恋は雨上がりのように(恋雨)のネタバレ解説・考察まとめ

『恋は雨上がりのように』とは、眉月じゅんによる漫画作品。WIT STUDIO制作、ノイタミナ枠でアニメ化された。クールな女子高生・橘あきらはケガにより陸上競技を諦めた。気を落としていたあきらは、偶然入ったファミレスで優しく声をかけてくれる近藤正己と出会い、恋に落ちる。17歳の少女と45歳のおじさんの恋愛を描いた作品。2018年には実写映画化もされた。

アニメサブタイトルは「雨」に関連した言葉

「雨」がキーワードになっている本作。第1話「雨音」、第6話「沙雨」、第10話「白雨」など、アニメのサブタイトルにも「雨」を連想する言葉が使用されている。最終話は「つゆのあとさき」となっており、長い雨の時期が終わって晴れやかな季節を迎えるあきらの心境を表わしたものになっている。

作画の良さが評判の眉月じゅん

瑞々しい作画が好評を得ている作者の眉月じゅん。本作でもあきらの表情や雨の描写はついつい見とれてしまう。また「恋愛」をメインテーマにしつつも、その裏に「自分の本当の気持ちに気付くまでの物語」を描いており、ラストを読むと単なる恋愛漫画ではないことを感じる。
作者は今作以外にもSF要素も詰まった『九龍ジェネリックロマンス』も執筆している。この作品でも美しい作画や巧みなストーリー展開に引き込まれる。

『恋は雨上がりのように』の主題歌

OP(オープニング)CHiCO with HoneyWorks:「ノスタルジックレインフォール」

第1回「ウタカツ!」オーディションでグランプリに輝いたCHiCOと話題のクリエイターチームHoneyWorksとのコラボユニットがオープニング曲を担当。少し切ない歌詞が胸を締め付ける曲となっている。

ED(エンディング)Aimer:『Ref.rain』

Aimerの14枚目のシングルで、『恋は雨上がりのように』とのタイアップがきっかけで製作された。
作品と同じく、“雨”をテーマにした曲になっている。

shuichi
shuichi
@shuichi

Related Articles関連記事

九龍ジェネリックロマンス(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

九龍ジェネリックロマンス(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『九龍ジェネリックロマンス』とは、眉月じゅんが雑誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に2019年49号より連載中のSFラブストーリーである。物語の舞台は、近未来の香港に存在する「第二九龍寨城」。その上空には建設中のコロニー「ジェネリック地球(テラ)」が浮かんでいる。不動産会社に勤務する過去の記憶を持たない女性・鯨井令子が様々な秘密に翻弄されていく中、先輩の工藤発との恋愛模様を描く。恋愛漫画でありながら、SF要素やミステリー要素が混じっているのが本作の魅力となっている。

Read Article

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

【新編集版を見逃した方必見!!】サイコパス1期に無かったシーンが「新編集版」に追加されているのをご存知ですか?本編の補足を兼ねた追加シーンでは、分かりづらかったキャラクターの心理が細かく描かれています。狡噛と対峙する直前の槙島は何を考えていたのか?狡噛はどんな思いで事件捜査にあたっていたのか?などなど…。見れば見るだけ、本編の面白さが濃密に感じられる新規カットについて迫ります!

Read Article

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。

Read Article

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。

Read Article

目次 - Contents