死ぬまでに1度は見てほしい作品!希望を持ち続けることの大切さがよくわかる
この映画の素晴らしい点は「2人の視点から物語を楽しむことができる」部分です。
無実の罪でショーシャンク刑務所に送り込まれた元銀行員のアンディーと、その刑務所で20年以上刑務所生活をしているレッドが、交流を深める中で「希望」を持ち続けることの大切さに気づくというストーリーです。
アンディーは収容当初、他の囚人からのいじめや嫌がらせを受けていましたが、元銀行員の知識を活かして徐々に刑務所内での地位を上げていくなど、常に希望に向かって行動する姿が印象的です。反対にレッドは、過去に何回か釈放をチャンスを逃していることから、「希望は危険」とアンディーに諭すなど、今の生活に希望を持たぬように生活する姿を見せていました。
はじめはこのように対照的な2人を描いていましたが、レッドがアンディーの言動によって徐々に心を動かされていき、希望への想いを抱くようになっていきます。
このレッドの希望が顕著に見えたのが終盤のシーンです。アンディーが脱獄に成功した後、レッドはついに仮釈放されるのですが、外の世界に馴染むことができずに苦悩します。そんな中、獄中でアンディーに言われた「メキシコで俺の仕事を手伝ってほしい」という言葉を思い出し、アンディーの元へ向かいます。希望を全くもっていなかったレッドが、アンディーの言葉を唯一の希望として行動に移した感動的なシーンです。
何度見ても希望を持つことの大切さを教えてくれる名作だと思います。