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junfuji0209のレビュー・評価・感想

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密 / Cloudy with a Chance of Meatballs 2
7

1のほうがまとまってた

フリントが子どもの頃から憧れていた科学者が出てきますが、マッドサイエンティストって感じでした。
彼のどこに憧れたのか、よくわからなかったけど、昔からの憧れってきっとどんどん美化されていくのでしょうね。
彼に認められたいからと仲間を信じなくなるのとか、わからなくはない話だなと思いました。
島が前作の嵐で住めなくなって、それの処理をする間、こちらに移れ、プリントは我が会社にと言われるという話でした。
食べ物が災害になるという前作の発想はすばらしかったし、そのあと、すぐに元通りにならず、復興が必要というのもリアルでよかったと思います。
フリントが招かれた会社がコーヒー的な飲み物を何倍も社員に与えるというのも、アメリカの企業にはスタバ的な施設があるものなのかなとアメリカの生活を垣間見れておもしろかったです。
フードアニマルというものはちょっとよくわからなくて、こいつらは食べ物?動物?なんなんだろうと思いました。
乱獲はよくないけど、食べられるものなら狩猟してもいいんじゃないかなとか考えてしまいました。
あんなかわいい苺ちゃんを見て、そんなこと思うなんて、私も大人になったものです。
造形はとてもかわいらしいし、見ていて楽しいことは楽しかったです。
ただ、話は1のほうがまとまってるかなと思います。

十五才 学校IV
8

とてもいいロードムービーでした。

学校がサブタイトルになっている通り、学校の話ではなくて、ロードムービーでした。
不登校の男の子が、ヒッチハイクで屋久島に行くという話です。
でも、学校シリーズの例に漏れず、いろんな人の話が詰め込まれていて面白かったです。
女性トラックドライバーの家に泊めてもらって、そこのひきこもりの長男と友情を深めるという話が特によかったです。
私も引きこもってた時期はありますが、ああいうときって家族とか昔の自分を知ってる人以外の人とのほうが話せたりするもんですよね。
久しぶりに人と触れ合って、登くんも楽しかったのでしょう。
なんか普通とは違う生活しているのに、そこに触れないし、ただジグソーパズルがうまいとか、時代劇のポスターがいっぱいとかそんなことにしか目がいかない大介くんは純粋だしいい子だなと思います。
ほんと、何で不登校になったのでしょう。
映画ではそこは詳しく描いてなかったけど、きっとなんでかなんてわからないものなのかもしれません。
その後の屋久島の話もよかったです。
鉄の息子に怒るところとか、ほんと泣けました。
鉄の息子もお父さんが嫌いとか迷惑に思ってるとかいうわけでもなくて、親子関係のことは息子だけが悪いわけでもないだろうし、あれなんですが、大介はやっぱ子どもなだけあって、ストレートに息子の言葉や態度に苛立ちを覚えたんでしょう。
あんなストレートに言われると、とても胸に響きます。
旅をして、ちよっと大人になった大介くん。
今後、継続的に学校に通えるようになるのかどうなのか、わからない、まだこれから続くよってところで映画は終わるのですが、そこがいいなと思いました。
結局、結末なんて最後の最後までわからないものなんだから、その前で切るほうが余韻があっていいです。

Ark: Survival Evolved
10

自由度抜群!恐竜系無人島サバイバルゲーム!

「ARK: Survival Evolved」は自由度の高さがハンパない恐竜系無人島サバイバルゲームです!
資源集め、製作、建築、精錬、恐竜の捕獲や飼育など多くのことをおこなえます。
製作では、ただの斧から冷蔵庫などの電化製品まで、幅広い文明の利器を扱えるのが特徴的です。恐竜は超有名どころのティラノサウルスから農園作業で役立つフンゴロガシなども登場し、各恐竜の役割がとても明確です。少しファンタジー要素もあり、岩の怪物なども出現します。プテラノドンなどの飛行生物に搭乗することで、マップ中を飛び回れるのも魅力的ですね。
公式運営が認めているMOD(ユーザーが作成した追加アイテムや恐竜など)も豊富で、自分の好みの設定で遊ぶことができるでしょう!そういった意味でも自由度は高いといえます。自動で作業を行うNPCを追加するシステムも開発されており、今後も更なる発展が期待できます!
また、サーバー建設が簡単でフレンドと遊びやすいといった特徴もあります。似たゲームである「マインクラフト」と違い、4人までであればポート解放などせずともフレンドと同じサーバーで遊ぶこともできます。設定をいじることで、マップの端から端までの距離がプレイヤー間で離れていても操作することが可能です。

パラサイト 半地下の家族 / Parasite (2019 film)
8

疾走感と展開の意外性。アカデミー賞受賞も納得の作品。

話題を呼んだ韓国映画、パラサイト。私は普段韓国映画を見ることがなく、話題作ではありましたが興味はありませんでした。しかし、トレーラーの疾走感に興味を引かれ、公開数日後に観賞しました。
大まかなストーリを説明すると、半地下(韓国では所得の低い家族の多くが住んでいるそう)に住むキム一家の長男が、ひょんなことから富裕層のパク家の娘の家庭教師を務めることになる。パク家の「シンプルさ」に目を付け、あらゆる手口を使ってキム家長男だけでなく、長女、父親、母親もパク家のもとで働けるように仕向ける。しかも、元従事していた家政婦や専属運転手を陥れたりするなど手口は正当なものではなかった。さらにキム一家は家族でありながら他人のふりをしてパク家に従事していた。
パク家の外出中、キム一家は我が家のようにパク家で自由に過ごすが、突然、キム一家が陥れた元家政婦の女が「地下に忘れ物をしたので取りに来た」と訪ねてくる。そこからキム一家、パク一家の運命は大きく傾く。
前半は、コメディ調ですすめられているが、後半からはシリアスすぎる展開でとてもハラハラさせられた。観賞後は、疲労感すら感じたがテンポの良いストーリー展開と予想外の結末に2時間も観賞しているとは思えないほど時間が経つのが早く感じた。
暴力的なシーンがいくつかあるため、「話題作だから見に行こう!」という軽いノリでは見に行ってはいけない作品でもあった。これまで見てきた映画のなかでも最も印象に残る作品と言っても過言ではない。2度は見たいとは思わないが、必ず一回は観賞してほしい作品。

ポルノグラフィティ / Porno Graffitti
10

印象的なメロディを奏でる実力派ミュージシャン

その楽曲は、ノリがいいものから切ないもの、物語性があるもの、遊び心があるものなど多種多様で、アルバム単位で聞いて飽きることはありません。
POPであり、ロックであり、ラテンにファンクという複数のジャンルが複合された印象のメロディは他に類をみず、まだ知らなかった歌のインストゥルメンタルでも「お、ポルノグラフィティかな?」と思えるほどです。

多くの歌で恋愛に関する内容が含まれている印象があり、歌詞に登場する一人称は「僕」、二人称は「君」「あなた」が曲によって使い分けられ、「僕」との関係性が感じさせられます。
中には退廃的な世界やファンタジー世界でのオリジナルストーリーを紡ぐ歌も存在し、内容は悲しく切ないものが多くあります。
ラブソングにおいても悲しみにくれる女性視点の歌詞が登場することが少なくないため、やはり切ないものがあるにも関わらず、ポルノグラフィティにネガティブな印象はありません。
明るい曲とそのエネルギッシュな歌声は印象に残りやすく、そちらのイメージが表に出ているように思えるのですが、だからこそ切ない曲が引き立ちます。

ミュージックビデオにもこだわりが感じられ、物語性のあるものや鮮やかで美しいものが多いため「もっと気軽にMVを見られる世の中ならば!」と思ってしまいます。

プロ野球スピリッツ2019 / プロスピ2019
8

リアル系プロ野球ゲームの決定版

プロ野球スピリッツ2019はコナミから発売されているPS4で遊べるリアル系プロ野球ゲームです。
2019年のプロ野球をモデルにリアルな3Dで描かれた選手でリアルな野球を楽しめるゲームです。
2019年シーズンに支配下登録された選手は全員登録されており、顔・体格・フォームまでリアルに制限されます。
選手だけではなく、球場までリアルに再現されているので臨場感あふれるプレイが可能です。
遊べるモードもペナントレースはもちろん、特定の選手になりきってプロ野球選手人生を楽しめる「スタープレイヤー」、高校野球を舞台にして選手育成が楽しめる「甲子園スピリッツ」、実際に行われた試合を追体験できる「プロ野球速報プレイ」、ネットワークを通じて選手獲得や対戦を楽しめる「ドリームリーグ」など多岐にわたります。
実際の試合で活躍した選手がゲーム内での能力が上がる要素などもあり、実際のプロ野球とゲームを同時に楽しむことができます。
プロ野球ファンなら誰でも思う「この選手をこう使いたい」という願望を叶えてくれる作品だと思います。

Floating Points / フローティング・ポインツ
10

Floating Points

Floating Points はイングランド出身のプロデューサー。2009年のVacuum EPでデビューし、精力的に活動を続けています。彼の音楽はJazzやSoulのエッセンスが詰まったハウスミュージックの枠にとらわれない物で、独特のFloating Pointsの癖があります。キャリアの序盤、彼はAlexander NutのレーベルEgloのメンバーと数多く共演や楽曲提供を行っており、その中でもFatimaとの共同作品はとても素晴らしいクオリティーに仕上がっています。
2010年からはFloating Points Ensembleという新しいプロジェクトを発動。バンド形式で新しい音楽の挑戦を初めています。
そして、彼は非常に優秀なプロデューサーであるだけでなくレコードコレクター/DJでもあります。そのミュージックテイストはとてもユニークで、ロンドンのネットラジオ局NTSでFour tetと共に非常にレアなレコードを隔月でかけています。彼のDJセットはジャンルにとらわれない様々な音楽をかけるのが特徴で、2015年頃に閉店してしまったクラブPlastic People のレジデントDJでもありました。

9番目のムサシ / Musashi Number 9
8

独特の設定がたまらない!ハマる人はやめられなくなるかも。

いわゆる、パラレル日本を舞台にした作品ですが、設定が良い。圧倒的にカッコよく、強い主人公(ムサシ)だけど、カタルシスがある。登場人物が皆魅力的です。
高橋美由紀さんの絵柄は、好みが分かれますし、キャラクターの顔の描きわけが微妙なので、慣れるまでは、誰が誰やら…となる可能性はあります。でも、それも慣れてしまえば大丈夫。毎回起こる、世界を揺るがすような事件。でもそれは一般人は窺い知れないところで起こっていて、水面下で、粛々と解決していく主人公。そんな大事件にうっかり一般人が巻き込まれたりしながら、お話が進んでいきます。事件のスケールの大きさと、解決方法はハリウッドばり。映画化したらいいのに、と思うようなエピソードもあります。事件を解決した時のスカッとした気持ちを感じたくて、新しい単行本が出ると、ついつい買ってしまいますが、エピソードやミッションごとに、巻数がリセットされてしまうので、始めて読む人は、まずは、タイトル「9番目のムサシ」1巻から始めるのがオススメです。次は「9番目のムサシ ミッション・ブルー」と言った感じで、扱う大事件が変わると、マンガタイトル自体にミッション名が入るシステムのようです。一つの事件が片付いて、これで最終回?って思っていても、再び、世界の危機が訪れて、新刊が出る。永遠に、この楽しみが続くんじゃないかと期待しています。

異世界かるてっと / いせかる / Isekai Quartet
8

4作品を観た人は絶対ハマるって

2019年春アニメ。KADOKAWAのライトノベルからアニメ化された4つの作品『幼女戦記』『オーバーロード』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』を集めてプチキャラで展開している。作品の共通は、主人公が異世界に飛ばされたという一点のみ。原作者も違えば、方向性もまるでちがう。
幼女戦記は、無情なリストラ担当の男性が魔法の使える幼女に転生する。その転移先は第1次世界大戦のドイツ的な軍事国家。神のような存在Xに抗いながら。
オーバーロードは、VRゲーム終了時にログインした主人公が、自身が作ったアンデットキャラとしてゲーム世界に取り残される。
Re:ゼロから始める異世界生活は、コンビニで買い物をした主人公が気がつけば異世界にいた設定。特筆すべき能力はないが、死んでも生き返り正しい解を求めるように何度も同じ時間をやり直す。
この素晴らしい世界に祝福を!だけが唯一のギャグアニメ。転移するのにどんなチートが欲しいかと女神に訊かれた主人公は、「なんでもいいのなら、あんたが一緒に来い」と女神ごと異世界に行くことに。

すでに異世界にいる4人が、それぞれの仲間ともに「学園生活という異世界」に飛ばれされてしまうのが本編だ。ぷちきゃらになったことで、全編、ショートギャグの連続。どうみても学校生活ができそうもない面子を、キャラの特性をぶつけ合うことで面白い作品に仕上げている。4作品を見たことあるなら間違いなく楽しめるし、知らないのなら見てみたくなる。