宇宙よりも遠い場所(よりもい)のネタバレ解説・考察まとめ
『宇宙よりも遠い場所』(そらよりもとおいばしょ)とは、マッドハウス製作のオリジナルアニメ作品。国内外で絶賛された作品で、「2018年 最も優れたテレビ番組」の1つに選出された。略称は「よりもい」。
何かを始めたいが何も始められない高校2年生の玉木マリは、周りに無理と言われ続けながらも夢を諦めない少女、小淵沢報瀬と出会う。高校を中退した三宅日向と、タレントをしているために友達を作ったことのなかった白石結月の二人も巻き込み、4人はそれぞれの理由から“宇宙よりも遠い場所”こと『南極』を目指していく。
昭和基地とは、南極圏内の東オングル島にある日本が持つ南極の天体、気象、地球科学、生物学の観測を行う施設。作中内だけでなく、実際に存在する施設である。
1957年に東オングル島に着いた日本の第一次南極観測隊が命名し建設され、現在でも使用されている。
施設は管理棟、居住棟、発電棟、汚水処理棟、環境科学棟、観測棟、情報処理棟、衛星受信棟、焼却炉棟、電離層棟、地学棟など、六十以上の棟からなっている。
作中では民間に払い下げられた設定で、それを民間南極観測隊の基地として使用している。
越冬をしないマリ達は夏対応の宿舎「レイクサイドホテル」に泊まるはずだったが、三年ぶりの昭和基地でメンテナンスが間に合わなかった為に居住棟の方で個室にしてもらうことになる。
フリーマントル
西オーストラリア州にある街。西オーストラリアの主要な港であり、南極へ向かう観測隊員達の乗り込みや物資の積み込みなどが行われる場所。
作中では、フリーマントルへ行くための乗り継ぎとしてシドニーに一時的に泊り、そこで日向がパスポートを無くすという事件を起こした。
またフリーマントルで物資の買い出しをする様子も描かれている。
七神屋ペンギン饅頭号
民間南極観測隊が南極へ行く為に使われる砕氷船の名称。作中では砕氷船、砕氷艦、観測船などとも呼ばれる。氷の上に乗り上げ自重で氷を砕けるように設計されている、氷に閉ざされた地である南極に行く為の船。
作中でのオリジナルであり、現在でも自衛隊が使っている二代目しらせという砕氷艦が民間に払い下げられた為に、それを改造して作られたという設定である。
吠える四十度、狂える五十度、叫ぶ六十度
報瀬達を脅そうと、保奈美が言った緯度四十度以上の海域のこと。
通常の海域では、大陸がある為に海流や風の勢いを止めてくれている。しかし、南極付近の緯度には大陸がないために、その勢いが直接船にぶつかり船が非常に揺れるという。
作中でマリ達は、船酔い中にこの海域に入ってしまい酷く苦しめられることになる。しかし、その苦しさを乗り越えたことでさらに絆を深くするのだった。
『宇宙よりも遠い場所』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
報瀬「じゃあ、一緒に行く?」
第一話で、報瀬の南極に行くという夢を手伝いたいと言ったマリに、報瀬が返した一言。この一言がきっかけで、失敗を恐れてなにも始めることが出来なかったマリは南極という遥かに遠い場所を目指す決意をしたのだった。
マリ「私の青春動いてる気がする」
南極に行く為に、観測隊員の協力者を作ろうとする報瀬達だったが、報瀬の知り合いに見つかってしまい追い掛けられる。そんな時、突然笑い出したマリが追いかけられてるにも関わらず嬉しそうに言った言葉。なにも始められなかったマリが、なにかを始めたと実感した瞬間だった。
結月「そっか……そうなったら……軽く死ねますね」
なかなか見れないというオーロラをもし見れれば、南極でオーロラを見た唯一の高校生になれると聞いた結月が言った一言。今まで良くない意味で使っていた「死ねますね」という口癖が、良い意味に使われた結月の心の変化を感じるシーン。
マリ「どこかじゃない、南極だって」
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宇宙よりも遠い場所(よりもい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『宇宙よりも遠い場所』とは、それぞれの目的から南極を目指す少女たちの姿を描いたアニメ作品。 高校2年生の玉木マリ(キマリ)は、同級生の小淵沢報瀬が“南極で行方を絶った母を追う”ために並みならぬ努力していることを知り、彼女と共に南極に行くことを決意。フリーターの三宅日向、タレントの白石結月もここに加わり、彼女たちは一致団結して南極を目指していく。 キマリたちのみならず、それを見守る大人たちにも、数多くの名言が存在する。それらは国境を越えて多くの人々の心を震わせ、世界的な評価を受けるに至った。
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宇宙よりも遠い場所の魅力・感想まとめ【よりもい】
『宇宙よりも遠い場所』は南極を目指して観測船で旅する4人の女子高生たちの青春を描くオリジナルアニメ作品である。透明感のある作画が魅力で、背景まで大変緻密に描写されている。2021年の10月からはアニメが再放送される。
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目次 - Contents
- 『宇宙よりも遠い場所』の概要
- 『宇宙よりも遠い場所』のあらすじ・ストーリー
- 目指すは“宇宙よりも遠い場所”
- 南の果てへの船旅
- 凍てつく大陸の日々
- 日本への帰還
- 『宇宙よりも遠い場所』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 玉木マリ(たまき まり)
- 小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)
- 三宅日向(みやけ ひなた)
- 白石結月(しらいし ゆづき)
- 南極観測隊
- 藤堂吟(とうどう ぎん)
- 前川かなえ(まえかわ かなえ)
- 鮫島弓子(さめじま ゆみこ)
- 財前敏夫(ざいぜん としお)
- 氷見大(ひみ だい)
- 轟信恵(とどろき のぶえ)
- 佐々木夢(ささき ゆめ)
- 安本保奈美(やすもと ほなみ)
- 迎千秋(むかい ちあき)
- 小淵沢貴子(こぶちざわ たかこ)
- その他
- 高橋めぐみ(たかはし めぐみ)
- 玉木リン(たまき リン)
- 白石民子(しらいし たみこ)
- 『宇宙よりも遠い場所』の用語
- 昭和基地
- フリーマントル
- 七神屋ペンギン饅頭号
- 吠える四十度、狂える五十度、叫ぶ六十度
- 『宇宙よりも遠い場所』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 報瀬「じゃあ、一緒に行く?」
- マリ「私の青春動いてる気がする」
- 結月「そっか……そうなったら……軽く死ねますね」
- マリ「どこかじゃない、南極だって」
- マリ「絶交無効」
- 報瀬「4人で行くの、この4人で。それが最優先だから!」
- 報瀬「キャッチーで、ウィットで、センセーショナルなリポートをしにこの船に乗り込みました。母が言ってた南極の宝箱、この手で開けたいと思います。みなさん、一緒に南極へ行きましょう!」
- マリ「そうじゃないよ。選択肢はずっとあったよ。でも、選んだよ、ここを。選んだんだよ、自分で」
- 報瀬「ざまぁみろ!」
- マリ「分かった。友達って多分ひらがな一文字だ」
- 報瀬「私の友達を傷つけた代償だよ!」
- マリ「よくない!ここまで来たんだよ。ここまで来たんだもん、1個でいい。報瀬ちゃんのお母さんが確かにここにいたってなにかを……!」
- 報瀬「知ってる」
- 『宇宙よりも遠い場所』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『宇宙よりも遠い場所』の略称は「よりもい」
- 公式HPで公開された「南極チャレンジ!もっともっと南極を知ろう!インタビューリレー」
- 『宇宙よりも遠い場所』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):saya「The Girls Are Alright!」
- ED(エンディング):玉木マリ(CV:水瀬いのり)、小淵沢報瀬(CV:花澤香菜)、 三宅日向(CV:井口裕香)、白石結月(CV:早見沙織)「ここから、ここから」