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kai-hazama5のレビュー・評価・感想

斉木楠雄のΨ難 / 斉Ψ / The Disastrous Life of Saiki K.
8

子供も大人も笑って楽しめる映画

出演者が豪華です。
山崎賢人さん、橋本環奈さん、吉沢亮さん、賀来賢人さんなど見た目も良く、バカバカしい役を演じるのも上手く、漫画原作の映画に向いている役者さん達だと思います。
ムロツヨシさん、佐藤二郎さんといった個性派の役者さんのオーバーな演技も笑えます。
息子が凄い超能力者として生まれたのに、全く疑問に思わない両親。
喜ぶどころか、必死で隠して平穏に生きていきたい高校生・斉木楠雄と、彼を放っておいてくれない個性的すぎるクラスメイトや先生達がコミカルに描かれています。
福田監督作品は、くだらなくてもちゃんと面白いし、分かりやすいので見ていて疲れず、素直に笑えます。
原作ファンの方には賛否両論あるかもしれませんが、漫画を忠実に再現しているかどうかではなく、単純に面白い映画として見ればすごく良く出来ている作品だと思います。
子供にもわかりやすく、家族で楽しめる作品です。
福田監督が描く橋本環奈さんの自分大好きキャラは、他の作品でも演じられていますが、やはり最高に面白いです。ぶりっ子キャラと腹黒キャラの二面性を持っていて、美人でモテモテ。自分に興味を持たない斉木楠雄に惹かれて付きまといますが、超能力者の彼には心の声がダダ漏れだというシーンが最高に面白かったです。

ナイト・オン・ザ・プラネット
8

非常に個性的な深い作品です。

第一印象としては、非常に深い作品だと感じました。
作品の空気感は独特で、進み方や会話の”間”や会話の”内容”。映像の撮り方や、音楽のセンス、オープニング、エンディングの字幕の文字。登場人物の身に着けているもの、それぞれの登場人物の人柄、名前のチョイス。とても味があり、渋く、ロックで洒落た映画です。シュールでくすっと笑える場面もありました。
ストーリー的には特に大きなことは起きないため、賛否両論はあるかもしれません。
実際、真剣に見ていると正直少し飽きてしまう気持ちも生まれました。そこに自分もまだまだだな、と感じる時間があったり、この映画の深さをもっと理解できるようになりたいと思ったり。なんだか自分と向き合える映画でもあったのかも…と見終わってからじわじわと感じる作品でした。
「映画」というものに求めているものは人それぞれだと思いますが、私は時間を置いてまた観てみたい作品だと思いました。その時の感覚、感性によって感じが大きく異なる気がしましたし、いつも何か発見がありそうです。
個人的には、「幸せとは、ちょっとしたことでいつも近くにあるけど、日々は意外と気付いていないものなのかもしれない。あまり他人の事ばかり気にせずに、でも人に親切にしていきたい。出会いは不思議で、ひょんなことから気づきがあるかも」という気持ちになりました。

プリンシパル
7

忘れかけていた若いころの気持ちや青春が蘇る作品です(実写映画:「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」)

ジャニーズWESTの小瀧望さんと黒島結菜さんがW主演の作品です。
自分が学生の時に味わえなかったような甘酸っぱい恋が描かれており、見ているだけでキュンキュンします。
最初は不愛想だった小瀧望さん演じる舘林が少しずつヒロインの糸真に心を開いていく様子は、本当の男子高校生のようで初々しい気持ちになります。
そして、なんといっても小瀧望さんがかっこいいです。
また、恋愛だけでなく友情にも焦点が当たっています。大人になると友情に面する機会が減るため、この映画を見て改めて友情っていいなとしみじみ感じました。
この物語の舞台は北海道であり、普段はなかなか聞けないような北海道弁がきけたり、自然豊かな景色が見られたり、雪がたくさん降っていたりなど、この映画でしか味わうことのできない描写もたくさんあります。
北海道の壮大な景色の中告白する最後のシーンは憧れますね。
そして、プリンシパルというタイトルはどういう意味なのか、ずっと疑問に思っていましたが、この映画をみるとその意味も理解できます。
こんなおしゃれな言葉を使って告白なんていいですよね。
主題歌のジャニーズWESTの「プリンシパルの君へ」という曲も、この映画にマッチしたメルヘンチックなかわいい曲になっており、聞くたびにこの映画の世界へ連れていってもらえます。

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
10

今までやってきたゲームの中でもかなりクオリティーが高い。

発売元はサッカーゲームなどで有名なEA。
様々な媒体で遊ぶことが出来る、リアルなFPSゲームです。
個性豊かなキャラクターそれぞれにスキルやアルティメットが備わっており、そのキャラクターにあった立ち回りをすることが重要。
それらを駆使し、敵を倒し、チャンピオンになることが、このゲームの目的なのです。
このゲームの良いところは、課金によってプレイヤーの強さが変わることがないところです。
やればやるほど強くなれ、やりがいを感じます。
また、キャラクターひとりひとりにきちんとしたストーリーが存在していたり、セリフやスキンなどもかなりの種類があるので、ゲームとしてのクオリティがかなり高い、と思います。
マップの種類も豊富で、多数のモードも搭載。
自分がやりたいことを出来る、というのもポイント高いです。

ユーレイが彼氏。
8

異例の設定だけど、飾らないリアルな心情に共感!

一人暮らしすることになった部屋に居座っていた幽霊とデートをしなければならないという、ぶっ飛びの設定が笑わせるラブコメ漫画です。幽霊が相手とは言えど、オカルトチックな怖さはなく、逆にほのぼのとした優しいストーリーです。

この漫画の魅力のひとつは主人公・結の飾らなさにあると思います。結は女子力が高いわけでも、美少女なわけでもなく、どちらかというとガサツでだらしない、どこにでもいる女子高生です。そんな結の心情はごく普通な感覚で、読んでいて共感できます。対する相手の幽霊は超がつくイケメンで、自意識過剰で自己中な男子。自分の言いたいことばかりをペラペラと喋り続けるイケメンに辟易する普通女子という間柄に、リアルな感覚があります。

また、せっかくイケメン男子が登場しているのに、彼が幽霊なために顔色が悪く、あまり萌えられないのが逆に良いと思います。少女コミックのイケメンは大抵、主人公の女子の心をかき乱し苦しめます。その恋する胸の苦しみが醍醐味とも言えますが、そんなラブストーリーに疲れてしまった人に、この漫画はオススメなのです。なぜなら、この漫画のイケメン幽霊・晴人が結を苦しめるのは、カッコイイからではなくて、うざいからという、なんともユルイ雰囲気の作品だからです。

結も晴人も、良い人でも素敵でもありません。お互いのことを良いとも思ってもいません。晴人が結とデートしたがるのは、自分の無念を晴らしたいから。でも、そんな二人が不本意ながらも共同生活し、デートするうちに、お互いが変わっていくところが飾り気なく描かれていて、本当に良い作品だと思いました。

宇宙よりも遠い場所 / よりもい / A Place Further Than The Universe
10

考え方をいい意味で変えさせてくれる作品

宇宙よりも遠い場所、通称「よりもい」は南極を目指している女子高生4人の物語です。南極に行きたい目的はそれぞれ違いますが、だからこそ4人の思いが一つにまとまるとき、感動してしまいます。一話ずつにアクションがあり、感動する要素が多いこの作品で、泣かない人がいるのでしょうか。さらに、この作品は、現在、多くの人が悩んでいるであろう、「人間関係」を取り扱っているシーンが多いように感じられます。私自身、性格は人見知りで、小さいころからよく人間関係に悩まされていました。しかし、この作品をみたことにより、人間関係への考え方が変わりました。自分のことを大切に思ってくれて、自分もその人のことを大切にしたいと思える人だけ親しくすればよいと実感しました。他人に馬鹿にされ鼻で笑われても自分が信じたいことを信じて、絶対無理だと他人に裏切られても自分だけはあきらめない強さを持つ主人公に強く感銘を受けました。この作品は4人の女子高生それぞれから多くの大切なことが学べて、南極に行きたいという目標に向かってまっすぐ進む4人を見ていると、自分も何か大きなことを成し遂げてみたい、といったやる気がわいてくる作品です。ぜひこの作品をみてください。

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 / About Time
8

ハッピーな気持ちで

序盤の方見てて「あ、これ絶対面白いやつ」って思った。本当に面白い。
とても見やすい作品で、日々の幸せについて考えさせられた。

あの時こうしてたらな…とか、こうだったら良かったのに…とか、そう思うことって過去に何回もあるよね。
人生は失敗の繰り返し。
その度に戻りたいって思うけど、人生は常に前に進むことしかできないから、失敗を糧に前に進むしかない。と思っていた自分。
それを悠々と変えちゃう主人公ずるいなって思ったけど、作品を通じて、何故そういう設定にしたのかが分かった。

それが分かったのが父とのやり取り。
父のセリフ一つ一つが心に染みて、あーそうだよなって思ってしまった。

お互いタイムトラベルが使えるからこそ気づいたことを息子に伝える。
それは人生はどうしたって一方通行。
いくらタイムトラベルを使っても歳はとり、そして最後は死んでいく。
だから何気ない生活だってかけがえのない大切な時間。
そういう日々が幸せであり、後悔しないように噛み締めてほしい…そんなふうに伝える父。

過去に戻るということは、ダメだった部分を直したいから戻る。
じゃあ最初からダメだと思うことはやらないで、常に良いと思う行動をすれば良いじゃん。
そうすればお互いがハッピーだし、戻ることはない。
そうやって今日を過ごせば、きっと今が楽しくなるよ…と。
そんな風に感じたメッセージだった。

なんて素晴らしい父なんだ!と思った。
日々の生活をもっと大切にしようと思えるそんな作品だった。
日々の暮らしをもっと良くしたいと思う人、必見の映画。