tetta@tetta

tetta
tetta
@tetta
18 Articles
7 Reviews
0 Contributions
0 Likes
tetta

tettaのレビュー・評価・感想

ミッドナイトスワン
8

自分の好きな自分でいることはとても難しい。

夜の街で働く女性のみならず、男性もどちらでもないLGBTQの人たちもうわべだけ見ていれば好きなことをやっているように見えますが、みんな想いを抱えて必死になって毎日を送っていることを目の当たりにした映画でした。
草彅剛さんが体当たりで演じていた女性の気持ちに近づけば近づくほどにこの人は女性なんだと、母なんだと思えて、いやいや預かった少女を思う気持ちが優しくて切なくていたたまれない気持ちになりました。後半部分は正直いうと辛くて目を背けたい描写もたくさんありましたが、草彅さんの演技に圧倒されながら、これは最後まで見るべき作品と感じてしっかり少女の活躍までみました。彼女が前を向いて夢に突き進んでいく姿は草彅さんが演じた女性の生き方と言えるし、何かがきっと変わってくれるかもしれないと期待させてくれました。世の中はまだまだ保守的で、自分のそばにはそんなことはありえないという大きな鎖がまだまだいろんな人達を苦しめているのだと実感できる作品です。私はそうはならない、と断言できない現実があります。ただ、この作品の影響は大きく、理解者でありたい、化け物などと罵る低俗な人間にはなりたくないと深く考えさせられました。人を人として愛せる人間でありたいと強く思った素晴らしい作品です。

マトリックス / MATRIX
7

すごくかっこいい作品。

キアヌ・リーブスがすごくかっこいいです。今私たちが生きている世界は、本当の世界ではなくて、機械が見せている偽の世界なのだという話で今思うとよくある話なのですが、圧倒的に映像がかっこよくて、なんかしぶくて好きな作品です。私がもし、この世界にいたとして、真実を知りたいかなと思うと知りたくない気もします。それを知る瞬間もなかなかおしゃれでしたね。知りたいなら、こっちの薬を飲めみたいな…。
現実の世界の感じはちょっと昔ちっくで、機械が発達した世界にしてはおかしいなって気もしますが、あの時代の最先端のイメージってあんな感じだったのかもしれません。今考えるともっとこうシンプルに、一つの機械、ワイヤレスになっていくと思いますが。当時はあの配線だらけの船?がカッコよく見えました。乗組員もいろんなタイプがいて楽しかったです。あと、空手かな、なんか日本の武闘の習得みたいな場面もあって、それも好きでした。信じればすべてが現実になる世界で、戦うキアヌはかっこよかったです。エビぞりよけは映画史に残る名場面ですね。また、いろんな作品に影響も与えた作品だなと思います。アイランドの人間工場みたいなのとか、これに似ているなと思いました。

SAKANAMON
10

LANDER

SAKANAMONとは、Vo.藤森元生、Ba.森野光晴、Dr.木村浩大の3人で構成される日本のスリーピースロックバンド。「SAKANAMON」というバンド名の由来は「魚」ではなく、「肴」である。「聴く人の酒の肴になるような音楽を」という意味が込められている。
Vo.藤森元生の温かな歌声、中毒性のあるメロディ、一見難解に聞こえる日本語が羅列した歌詞が特徴的。
日本各地でワンマンライブ、ツアーなどを行い、色々な音楽フェスに出演している。
SAKANAMONの代表曲である「ミュージックプランクトン」のMVはYouTubeで150万回再生を突破している。だがこの数字は日本のメジャーデビューしているバンドの中では少ない方である。そう。SAKANAMONは他のバンドに比べると人気がないのである。本人たちも自覚している。
その証拠に2019年に放映されたSAKANAMONのドキュメンタリー映画のタイトルは「SAKANAMON THE MOVIE ?サカナモンはなぜ売れないのか?/SAKANAMON LIVE 2018 “延々々” ZEPP TOKYO」である。
「SAKANAMONはなぜ売れないのか」
本人たちも理解できてないのである。理解できていないのではなく、理解するという行為を放棄している。好きな音楽、好きな曲を演奏することにしか興味がない。CDのジャケットをスルメイカにしてしまう。ホタテにしてしまう。そんな姿勢、そんな曲にファンは心打たれ陶酔していく。偏屈で真っ直ぐで回りくどくてストレートな歌詞に共感させられる。

ポケットモンスター ソード・シールド / ポケモン剣盾 / Pokémon Sword and Shield
9

十数年ぶりのポケモン

小さい頃ゲームボーイでやっていたポケモン。
大人になり、子供がポケモンソード・シールドがしたいと言い出したので、十数年ぶりに一緒にプレイ。
まず、映像の迫力にびっくり。本当にポケモンがいるんじゃないかと思うくらい(笑)。
それに、昔使っていたモンスターも出てきて、子供よりもはまってしまいました。
ストーリーも結構凝ってるなという感想で初期の頃のポケモン育ててジム戦ってまた育ててといった単純なものだけではなく、ジム戦一つ一つがそれぞれ内容が違い、結構頭を使いました。
キャンプシステムも個人的には大好きで、ストーリーとは正直関係ないですが、ポケモン一匹一匹動きも違うし、キャンプを通して本当に仲良くなっている気分になります。
進化についても面白く、レベル上げたり石をあげるだけじゃ進化しないポケモンもいて、いまだに迷いながらプレーしています。攻略本見たらすぐわかると思いますが、自力で見つけたい。そう思わせるから不思議。
個人的にはキャラクターそれぞれボイスが入っていると小さい子供がもっと楽しめるかなと思いましたので、そこは次回作を楽しみにしたいと思います。
大人から子供まで、特に昔ポケモンを一度でもやったことがあればまた違う感動があると思います。ぜひ、プレーしてみてください。

アベンジャーズ/エンドゲーム / Avengers: Endgame
10

興行収入世界一位は伊達じゃない

大人気映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の集大成にして最高傑作。
MCUシリーズ歴代最強の敵と真正面からぶつかり合うアクションシーンや、初代アベンジャーズ(アイアンマン・キャプテンアメリカ・ソー・ハルク・ブラックウィドウ・ホークアイ)それぞれの物語の結末です。「エンドゲーム」につながる20作品以上のシリーズすべての因縁や伏線を回収し、MCUシリーズを見てきたファンにしかわからないからこそ際立ち、感動するシーンも数えきれないほどにあります。この映画を作ってしまったらこれから先、MCUでこれを超えられる映画が作られないのではと思ってしまうほどに壮大で衝撃的な結末となっています。
しかし、20作品以上あるMCUシリーズを観ておかないとこの映画を100%楽しむことはできません。
始めて観る単体としての「エンドゲーム」だとすると、話の内容が入ってこないどころか、「このヒーローだれ?」「このシーンどういう意味?」と思ったまま映画が終わってしまいます。あくまでこの映画はMCUシリーズの集大成であり、1本の映画としてではなくシリーズの最終作だという認識で見ることをお勧めします。
上映期間が短かったにもかかわらず、興行収入世界一位の超大人気映画です。見ておいて損はないです。

サバイバル
10

ゴルゴ13の作者が描く、少年のサバイバル漫画

突如、日本全土が壊滅する災害に見舞われ、訳もわからない状態から孤独に生き残る術を探さなければならなくなる少年が主人公。
作品内では、失敗をしながらも諦めず生きる方法を模索し続ける主人公の姿があります。
安全な家や食糧庫のない状態で襲いくるネズミの恐怖、娯楽のない孤独の辛さ、ミミズさえも食べなければならない食料問題。

途中1人の女性と出会い共に生活しますが、心優しい女性は少年が苦労して遠ざけたネズミへ「ネズミさんもお腹が空いているでしょう」と残飯をあげて再びネズミの脅威に晒されます。過酷な環境と状況に耐えられなかった女性は気が触れて亡くなってしまい、またも孤独に陥るなど1人でなくともそれに寄る問題が発生してしまうというリアルさも恐ろしいです。

原因不明の失明や、日本へ様子を見に来た軍人との関わり、生き残った人々が暮らす村を見つけるも対人トラブルにあったり山火事を乗り越え絆を紡いだり、何の保証もないサバイバルでは毎日が命がけでした。

こんな状況でも彼が耐え続けたのは、きっと生きていると信じている家族と会うため。
少年は虫を食べるなどの過酷な食生活を送る時、外食で「こういう所の水って不潔な感じがして嫌」と言っていた姉を思い出し、家族の生存に不安を感じたりするシーンもあります。
最終的に父は亡くなっていることがわかりますが、母と姉は村八分にされながらも生きていることがわかり、母と姉がいるという洞窟へ喜び駆ける少年の姿で締めくくられます。
諦めないこと、手段を選ばないこと、極限状態での大切な心構えと方法がふんだんに盛り込まれ、知識欲も満たされる作品でした。

ゴジラVSキングギドラ / Godzilla vs. King Ghidorah
8

ゴジラ面白い

とても人の悪意や好意に考えさせられる作品です。
特にゴジラが海から上陸して来るシーンはおなじみになっていますが毎回、楽しみな場面です。
キングギドラが未来人に意図的に融合させられている所が、人類対人類、敵は人なんだなと思い知らされることになります。
キングギドラの機械化してゴジラを止めるシーン一番の場面、最後にゴジラを海に沈めるシーンは迫力がありました。ゴジラの怪奇光線も見どころになっています。ラドンが活躍するシーンも迫力満点です。
ゴジラとキングギドラが初対戦するところと、キングギドラがゴジラを倒すシーンはハラハラドキドキの連続です。映画の最後には、またゴジラが海に沈んで終わりますが、その間の戦闘シーンと人の人間模様がかいま見れる部分がこの映画の見どころになっています。ゴジラシリーズは多くの作品がありますが、このゴジラ対キングギドラは、人気作のゴジラ対メカゴジラに並ぶ作品です。
アメリカ版のゴジラも海外で上映されましたが特徴的なのは日本版のゴジラよりアメリカ版ゴジラの方が体系が圧倒的にシルエットが鋭くなっている点です。水陸両用型のアメリカ版ゴジラもまた、違った目線で見れる出来栄えになっています。日本版ゴジラと比べてみるのも良いと思います。
その前にゴジラ対キングギドラを是非、鑑賞してみてください。