美に最後の別れの挨拶をした。最後に葵の番が来たが、葵は瞳美に想いを伝えることなく別れを告げた。
すると突然、琥珀の時間魔法とは違う魔法が作動し、瞳美と葵は2人だけの不思議な空間に閉じ込められてしまう。そこで瞳美と葵はお互いに「好きだ。」という気持ちを打ち明けることが出来た。その時、瞳美の見る光景に色が戻り、瞳美は無事に2078年の未来へ戻った。
瞳美を待っていた2078年の琥珀は、瞳美に魔法で瞳美の母親や瞳美を幸せに出来なかったことを謝罪する。瞳美は「もう大丈夫だ。」と琥珀に告げた。琥珀は瞳美に、魔法写真美術部のみんなが未来の瞳美に残した物を手渡し、それを見た瞳美はみんなの心遣いに涙を流す。
瞳美はそれまでと打って変わって積極的に人と関わるようになり、明るい未来へと歩き出した。

renote.net

『色づく世界の明日から』の登場人物・キャラクター

主要人物

月白瞳美(つきしろ ひとみ)

CV:石原夏織
西暦2078年に生きる高校2年生の少女。幼い頃に色を見ることが出来なくなり、周りの人と同じ光景を共有することが出来ないため、他人に心を閉ざすようになった。魔法使いの家系で本人にも大きな魔法の力がある。しかし、魔法の力がない母親が強い魔法の力を持つ瞳美の存在にプレッシャーを感じて家を出てしまったトラウマから、自分の魔法の才能を嫌悪するようになった。
祖母である琥珀から突然「高校2年生の私に会いに行きなさい。」と言われて時間を遡る魔法をかけられ、2018年の長崎にタイムスリップしてしまう。慣れない世界で何とか当時の月白家に辿り着き、元の時代に帰るまで居候しながら高校に通うことになった。
常に左耳に2078年の通信機器のデバイスであるイヤリングをつけている。また、イヤリングには月白家に代々伝わる青い石・アズライトをつけており、大切にしている。
2018年にタイムスリップした後、17歳の祖母・琥珀や魔法写真美術部のみんな、初恋の相手である葵と出会い、「勝手に決めつけて他の人と関わることを勝手に諦めるのは止めよう」と思い、積極的に周囲の人々と関わる明るさを取り戻した。

月白琥珀(つきしろ こはく)

sakurasnowdrop
sakurasnowdrop
@sakurasnowdrop

Related Articles関連記事

やなぎなぎ(ガゼル)の徹底解説まとめ

やなぎなぎ(ガゼル)の徹底解説まとめ

やなぎなぎとは、2012年2月29日にデビューした女性シンガー。 所属芸能事務所はインクストゥエンター。所属レコードレーベルはNBCユニバーサル。 デビューシングル「ビードロ模様」は、アニメ「あの夏で待ってる」のエンディングテーマを担当した。 その後も次々と人気アニメのタイアップし、着実に知名度を上げていく。

Read Article

supercell(スーパーセル)の徹底解説まとめ

supercell(スーパーセル)の徹底解説まとめ

supercell(スーパーセル)は、コンポーザーの“ryo”を中心にイラストレーターやデザイナーが集ったクリエイター集団。 当初メンバーにボーカルはおらず、ボーカロイド「初音ミク」を用いてのリリースを行う。 2007年に代表曲、「メルト」を発表、以後も5曲連続ミリオン再生達成という金字塔を打ち立て、初音ミク、ニコニコ動画の爆発的流行を作った。

Read Article

色づく世界の明日から(第13話『色づく世界の明日から』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第13話『色づく世界の明日から』)のあらすじと感想・考察まとめ

時間魔法の儀式の準備が整い、魔法写真美術部は1人1人瞳美にお別れの挨拶をした。最後に葵の順番になり、葵は自分の想いを告げることなく瞳美を未来へ送り出そうとする。その時、琥珀の時間魔法とは違う魔法が発動し、葵と瞳美は2人だけの空間に閉じ込められ、お互いの想いを告げた。すると、瞳美が見る景色に色が戻り、瞳美は無事に未来への帰還を果たした。 今回は「色づく世界の明日から」第13話『色づく世界の明日から』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第1話『キミノイクベキトコロ』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第1話『キミノイクベキトコロ』)のあらすじと感想・考察まとめ

幼い頃に色覚を失ってしまった高校2年生の少女・月白瞳美は、魔法使いである祖母から「高校2年生の私に会いに行きなさい。」と突然伝えられ、時を遡る魔法をかけられる。瞳美が辿り着いたのは、瞳美が生きていた時代から60年前に当たる西暦2018年の長崎だった。長崎の街を迷っていた瞳美は、南ヶ丘高校の生徒に偶然出会い、当時の祖母の実家に行くことができた。 今回は「色づく世界の明日から」第1話『キミノイクベキトコロ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第6話『金色のサカナ』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第6話『金色のサカナ』)のあらすじと感想・考察まとめ

瞳美は初めて作った星砂を葵にプレゼントとして贈り、葵が星砂を使ってみたところ、金色の魚が飛び出して周りを泳ぎ始めた。それは葵が小学生の時に賞を受賞した絵に描いた魚だったのだ。なぜ金色の魚が現れたのかが分からない中、瞳美と葵はグラバー園での撮影会に行くことになる。そこで瞳美は無意識に魔法を使ってしまい、葵の絵の中に入ってしまった。 今回は「色づく世界の明日から」第6話『金色のサカナ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第5話『ささやかなレシピ』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第5話『ささやかなレシピ』)のあらすじと感想・考察まとめ

琥珀が参加して発足した「魔法写真美術部」の懇親会が行われることになった。その準備に追われていたある日、瞳美はまほう屋の店番を頼まれたことをきっかけに、積極的に魔法の練習をするようになる。瞳美が初めて作った星砂は、葵のために作った物だった。一方、あさぎが将へ抱く恋心にも変化が起きる。 今回は「色づく世界の明日から」第5話『ささやかなレシピ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第10話『モノクロのクレヨン』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第10話『モノクロのクレヨン』)のあらすじと感想・考察まとめ

あさぎは将に告白された瞳美を避けてしまっていたが、瞳美が勇気を出して話しかけたことで仲直りをする。一方、魔法写真美術部は文化祭に向けてイベントの準備を進めており、琥珀は魔法で人を絵の中に送り込む企画を提案した。試しに、瞳美と琥珀は協力して葵が描いた絵の中に部員たちを送り込んだ。その絵の中で、葵は瞳美の辛い過去の光景を見てしまう。 今回は「色づく世界の明日から」第10話『モノクロのクレヨン』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第12話『光る光る この一日が光る』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第12話『光る光る この一日が光る』)のあらすじと感想・考察まとめ

2日間の文化祭は無事に終わりそうだった。あさぎは葵と瞳美に思い出を作ってもらうために2人に自由時間を与えることをこっそり提案し、2人は文化祭の出し物を楽しむ。しかし、葵と瞳美はお互いに自分の想いを伝えることなく、後夜祭を迎えてしまった。 いよいよ夜の公園で、瞳美を未来へ帰すための時間魔法の儀式が始まる。 今回は「色づく世界の明日から」第12話『光る光る この一日が光る』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第2話『魔法なんて大キライ』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第2話『魔法なんて大キライ』)のあらすじと感想・考察まとめ

瞳美は失くしてしまったアズライトを見つけたが、元の時代に帰る方法はまだ分からず、高校生の祖母・琥珀が留学先から帰国するまで待つことになった。その間、琥珀の両親の提案で瞳美は地元の高校に通うことになる。戸惑いながら高校に初登校した瞳美が出会ったのは、2018年に来た時に迷い込んでしまった家の少年・葵だった。 今回は「色づく世界の明日から」第2話『魔法なんて大キライ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第7話『ヴィーナスの重荷』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第7話『ヴィーナスの重荷』)のあらすじと感想・考察まとめ

再び色が見えなくなった瞳美は、葵とぎくしゃくしたまま夏休みに入った。一方、胡桃は将来について悩みを抱えていた。そんな中、魔法写真美術部は毎年恒例のキャンプ合宿の準備に取り掛かる。そしてキャンプ合宿当日、胡桃は元気づけられる言葉を千草にかけられて元気を取り戻し、瞳美も葵との心理的距離が縮まってあることを決意する。 今回は「色づく世界の明日から」第7話『ヴィーナスの重荷』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第4話『おばあちゃんはヤメテ!』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第4話『おばあちゃんはヤメテ!』)のあらすじと感想・考察まとめ

琥珀が留学先から帰国し、写真美術部に入部した瞳美と同じクラスになった。琥珀も写真美術部に興味を持ち、部活のミーティングに着いてきた。魔法を見事に使いこなし、部員のみんなとも、たちまち仲良くなる琥珀。瞳美は自分と正反対な琥珀の姿に圧倒されるばかりだった。そんな中行われた夜景の撮影会では、瞳美と部活メンバーとの距離が一気に縮まる出来事が起きる。 今回は「色づく世界の明日から」第4話『おばあちゃんはヤメテ!』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第8話『ほころびのカケラ』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第8話『ほころびのカケラ』)のあらすじと感想・考察まとめ

琥珀は瞳美が未来に帰らなくてはいけなくなった時のため、夏休みを通して時間魔法についての勉強と実践を重ねていた。また、どうしたら瞳美がまた色を見ることが出来るのかを考え、実験をした。しかし、琥珀の時間魔法は一向に上手くいかず、琥珀は失敗する度に落ち込む。 一方、瞳美は魔法写真美術部の部員たちとの時間を楽しく感じていて、60年後に帰りたくないと考えるようになっていた。 今回は「色づく世界の明日から」第8話『ほころびのカケラ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第11話『欠けていく月』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第11話『欠けていく月』)のあらすじと感想・考察まとめ

魔法写真美術部の部員たちが文化祭の準備に奔走する中、瞳美が少しの間だけ消失する事件が起きる。琥珀が調べた所、瞳美が未来に帰らなければいけない時が近づいており、早く未来へ戻らなければ瞳美は時のあわいに閉じ込められてしまうことが分かった。 瞳美は残された時間が少ないことを知り、葵に自分のある想いを打ち明けた。 今回は「色づく世界の明日から」第11話『欠けていく月』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第9話『さまよう言葉』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第9話『さまよう言葉』)のあらすじと感想・考察まとめ

写真の腕を上げるため、瞳美は将にアドバイスを求め、将は瞳美に一緒に撮影会に行くことを提案する。休日に様々な名所を巡った2人が帰り道につこうとした時、将は瞳美に大胆な告白をした。戸惑った瞳美はその場から逃げ出し、次の日から将を避けてしまう。将の告白をきっかけに瞳美と将、あさぎ、葵の間の恋模様には大きな変化が訪れる。 今回は「色づく世界の明日から」第9話『さまよう言葉』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

色づく世界の明日から(第3話『No Rain, No Rainbow』)のあらすじと感想・考察まとめ

色づく世界の明日から(第3話『No Rain, No Rainbow』)のあらすじと感想・考察まとめ

新入生が体験入部する部活を決めるための「クラブ活動紹介」の日、瞳美は葵の絵が忘れられずに写真美術部を訪れる。色が見えないことを隠したまま、瞳美は絵を書き、カメラを手にした。しかし、突然のハプニングで瞳美が写真撮影会のモデルを務めることになってしまった。戸惑いながらもモデルを引き受けた瞳美だが、思わぬトラブルに見舞われる。 今回は「色づく世界の明日から」第3話『No Rain, No Rainbow』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

目次 - Contents