来島また子(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
来島また子(きじままたこ)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」のメインメンバー。鬼兵隊は、もともと攘夷戦争時に高杉が率いていた武装集団で、幕府によって一度は壊滅状態に追い込まれましたが、後に復活しました。また子は復活後の鬼兵隊に参加。2丁拳銃を自在に操り「紅い弾丸」と異名を取る、高杉に心酔する女性です。
一方、エリザベスと新八は、辻斬りが出そうな路地裏にやってきます。そこで、人斬り似蔵(岡田似蔵=鬼兵隊のメンバー)と呼ばれる男が、夜回り役人を斬るのを目の前で見てしまいました。似蔵の刀は、村田鉄矢が銀時に捜索を依頼していた紅桜でした。
すると、ここで妖刀・紅桜の行方を追っていた銀時もその路地に居合わせ、似蔵と銀時の一騎打ちとなります。
似蔵の右腕は刀と一体化し、時折生き物のようにうごめいていました。銀時は圧倒的な速さとパワーで襲いかかる似蔵から強烈な一突きを受け、瀕死の重傷を負います。
後からわかることですが、紅桜は人工知能を持ち、使用者に寄生することでその体をも操る刀。戦いの経緯をデータ化し、学習することで性能を高めていく、「生きた刀」でした。
村田鉄矢が紅桜の捜索を銀時に依頼したのは、剣豪である銀時との戦いを紅桜にデータ化させるため。
そして、似蔵は少しづつ紅桜に人格までも取り込まれていきます。
その頃神楽は、定春が桂の持ち物の匂いから探りだした不審な船に一人で乗り込んでいました。
船上で月を背に立つ高杉を見てぞっとする神楽。戦闘民族出身の神楽にさえ恐怖心を与えるほど、高杉は桁外れに危ないオーラを放っていました。
その時突然神楽を銃で威嚇したのがまた子でした。
小競り合いの後、船内に並んだ妖刀紅桜を量産する装置を見た神楽。彼女は船内にとらわれます。
高杉は村田鉄矢と手を組み、紅桜を量産して江戸にクーデターを起こそうと目論んでいたのです。
この後、実は桂が生きていて船内に爆弾を仕掛けたことがわかります。
桂は岡田似蔵の辻斬りにあったと周囲には思わせて、そのまま高杉たちの悪事を阻止するため、鬼兵隊の船の中に潜入していたのです。
神楽は、助けにきた新八と合流。
そして似蔵から受けた傷がまだ治りきっていない状態の銀時も船に乗り込み、似蔵と再び戦います。
この時銀時が持っていた刀は、紅桜を作った村田鉄矢の妹、鉄子が打ったものでした。
村田鉄矢の妹・鉄子はかねてから兄鉄矢が、良からぬ仲間とつるんで危険な刀を作ろうとしていることを知っており、なんとか暴走を止めようと思っていました。
似蔵と戦って大怪我を負い療養中の銀時のもとへ、どうか兄のやろうとしていることを止めて欲しいと依頼に尋ねていたのです。
大怪我を負いながらも鉄子が打った刀で銀時は似蔵を倒しました。
そして桂が仕掛けた爆弾により、紅桜を量産する装置も破壊されます。
鬼兵隊が手を組んでいた宇宙海賊・春雨の兵士たちが大勢襲いかかってくると、銀時と桂は互いの背中を預けあって戦い、高杉に「次にあった時は必ずぶった切る!」と宣言して、その場を脱出。
高杉、また子たちを乗せた船も何処へか姿を消しました。
宇宙海賊春雨と手を組んだ鬼兵隊
春雨の宇宙船の中で高杉は、春雨第七師団団長の神威と初めて出会います。
お互いに興味を抱きあった二人。
神威が組織内で台頭してきたのを恐れた春雨の提督・阿呆(あぼう)が、神威を亡き者にしようとしたところを、高杉と神威は協力して返り討ちにします。
このエピソード中、鬼兵隊の宇宙船で武市や万斉らと話し合ったり、高杉と神威が阿呆提督とその部下たちに攻撃をしかけた時、彼らを援護するため戦いの中に飛び込んでいくまた子の姿が描かれています。
出典: stat.ameba.jp
また子が「晋助様!私、一生アナタについていくッス!」と、頬を染めながら高杉に抱きつくシーンもありました。
残念ながらこの高杉、実は武市がコスプレしていたもの。この時はまた子の怒りが爆発しました。
武市の高杉コスプレは、これだけにとどまらずその後も登場し、そのたびに周囲のひんしゅくを買いました。
攘夷志士同窓会篇
攘夷戦争時代、銀時・桂・高杉、坂本ら「攘夷四天王」を影から支えたという「黒子野太助(くろこのたすけ)」(※「黒子のバスケ」のパロディ)。
彼から「攘夷志士同窓会」への招待状を受け取った銀時、桂、坂本はセッティングされた料亭に集まりますが、誰も黒子野のことを覚えていませんでした。
彼が到着するまでになんとか思い出そうとするのですが、出てくるのはどうでもいい記憶ばかり。
そこへ高杉のコスプレをした武市が現れ、高杉から預かったという「同胞よ、安らかに眠れ」と書かれた手紙を3人に渡します。(※武市曰く、コスプレは「同窓会ジョーク」とのこと)
この手紙を見た3人は、ようやく黒子野のことを思い出します。
それは、戦が膠着状態にあった時、イラ立つ銀時たちの気分転換を図ろうと黒子野が「缶蹴り」を提案した時のこと。
黒子野が鬼になり寺の中で数を数えている間、敵がやってきて本物の戦闘が始まってしまい、銀時と高杉が寺を爆破したことを思い出したのです。
彼らの記憶では、黒子野はその時もまだ寺の中にいたはず。
「では、この招待状はいったい誰が?」と銀時は青ざめます。「もしかして、彼は自分が死んだことに気づかず、今でもまだ缶蹴りを続けているのか?」
銀時は、とにかくおばけ、幽霊の類が大の苦手なのです。
「高杉はきっと攘夷志士同窓会を、黒子野を惜しむ会と勘違いして『同胞よ、安らかに眠れ』という手紙を武市にもたせたのだろう」と桂と坂本は推察しました。
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目次 - Contents
- 生年月日/見た目/特徴
- 史実上のモデルは来島又兵衛
- 出自
- 高杉晋助との出会い
- 紅桜編
- 宇宙海賊春雨と手を組んだ鬼兵隊
- 攘夷志士同窓会篇
- 洛陽決戦編前夜
- 洛陽決戦編
- 呼び名
- 好きなもの
- 高杉晋助
- 苦手なもの
- ロリコン
- 名言・名セリフ/迷言・迷セリフ
- 晋助様ァ!!違うんス、ホント毎日取り替えてますから、確認してください、コレ…
- 実戦は度胸っス先輩!こっちが殺らなきゃ殺られるのみッスよ!
- 私はしってるっス。鬼兵隊が世界を壊すために生まれた事も。鬼兵隊が一人の女の子を救うために生まれた事も。そのどっちもが鬼兵隊だって事も。 だからどっちに転ぼうと構わないっス。相手が国でも宇宙でも、腐った奴はブッ潰す。それが高杉晋助と鬼兵隊っス。