UNDER NIGHT IN-BIRTH(アンダーナイト インヴァース)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『UNDER NIGHT IN-BIRTH』とは、エコールソフトウェアとフランスパンが共同開発した2D対戦格闘ゲームで、家庭版はアークシステムワークスが販売を担当している。夜の街を舞台にし、夜の時間帯でしか使うことができない超常の力に目覚めた「偽誕者(インヴァース)」と呼ばれる人間たちが繰り広げる戦いが主なストーリーとして描かれており、作中の描写や設定などに夜が多く出てくるのが特徴となっている。

本シリーズにおける重要なキーワードのひとつで、人間の魂を喰らう黒く大きな影のような怪物。普段は一般には姿を見ることができず、手で触れたり感じたりすることも不可能な存在となっている。

この虚無に食われた人間は無気力状態となり、最終的に虚無へと変貌する。また、噛まれた程度で済んだり、もしくは食われても虚無とならずに自我を保つなどして生き残った人間は、下記の「偽誕者」となる。

虚ろの夜

本シリーズにおける重要なキーワードで、一ヶ月ごとに世界に訪れる現象。虚無が住まう異世界への扉が開き、虚無が多く現れると共に偽誕者の持つ顕現化も含めた異形の力が強く働くといった異変が起きるのが主な内容となっている。
範囲、規模、周期などは現在明かされていないが、基本的に月の周期ごとほぼ一月ごとに、その上で満月の夜になるのが主に発生条件となり、夜明けを迎えると現象は収まる。

場合によっては一晩で終わらず長期化することがあり、これを永劫七日の間(セブンデイズイモータル)と呼んでいる。また、本シリーズの舞台軸では原因は不明だがなぜか発生が頻発化している。

深淵

虚ろの夜の中枢とされる場所であり、「煌と耀(ひかりとやみ)の祭壇」の別称を持っている。本シリーズのストーリーモードの最終ステージで登場する。

偽誕者(インヴァース)

本シリーズにおける重要なキーワードで、虚無に襲われ、もしくは喰われても生き残ることができた人間。「能力者」と呼ぶこともある。虚無の力を取り込んだことで特殊な能力を発動することができ、本シリーズでは実物は描写されていないが、胸にある器(ヴェゼル)が力の源であり、これを破壊されるとその能力を使うことはできなくなる。

時間の経過と共に力が薄れ、普通の人間に戻れる場合もある一方、逆に力が増すとその力に呑み込まれて虚無となることがあり、凶悪かつ強力な虚無となってしまう場合もある。
そして、その中でも強力な力を持つ能力者が「再誕者(リヴァース)」と呼ばれており、現状では6人存在すると言われている。

顕現化(EXS/イグジス)

偽誕者となった人間が身につける能力で、使用者の思い描く物などのイメージを実体化させることができる。ゲームではパワーゲージとして利用される(FLSの場合はそれに沿って表記も変わる)。

本シリーズの戦いと物語の舞台となる虚ろの夜において主な活躍の場となる力だが、虚ろの夜でしか使えない力ではなく、使用に関する一定の制限が課せられるが、どこでも使うこと自体は可能となっている。

夜刀(やと)

古来より虚無と戦い続けてきた者たちの総称で、虚ろの夜の秩序を守ることを目的として活動していた。しかしある時、能力に溺れた者が現れたことで内紛が発生し、さらに光輪との抗争によって短期間で崩壊し、これ以降は歴史の表舞台には登場していない。

光輪(リヒトクライス)

「至光姫」の異名を持つ能力者の女性・アーデルハイトを最高指導者として掲げることで統制された対虚無組織。かつて設立メンバーのひとりとしてワレンシュタインがここに所属していたが、夜刀の一族との抗争でクオンとの戦いに敗れた上に脱退しており、この一件を機にアーデルハイトは「男は信用できない」と考えを持ち始めたことで、女性が非常に多い構成となっている。

幼くして虚無に襲われ能力に目覚めてしまった子供や、オリエのように虚無によって家族を失った者などを保護して養育する施設、一般教養から能力の扱い方や知識を学ぶ学校、さらに虚無に対する実技訓練などを行う施設などさまざまな機関を有している。
また、「執行官」と呼ばれる精鋭揃いの実働部隊を従えており、この執行官は4人1組で行動し、さらにその強さのレベルの目安で同じ位階を持つ人間が数人存在している。実際には現在は「第三位」が空位で「第四位」が2人、「第五位」以下の位階を持つ人間はかなりの人数が存在としており、最下位の執行官の位階は「第十位」となっている。

忘却の螺旋(アムネジア)

偽誕者のみで構成された、武闘派として名高い新興勢力。首領のヒルダに基づき、虚ろの夜を支配しようという野望を持つ。新興勢力ゆえの小回りと勢いで敵対勢力を次々と潰して吸収、併合していき、短期間で実力をつけてきた。

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