Cutie Honey Universe(キューティーハニー)のネタバレ解説・考察まとめ

『Cutie Honey Universe』とは、永井豪原作の伝説のアニメ「キューティーハニー」のリメイク版アニメの第4作である。
聖チャペル女学園に通う女子高生・如月ハニーが変身する愛の戦士、キューティーハニー。彼女は多彩な姿と能力を使い、空中元素固定装置を狙う邪悪な犯罪組織パンサークローと戦っている。
そんなハニーにパンサークローの首領・シスタージルは捜査官ジュネとして接近、頼もしい味方を装ってハニーと空中元素固定装置の秘密を探るのだった。

アイアンサドーが変身していた女性市長の「女性の積極的登用を」というフレーズに騙され、意思を奪われた人形にされた女性たちを嘲笑する台詞である。前述のようにラディカルフェミニズムや政治への風刺でもあるが、女性を食い物にする女性というアイアンサドー、ひいてはパンサークローの悪辣さを示すものでもある。アイアンサドー自身がシスタージルに盲目的に尽くしながら死後はそのジルから役立たずのゴミクズと切り捨てられたことを考えると尚更重い。

第6話「あなたの幸福を祈る」

シスタージル「ハニー…お前は何物にも縛られない、それこそ唯一の存在……ならば、最も孤独で気高き、美しき獣にならなければならない」「美しい…終わりの始まりだ……聞こえるぞ…切り裂かれ、失われるお前の魂の叫びが、生まれ変わる獣の咆哮が!」「以前会った時も綺麗な月夜だったな……今宵は一段と美しい、まるでお前の心のようだよハニー」

ハニーに対する妄執を募らせるあまり、ハニーから心の拠り所となる何もかもを奪ってしまおうとするジルの狂気がここにある。
空前の大虐殺を前にしても学園生徒やパンサークロー構成員のことはまるで頭になく、ただハニーのことだけを考えているのだ。

ドラゴンパンサー「功名心に駆られるやつは将の器ではない」

手柄欲しさに独断専行したスネークパンサーに対しての台詞である。
原作漫画版やその他のメディアミックスでも最強格の怪人として扱われているだけあって武人らしいキャラ付けがされている。

秋夏子「お前たちに捕まる如月ハニーじゃないぞ!」

傷つき倒れたハニーから目を逸らすため、化けていた岩の偽装を解きパペットパンサーの大部隊を挑発する夏子。
逃げ続けて走れないほど疲弊していたはずだったが、友のために立ち上がったのだ。

原作漫画版だとこの後に殺害されるのだが、今作では直子の助けで無事生き延びている。

直子「ちくしょう…笑え!」

ハニーと夏子を救うため、スネークパンサーが投下させた爆弾を受け止めた直子。
死にゆく中で脳裏をよぎった子分たちは、いつもハニーに甘い自分のことを笑っていた。
その子分たちもパンサークローの攻撃で死んでしまった。あの世で会っても、きっと笑われるだろう。

キューティーハニー「パパを殺しただけでなく…学園を破壊し、友を殺し…許さない! パンサークローォォォォォ!」

学園の仲間も先生も皆殺しにされ、そして友であった直子まで自分と夏子を庇って死んでいった。
自分のために大切な人たちを殺されたハニーの憤怒と慟哭は、血の涙となって目から流れるのだった。

第7話「あなただけに尽くします」

シスタージル「さすがは我が愛しのバディ…これからじっくりといたぶり、お前の心の闇を開いてやる」

もはやハニーを獲物ではなく別たれた半身とすら思い始めたシスタージルの妄執。目的が空中元素固定装置ではなくハニーの闇堕ちへと切り替わった感すらある。

如月ハニー「パンサークローは…みんな私がやっつけるから!」

この台詞の時のファイティングポーズといい、痛々しいほどの空元気である。
夏子と青児もそれを知っているから心配顔で無言を貫くしかなかった。

秋夏子「うれしいな、一緒にいられて」

家族の元に帰らずハニーに寄り添うことを選んだ夏子。
本当はハニーに気持ちをぶつけたい、苦しみを分かち合いたいけれどハニーはそれをさせてくれない。
だからこの言葉に思いを集約させるしかなかった。

如月ハニー「なっちゃん、大好き」

夏子が心の痛みを分かち合おうとしていること、しかし自分にはそれができないことを知っているからこう返すしかない。
色々な感情の詰まった「大好き」だった。

ジュネ「今度三人で食事にでも行こう…おいしいものを食べ、ゆっくり会話すれば元気も出るだろう…人間とはそういうものだ」

台詞だけなら普通にいいことを言っているように聞こえるが、この時のジュネの笑顔はひたすら禍々しい。
薄気味悪く夏子を絡め取るような、そんな粘着質な気持ち悪さだ。
夏子の話にまともに取り合わずただひたすらにハニーへの好意というより執着を押し付けてくるジュネの姿は夏子を恐怖させるに充分だった。

如月ハニー「私が…もっと…強かったら……みんなを…守れたのに……」

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