涼宮ハルヒの憂鬱の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

『果報は寝て待て。』昔の人は言いました。でも、もうそんな時代じゃないのです。地面を掘り起こしてでも、果報は探し出すものなのです！ だから、探しに行きましょう！

SOS団の活動として、不思議を探し出すための一環として「悩み相談」を公言しているものの、一向に依頼が入ってこない。そこで、ハルヒが部長として「自分たちから探しに行こう」と宣言したもの。ハルヒの行動力と積極性の高さを示すシーンである。

禁則事項です。

朝比奈は実は本物の未来人だった。
それを知ったキョンはあらゆる質問をぶつけるが、未来に関する重要な情報は漏らしてはいけないらしく、朝比奈から返ってくる答えは大抵が上記のセリフである。
朝比奈の代名詞的セリフとして有名となっている。

あんたさ、自分がこの地球でどれほどちっぽけな存在なのか、自覚したことある？

ハルヒが非日常を追い求めるようになったきっかけは、ある日ふと「自分は何も特別じゃない」と自覚してしまったことによる。球場で何万人という人間を目の前にし、自分はその何万人の中のたった一人でしかないんだと自覚した、過去の体験を帰り道に突然始めたハルヒの最初のセリフである。この一文にハルヒの悩みの全てが詰まっており、ハルヒという人間の根幹と言える。

あたしが世界で一番楽しいと思ってるクラスの出来事も、こんなの日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ……日本全国の全ての人間から見たら普通の出来事でしかない……そう気付いた時、あたしは急に、あたしの周りの世界が色褪せたみたいに感じた。夜、歯を磨いて寝るのも、朝起きて朝ごはんを食べるのも、どこにでもある、みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、途端に何もかもがつまらなくなった。

非日常を追い求めるようになったきっかけの、過去の話を語るハルヒ。
自分は決して特別なんかじゃなく、何万人どころじゃない数の人間の中のたった一人であることへの憂鬱を語る。
このように、ハルヒは言動こそ破天荒であっても、読者にとって共感できる思想が多くあり、それが多くの読者を惹きつける要因の一つであると思われる。タイトルの「涼宮ハルヒの憂鬱」の由来となるシーンである。

あんただってつまんない世界にうんざりしてんじゃないの！？

ハルヒにはハルヒ自身も無自覚な、「世界を作り変える力」が備わっていた。そのため、ハルヒの周りに宇宙人や未来人や超能力者が集まり、世界の安定のために暗躍していたのだが、ついにハルヒは「世界は退屈だ」と見切りをつけ、新たに世界を創造しようとしていた。
誰もいない灰色の世界でハルヒと二人きりで目覚めたキョンは、元の世界にいる超能力者の古泉から通話でその事情を聞き、ハルヒを説得しようと試みる。
ハルヒは全てにおいて無自覚なものの、非日常な今の事態に目を輝かせ、半ば受け入れている様子で、「元の世界に戻りたい」というキョンに反対し上記のセリフを返した。
その言葉にキョンも否定はできず、しかしその「つまらない世界」もそれなりに楽しい日常だったと気付かされるのだった。

実は俺、ポニーテール萌えなんだ。いつだったかのお前のポニーテールはそりゃもう反則なまでに似合ってたぞ。

長門や朝比奈からの情報を元に、世界を元に戻すための手段が「ハルヒとのキス」であることを知るキョン。そのため、急ぎ、上記のセリフを発して唇を重ねたのだった。
キョンのセリフで最も有名と言っていい代名詞的セリフとして、名言とされている。

言っとくけど狙うのは優勝よ！ 一敗も許されないわ！ あたしは負けることが大嫌いだから！

野球大会にSOS団で出場しようというハルヒが、続けて意気込んで宣言したもの。
字面にしてみれば負けず嫌いな性格が前面に表れただけのセリフだが、ハルヒには無意識の世界改変能力があるため、実際に大会で負けそうになった際にはストレスで世界崩壊の片鱗を見せた。
このような他愛ない日常のワンシーンにも、キョンたちはハルヒの能力に振り回されている。それを示す代表的なセリフである。

解らんからって他人任せにしてたら永遠に解らんままだぜ。

SOS団のウェブサイトにロゴマークを載せてくれというハルヒに対するキョンの言葉。
やり方が分からないからとキョンに丸投げしようとするハルヒへの反論なのだが、破天荒なハルヒにこれほど真っ当な常識を語る辺りは、一般人代表としてさすがと言える。

混乱する前に考えをまとめることは、人生のあらゆる岐路で有益だ。