宇宙よりも遠い場所(よりもい)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙よりも遠い場所』(そらよりもとおいばしょ)とは、マッドハウス製作のオリジナルアニメ作品。国内外で絶賛された作品で、「2018年 最も優れたテレビ番組」の1つに選出された。略称は「よりもい」。
何かを始めたいが何も始められない高校2年生の玉木マリは、周りに無理と言われ続けながらも夢を諦めない少女、小淵沢報瀬と出会う。高校を中退した三宅日向と、タレントをしているために友達を作ったことのなかった白石結月の二人も巻き込み、4人はそれぞれの理由から“宇宙よりも遠い場所”こと『南極』を目指していく。

CV:早見沙織
北海道在住のタレント。幼い頃からタレントとして過ごしてきた為に転校が多く友達が出来たことがなかった。その為にずっと友達が欲しいと思っていた。
民間南極観測隊の一員として南極に行くことが決まっていたが、友達作りに大事な高校一年生という時期に学校から離れてしまう為嫌がっていた。自分の南極へ行く役割を南極へ行きたがっている報瀬達に代わって貰おうと押し掛けたことで彼女らと出会う。
仲が良かったマリと報瀬と日向を友達だと思っていたが、実際は南極へ行くことにしてから集まった仲間であり友達だと思ってなかったことを聞き、自分も仲間になりたいと南極行きを決意した。
報瀬達よりも一個年下だが、しっかりした性格をしている。

南極観測隊

藤堂吟(とうどう ぎん)

CV:能登麻美子
報瀬達の乗り込んだ民間南極観測隊「南極チャレンジ」の隊長。
報瀬の母である小淵沢貴子とは高校生からの知り合いで、報瀬が幼い頃から顔を合わせているものの口下手な為に打ち解けるには至っていなかった。貴子が南極で行方不明なった際にも同行しており、彼女の判断で捜索の打ち切りをしたという経緯があり報瀬からは恨まれていると思っていた。

前川かなえ(まえかわ かなえ)

CV:日笠陽子
民間南極観測隊「南極チャレンジ」の副隊長。
南極観測隊で、隊長の藤堂吟や報瀬の母小淵沢貴子と出会い、貴子が行方不明になった際にも同行していた。
あまり喋らない隊長の藤堂吟に変わって、資金面のやり繰りの為の交渉なども行っている。白石結月が女子高生にして南極観測に同行することになったのも、スポンサーが少ない為の資金不足を少しでも解消する為の作戦の一環だった。

鮫島弓子(さめじま ゆみこ)

CV:Lynn
民間南極観測隊「南極チャレンジ」の料理長をしている。普段の仕事は給食のおばさん。
男勝りな性格をしていて、砕氷艦しらせに乗った報瀬達に仕事を振ったり、船の事を教えたりと面倒を見ている。

財前敏夫(ざいぜん としお)

CV:松岡 禎丞

民間南極観測隊の通信担当。パソコンなどの機械にも強い。
観測隊の隊長である藤堂吟に想いを寄せていたものの、「船には恋愛を持ち込まない」と言い気持ちを我慢していた。しかし、報瀬が吟の昔からの知り合いであると知ると吟についてなにか情報はないかどうか聞き出そうとするのだった。敏夫のこの行動が、結果として吟と報瀬の間にあったわだかまりを吐き出させるきっかけになる。
吟の事が好きな理由は「守ってくれそうだな」というもので、話を聞いていた結月達に呆れられた。
吟が貴子の死を思い出し泣いていたのを見て、自分では吟を救えないと吟への思いを諦めた。

氷見大(ひみ だい)

CV:福島潤

観測隊の建築班担当。
無口な性格で、大柄の男性。敏夫と仲がいい。結月の大ファンであり、観測隊で一緒になったことを喜んでいたものの直接話掛けたのは、結月達が南極から帰る直前だけであった。
南極から帰った後の仕事の事を悩んでいた結月の前で、結月の歌った「フォローバックが止まらない」を流したり、帰国直前には帰国後に撮られるドラマを楽しみにしていると伝えたりなどした彼のおかげで、結月は自分を待ってくれるファンもいると仕事に対して積極的になれるのであった。

轟信恵(とどろき のぶえ)

CV:阿澄佳奈

観測隊の地質学者。
日本に残してきた恋人のユウくんが常に気になってしまっている女性。研究は真面目にやっているらしいが、ユウくんからのメールが来ないと落ち込んでしまい、会話にならない時もある。
南極で越冬せずに帰国する夏隊が帰る時には、別れを惜しみ土産を渡す他の隊員に紛れてユウくんに作った手編みのセーターを届けるよう日向達に頼むのだった。

佐々木夢(ささき ゆめ)

CV:遠藤綾

観測隊の天文学者。
報瀬の母である貴子の後輩であった。女子の研究者であるものの、南極観測隊員の一員としての十分な体力があり、船に慣れる前の結月達に驚かれた。
無口であまり表情が変わらず、生真面目な性格をしている。

shuichi
shuichi
@shuichi

目次 - Contents