ゾンビ(Dawn of the Dead)のネタバレ解説・考察まとめ
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『ゾンビ』とは、1978年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督のホラー映画。日本では1979年に公開された。北米では 「Dawn of the Dead」それ以外の国では「ゾンビ」(Zombie)が題名である。
ゾンビが大発生して社会秩序が崩壊しだした世界で、主人公4人が生き延びるべくショッピングモールに籠城するが、やがてそのモールも人間の略奪者から襲われてしまう。
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長身で2枚目の白人男性。ヘリコプターのパイロット。ピーターやロジャーと違い、銃器の扱いには慣れていない。それ故、ゾンビ退治の際負い目を感じていたが、彼らと行動を共にすることで仲間意識が芽生える。暴走族がモールに侵入した際「ここにあるものは俺達のものだ。」と物欲にかられ、発砲したことにより戦闘となり負傷する。エレベーターの天井から脱出を試みるが、襲われてゾンビになってしまう。ゾンビになっても僅かに生前の記憶が残っており、隠れ場所へのドアを開けてしまい、大量のゾンビを連れてきてしまう。最後はピーターに射殺される。
フランシーン・パーカー(演:ゲイラン・ロス)
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金髪の女性、テレビ局員でスティーブンの恋人。混乱するテレビ局内でこっそりとヘリコプターに乗り込み脱出をする。当初はゾンビに怯えるか弱い女性だったが、ピーター達の足手まといにならないよう射撃やヘリコプター操縦の練習をして活躍する。モール内で暮らしている中、妊娠しているとわかる。
モール内に暴走族が侵入して大混乱となり、その結果スティーブンが死亡した事実を受け止めると、ヘリコプターを操縦しピーターと共にモールを脱出した。
フォスター博士(演:デヴィッド・クロフォード)
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日本語吹き替え版では「惑星の爆発の影響でゾンビが発生した。」と発言内容が大幅に変えられた。
テレビ番組内でゾンビが発生した原因およびゾンビの活動を止める方法の自説を力説する。
バーマン(演:デヴィット・アーリー)
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テレビ局のスタッフもゾンビの存在を肯定する中、一人否定した。
ゾンビの存在をを認めようとせず「死者が蘇る訳がない、集団ヒステリー現象だ。」と主張する。
ラウシュ博士(演:リチャード・フランセ)
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過激な発言でテレビ司会者から非難される
「ゾンビを完全に駆除することは出来ない。人間は自らの肉体の30%を提供してゾンビと共存するしかない」と主張する。
テレビキャスター(演:ハワード・スミス)
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学者の意見に混乱して、うんざりする司会者
テレビ番組内でラウシュ博士の意見を聞くも呆れかえってしまう。
ギブンズ(演:ダニエル・ディートリヒ)
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部下が指示に従わないので、正常な放送をするために奔走する。
テレビ局員でフランの上司。テレビ局員のスタッフが混乱して生放送中に勝手な行動をとるので部下を叱責してテレビ放送を続けようとする。
SWAT指揮官(演:フレッド・ベイカー)
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ゾンビ発生の混乱の為、警察も自制しきれなくなっていた。
アパートに籠城するプエルトリコ系住民に退去勧告をし、SWAT部隊を突入させるよう決断する。
ウーリー(演:ジョン・パシィシコ)
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』とは、1968年アメリカで公開されたホラー映画。死者が蘇り人を襲い始める事件に直面した主人公たちが一軒家に籠城して内輪で争いながらも、死者からの襲撃をから一夜を生き抜くという内容である。11万ドルの予算で製作され1800万ドルの収入を上げた。 原作はジョン・A・ルッソ、監督はジョージ・A・ロメロ。「ゾンビ」というモンスターは本作品で創作され登場した。人種、社会問題をも作品に反映しており、単なる恐怖映画を超えた名作としてロングランを続けた。
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目次 - Contents
- 『ゾンビ』の概要
- 『ゾンビ』のあらすじ・ストーリー
- 崩壊する社会
- 脱出
- 束の間の休息
- 仲間の犠牲
- 襲撃者
- 再び脱出の旅へ
- 『ゾンビ』の登場人物・キャラクター
- ピーター・ワシントン(演:ケン・フォリー)
- ロジャー・デマルコ(演:スコット・H・ライニガー)
- スティーブン・アンドリュース(演:デビッド・エンゲ)
- フランシーン・パーカー(演:ゲイラン・ロス)
- フォスター博士(演:デヴィッド・クロフォード)
- バーマン(演:デヴィット・アーリー)
- ラウシュ博士(演:リチャード・フランセ)
- テレビキャスター(演:ハワード・スミス)
- ギブンズ(演:ダニエル・ディートリヒ)
- SWAT指揮官(演:フレッド・ベイカー)
- ウーリー(演:ジョン・パシィシコ)
- ロッド(演:ロッド・スタウファー)
- マルティネス(演:ジョー・セルビー)
- 神父(演:ホセ・デル・グレ)
- 暴走族ブレイズ(演:トム・サヴィーニ)
- 暴走族ルディ(演:ルディ・リッチ)
- 暴走族ラリー(演:ラリー・ヴァイラ)
- テレビディレクター(演:ジョージ・A・ロメロ)
- テレビプロデューサー(演:クリスティーン・フォレスト)
- 『ゾンビ』の用語
- SWAT部隊
- モール
- 死者への敬意
- 暴走族
- 『ゾンビ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ヘッドショット
- ヘリコプターゾンビ
- 「地獄が満員になったので現世を彷徨うのさ。」
- 「なるべく蘇らないように頑張るよ。」
- ショッピングモールを彷徨うゾンビ
- エレベーターゾンビ
- 『ゾンビ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 監督のロメロがカメオ出演している
- 次回作「死霊のえじき」の出演者が僅かに出演している
- 誰もいないはずの駐車場にトラックが走っている
- 多数の編集バージョンが存在する
- 米国劇場公開版
- ダリオ・アルジェント版
- 日本劇場公開版
- ディレクターズ・カット版
- ラフカット版
- ドイツ・ファイナルカット版
- テレビ東京放送版 1980年10月16日放映バージョン
- テレビ東京放送版 1982年7月1日放映バージョン
- 没になったエンディングがある
- 『ゾンビ』の主題歌・挿入歌