花咲くいろは(花いろ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花咲くいろは』とは、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品、および、これを原作としたメディアミックス作品。舞台は石川県湯乃鷺温泉街。祖母が経営する温泉旅館「喜翆荘」に住み込みの仲居として働くことになった松前緒花が個性的な従業員に囲まれながらも、様々な経験を通して成長をしていく。

ぼんぼり祭り

湯乃鷺温泉にて毎年10月(神無月)に行われるお祭り。小さな女の子の神様が神無月に出雲に帰る際、道に迷わぬよう人々が、出雲までの道をぼんぼりの灯りで照らしてあげて、そのお礼に女の子の神様がのぞみ札に書かれた皆の願いを出雲の八百万神の元へと届け、叶えてくれるというのが由来。
『花咲くいろは』放送以後、アニメの舞台のモデルとなった石川県湯涌温泉では実際に「ぼんぼり祭り」を主催されることになる。

『花咲くいろは』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

喜翆荘のモデル

「喜翆荘」のモデルは「白雲楼ホテル」という石川県金沢市湯涌温泉にかつて存在した温泉ホテルとされている。1932(昭和7)年、桜井兵五郎により開業した豪華なホテルで、かつては東洋一といわれ、GHQが保養施設として接収したり、昭和天皇・皇后が食事をとったことがあるなど栄華を極めていた。
北欧の様式と南欧の様式、日本の様式を巧みに織り交ぜた外観で本館玄関はフランク・ロイド・ライトの設計だったという。 しかし経営悪化により、1999(平成11)年に倒産し、2006(平成18)年に解体が完了した

湯涌ぼんぼり祭り

『花咲くいろは』のモデルとなった湯湧温泉では、劇中で登場した「ぼんぼり祭り」が作中の設定を再現するかたちで2011年から実施されており、年々来場者数も増加しているという。本来アニメで行われていた「ぼんぼり祭り」を現実に逆輸入した形になる。

喜翆荘のある湯乃鷺温泉のモデルとなった湯涌温泉は、『花咲くいろは』の放送開始以降、多くのアニメファンが訪れる、聖地巡礼の名所となった。当初地元でも認知度が低かったが、次第にインターネット上で噂が広まり、エンドロールに協力地として明記されたことから、2011年のゴールデンウィークには宿泊予約が相次ぐようになった。
そして大々的にタイアップ事業を展開する湯涌温泉では、劇中に登場する架空の神事「ぼんぼり祭り」も観光協会が制作会社P.A.ワークスの協力を得て2011年秋に開催する事を決定した。
毎年7月から約300基のぼんぼりを設置し、10月の連休に祭事を行っている。温泉街入口から湯涌稲荷神社を通り、お焚き上げの儀を行う玉泉湖までの約500メートルを隊列の行列が進む形式である。

『花咲くいろは』の主題歌

『花咲くいろは』オープニング

「ハナノイロ」/作詞・作曲 - きみコ / 編曲・歌 nano.RIPE(第2話 - 第13話)

「面影ワープ」作詞 - きみコ / 作曲 - 佐々木淳 / 編曲・歌 - nano.RIPE(第14話 - 第25話)

『花咲くいろは』エンディング

「Hazy」/作詞 - 坂井季乃 / 作曲・編曲 - 黒須克彦 /スフィア(第2話 - 第5話、第7話、第9話 - 第10話、第12話 - 第13話)

「月影とブランコ」 作詞・作曲 - きみコ / 編曲・歌 - nano.RIPE(第6話、第9話挿入歌)

「夢路」作詞・作曲 - きみコ / 編曲・歌 - nano.RIPE(第8話、最終話)

「細胞キオク」 作詞・作曲 - きみコ / 編曲・歌 - nano.RIPE(第11話)

「はなさくいろは」 作詞 - 原田郁子 / 作曲 - ミト / 編曲・歌 - クラムボン (第14話 - 第21話、第23話、第24話)

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