覇穹 封神演義(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『覇穹 封神演義』は、藤崎竜による漫画『封神演義』を原作とするアニメ作品。中国・明代に書かれた怪奇小説『封神演義』をベースに、コメディやオマージュなどの要素を取り入れた作品となっている。同原作のアニメはこれが2作目だが、1作目とのつながりはなく、物語中盤の「仙界大戦」にフォーカスした作品となっている。
古代中国。仙人である太公望は、人間界を荒らす悪しき仙人を封じる「封神計画」の実行役を師から任される。様々な人間や仙人を味方にしながら、太公望は人間界を脅かす邪仙・妲己の打倒を目指していく。

CV:岡本信彦

崑崙十二仙に相応する金鰲十天君のリーダー的存在。
200年前は元始天尊の1番弟子だった王奕(おうえき)である。
崑崙山と金鰲島の不可侵条約のため、楊戩と交換され、金鰲島に住むこととなった。その際、妖怪の襲われないよう幽閉されたため、精神を病んだところを妲己につけ込まれる。

その他の仙人・道士

申公豹(しんこうひょう)

CV:鳥海浩輔

常に敬語で話し、飄々と捉えどころのない仙人。最強の宝貝・雷公鞭(らいこうべん)を持ち、最強の霊獣・黒点虎(こくてんこ)に乗る。
普段は、妲己の友として、殷の王宮に住んでいる。太公望が「封神計画」を任されたと聞いて偵察に行った際、太公望に服装をバカにされたことに激怒し、雷公鞭をふるった。太公望を圧倒するも、頬にかすり傷を受ける。5000年生きていて、初めて自分の血を見たことにより、太公望をライバルと認定する。

人間

紂王(ちゅうおう)

CV:浪川大輔

殷王朝第30代目の皇帝。文武に優れた賢君であり、民衆から慕われていた。しかし、元々女癖が悪い上に、妲己による誘惑の術をかけられ、妲己の操り人形になってしまう。後宮に入り浸り、治世や政治に全く関心を無くしてしまった。その結果、悪政を布くこととなる。

黄飛虎(こうひこ)

CV:細谷佳正

先祖代々殷王朝に仕える黄家の中心人物。国の軍事を統括する鎮国武成王を務める。4児の父親。
度量が広く快活な性格。生まれながらにして仙人骨を持つ天然道士で、凄まじい攻撃力と妲己の誘惑術に勝る精神力を有する。妲己の策略により妻・賈氏(かし)と妹・黄氏(こうし)を殺されてからは周側につく。

武吉(ぶきち)

CV:内田雄馬

西岐の首都・豊邑の近郊で、木こりをしていた青年。武成王同様、天然道士とよばれる生まれつき仙人骨をもつ超人。太公望を「お師匠さま」と呼んで慕っているが、当初は弟子入りを拒否されていたが、いつの間にか太公望に帯同するようになる。

姫昌(きしょう)

CV:清川元夢

殷の西にある西岐を治める西伯候。26人の妻と100人の子を持つ。常に民のことを考え、自身の身が危うくても紂王に諌言出来る数少ない人物である。妲己の罠にはまり数年間幽閉された上、長男の伯邑考を殺されてしまった。伯邑考の死がきっかけで、拒食症となり、次男と太公望に今後を託し、衰弱死してしまった。

姫発(きはつ)

CV:小野大輔

姫昌の次男。女好きな遊び人だが正義感が強く、1度何かを決意するとそれを断固としてやり遂げる行動力の持ち主。
「このままでは周は殷に滅ぼされる」と判断し、太公望と共に殷に立ち向かう。

霊獣

四不象(スープーシャン)

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