インセプション / Inception

インセプション / Inception

『インセプション』( Inception)とは、2010年7月に公開されたクリストファー・ノーランが監督・脚本を務めるSFアクション映画である。他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。サイトーのライバル会社を潰すため、息子に夢の中で会社を潰すアイディアを植え付ける(インセプション)依頼だった。夢の中ならではの壮絶なアクションが魅力の映画となっている。

インセプション / Inceptionのレビュー・評価・感想

インセプション / Inception
9

夢の中の夢が紡ぐ、壮大な知的アクション

『インセプション』は、クリストファー・ノーラン監督による複雑かつ魅力的なサイコロジカル・アクション映画です。
この映画は、人々の夢の中に潜り込み、アイデアを植え付けるという斬新なコンセプトですに基づいています。レオナルド・ディカプリオが演じる主人公ドム・コブは、過去のトラウマに苦しみながらも、最後のミッションに挑みます。

視覚的にも圧巻の映像美は、夢と現実の境界を曖昧にし、観客を幻想的な世界へと引き込みます。特に重力が崩れるシーンや、夢のレイヤーが重なっていくスリルは、見る者を圧倒。
ストーリーは複雑でありながらも、知的な展開に引き込まれ、鑑賞後も様々な解釈が楽しめます。
ノーラン監督の巧妙な脚本と緻密な演出、そしてキャスト達の圧倒的な演技が結びつき、ただのアクション映画に留まらず、深いテーマと感情を書き出しています。繰り返し鑑賞することで新たな発見があり、長く愛され続ける映画です。
また、この作品は単なる娯楽以上に、人間の潜在意識や記憶の複雑さを探求しており、見るたびに新しい視点が得られる点が特筆に値します。
観客は自身の解釈を深めることで、この映画を何度でも楽しめるでしょう。音楽、映像、物語のすべてが一体となった壮大な映画体験が味わえます。

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9

夢と現実の境界を探る心理的スリラー

クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』は、夢の中でのミッションを描いた心理的スリラー映画です。この作品は、夢の中で情報を盗むことを専門とするドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)とそのチームの物語を中心に展開します。彼らの最新の任務は、ある企業家の心理に侵入し、特定の思考を植え付ける「インセプション」という極めて困難なタスク。
映画は、夢と現実の境界が曖昧になる独特の世界観で、観客を深く惹きつけます。複数の夢の層を通じて展開されるストーリーは、常に緊張感を与え、思考を刺激していくのです。特に、重力の法則に縛られないアクションシーンや、時間の流れが異なる層間のシーンは、映画の視覚的な魅力を高めています。

ディカプリオがドムというキャラクターの複雑な感情と過去を見事に演じており、物語に深みを与えています。また、サポートキャストも印象的で、各キャラクターが物語に重要な役割を果たしていく点にも注目。

『インセプション』は、単なるアクション映画ではなく、観客に哲学的な問いかけを投げかける作品。夢と現実、意識と無意識の境界、そして人間の心理について深く掘り下げられています。この映画は、終わり方についても多くの議論を呼び、観る者によって解釈が分かれる点がまた魅力的です。

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10

オススメ映画『インセプション』~夢の中で夢中になれる映画~

『インセプション』は2010年のSF映画だ。
監督は「メメント」、「バットマン」シリーズも務めた天才クリストファー・ノーランである。
主演レオナルド・ディカプリオ、日本人の渡辺謙も重要な役だ。
第83回アカデミー賞では4部門も受賞した、世界的にも評価の高い作品である。

[あらすじ]
主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)は他人の夢の中に侵入して、潜在意識から情報を抜き出すことができる凄腕スパイだ。
そこに実業家のサイトー(渡辺謙)が仕事を依頼することが、物語の始まりである。
依頼の内容はライバル会社を潰すめ、その会社の社長の息子の頭に「会社を潰す」というアイディアを植え付ける、というものである。
しかし夢の中に潜入すると思いがけない事態が彼らを待ち受けていたのである。

[ラストに仕掛けられた、最大の謎]
この映画の最大の謎は、最後のシーンだ。
夢叶って子供に会えたコブ、その傍らにはコマが回っているのだ。
このコマは回り続ければ夢の中、途中で倒れたら現実ということを判断するアイテムだ。
最後は、このコマが倒れるのか倒れないのかわからない「寸止め」で映画が終わるのだ。
ラストは自分で一度観て、考えて欲しい映画である。

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8

夢の先の先で

日本のアニメ「パプリカ」から着想を得て、さらに発展させた作品としても有名な夢にまつわる映画。

しかしながら、今敏のアニメ「パプリカ」においての夢の解釈とは少し違っている。パプリカでは、夢とはその人物のパーソナルな記憶や感情で成り立っており、夢の中に存在するものは全て既存の何かを配置することで成立していた。

しかし「インセプション」においては、夢とはアイディアが生み出される根源として描いており、夢と感情のリンクが少し薄く感じた。(主人公の夢は異常なものとして扱われていたので例外とする)全員が見たい夢の場所を思うままに操れると言う状態なのだ。

どうしてもそこがパプリカと比べてしまうとハテナな部分だと思う。私は人間は何かを創造するとき必ず自身の記憶が影響を及ぼすと思うので。

アクション映画としてみると、絵的な派手さ(折れ曲がる街や爆発、宙に浮く人をケーブルで繋げるシーン等々)は見応えがあって満足できる。
(日本人だからそう思うのかもしれないけれど)折角日本という夢のように古今和洋が折衷している場所を最初の舞台にしているのに、申し訳程度で済ませてしまっているのは勿体ない気もする。(気のせいかもしれないけど新幹線のシーンでは京都で降りるって言ってるのにガッツリ景色は東京だし…)

ラストの駒について。これは観客による色々な意見があり、それぞれの考察自体がこの映画の面白さをより引き出すと言う仕掛けになった最強のラストだと思う。
私個人の考えでは、前作の「ダークナイト」公開時に銃撃事件が起きてしまったことが関係しているのではないかなと思った。
現実と映画を観客が混同してしまわないように、ノーラン監督が「今まであなたが見てきた映像自体も夢と同様現実ではありません」って観客に対して注意書きのような意味も込めているのじゃないかなと思った。

ラストに疑問を持たせることで、自殺することで夢から醒めようとする人が本当に出ないようにしたのでは?と考えた。
色々深く考えて訳が分からなくなった後に「まぁ映画の話なんだけど」って言う結論に至って、ある意味夢(創作の世界)から醒める(あの音楽と共に)という粋なエンディングを計画していたのじゃないかな。

物足りないなぁと思ってしまうのは、夢の世界というルールが曖昧な舞台だから仕方ない。逆に言うと私ならこうしたいと言う楽しい会話が生まれる素敵な作品だと思う。

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9

現実と夢は表裏一体。夢を見続けた彼らは何かを失う。それを取り戻すために彼は再び夢の中へと……。

インターステラーやテネットなどの名SF映画を生み出したクリストファー・ノーラン監督のSF作。
レオナルド・ディカプリオ演じる主人公は、ターゲットの夢の中に入り大事な情報を盗み出すスパイをしていた。夢という世界は誰も無防備な状態であり、盗みをするには最適な場所だと言える。
だが、主人公はある任務にて、一緒にスパイをしていた最愛の者を失いことになる。最愛の者は昇進状態。夢の中から戻って来られなくなってしまった。しかも、彼は最愛の者を失うだけでは終わらず、指名手配をされ人生の終わりに立たされた。
そんな彼の元に任務の依頼が来る。その任務の名は「インセプション」。ターゲットの夢の中で意識を植え付けることにより、ターゲットを想いのままに動かすという任務だ。これは同じスパイの同業者でもやったことのない不可能な任務だった。
しかし、この任務を成功させることは、主人公にとって最愛の者を取り戻すためのチャンスとなる。主人公はその任務を受け、仲間と共に作戦を練り上げ、不可能任務へ挑む。
ターゲットも夢の中で対抗する手段をいくつも考えていた。主人公たちとターゲットを緻密な作戦で何度も何度も裏を読み、緊迫した中で作戦を行なっていく。見ているものもその作戦のぶつかり合いには生唾を飲むことになるだろう。何度も行われた頭脳戦。仲間の犠牲や、度重なる困難を前にして主人公は、諦めず挑み続け任務成功を果たす。
任務成功を果たした主人公だが、休まる時を知らない。彼の前に現れたのは最愛の者だった。夢の世界が崩れていきそうな時に、主人公は残るといい始める。仲間は止めるが主人公は言うことを聞かない。そして、夢は崩れ去った。
だが、主人公は生きている。それはプロローグで起きていたある伏線によるものだった。そして、主人公は最愛の者との関係をより良いものにすることができ、ハッピーエンドで物語は幕を閉じる。
この作品の素晴らしいところは、伏線の多さにある。二時間半ある本編の中に数えられないほどの伏線が用意され、進んで行く度に「これはあの時のやつか」と感動することがある。また、頭脳戦はこちらも頭を使わないとわからないことになってしまう。今が夢の世界なのか、それとも現実なのか。それはキャラクターも感じていることであろう。視聴者とキャラクターが繋がれる。そんな作品である。
少し変わった作品に出会いたいと思う方は、ぜひこの作品を見てみると良いだろう。

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8

イケメンとアクション

この映画の主人公は夢の中に入り込むという特殊能力を持っています。その能力を使って相手のアイデアを盗みだすのが大筋ですが、主人公すらその能力に振り回され危険な状態になったりします。基本的にはアクション映画で映画の大半の時間は主人公が銃を撃たれたり転がったりガラスが割れたりするシーンです。ストーリが難解ですが見ごたえはあり、アクションのダイナミックさは他の映画に比べて軍を抜いているといえます。
主人公は最愛の妻を失っており自分の夢の中で、本当は死んだ妻と一緒の時間を過ごしているのですが、そのシーンが何とも言えない寂しさに共感できる私的一押しポイントです。内容もレベルの高いものですが、俳優陣もイケメンぞろいです。有名どころでいうとレオナルド・デカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レブィットなどです。これだけでも見る価値があります。
渡辺謙さんの役は最初ラスボス的な雰囲気を醸し出しながら登場してきた割に、最後は1番足手まといになるというなかなかにふり幅が大きいですがそれを見事に演じ切っています。豪華な俳優陣、ダイナミックで躍動的なアクション映画、難解で考察が楽しいストーリ、家族を亡くした悲しみに共感できる人にはぜひともおすすめしたい映画です。

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SF好きは絶対必修映画!

概要は人の潜在意識つまり、夢の中に入りアイディアを植え付けるという映画。
元々、人のアイディアを夢の中に入り奪うのが仕事であったコブは、斎藤によってロバートフィッシャーという人物にアイディアを抜くのではなく反対に埋め込むという(インセプション)の依頼を受ける。
最初は断ったコブだが、妻殺しの容疑者として家に帰れないコブは、容疑を無効にする代わりにその依頼を受ける。
夢の中の設計士アリアドネ、詐欺師イームス、アーサー、調合師ユスフ、依頼人斎藤とともに作戦を練り、夢の中に入るのだが、そこには沢山の試練が待ち受けている。
ロバートは夢を守る訓練を受けており、そのことを予想してなかったコブたちは銃撃戦になってしまい、斎藤が撃たれてしまう。
さらに、ロバートを騙し、夢の中の夢の中へ。そこはホテルの中であり、ロバートの味方と言いながら情報を引き出す。
ロバートの側近ブラウニングが敵だと思い込ませさらに夢の中の夢の中の夢の中へ。
そこは雪山であり、ロバートの父がいる基地までたどり着こうとするが、コブの元妻である守るが邪魔をしてしまう。
モルを殺して基地にたどり着くが、ロバートと斎藤は死んでしまい虚無という世界へ。
コブとアリアドネは二人を助けるために虚無へ行くが果たして戻ることができるのか見どころです。

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これは、夢か現実か?二度見せずにはいれらない。

夜眠りについた時、夢を見ますか?その夢の中で、さらに夢を見たことはありますか?
本作品のテーマはズバリ「夢」!主人公である企業スパイ・コブを演じたのはレオナルド・ディカプリオ。
企業スパイのコブがターゲットの深層心理にアイデアを植え付ける「インセプション」を行って欲しいという依頼を受けるところから始まります。
ターゲットの夢の中へ入り込むのですが、この「夢」を映像化した技術が本当に素晴らしいんです!
あり得ない方向に曲がっていく道、無重力空間のような場所での作業、夢が崩れて崩壊していく様子。
どのように撮影しているのか、全く想像が付かない映像になっていますので、ぜひチェックしてみてください。
また、キャストには渡辺謙さんも参加されていて重要な役を担っています。主人公のディカプリオ以外にも、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エリオット・ペイジなど、一度は映画で見たことのある俳優さんが抜擢されているため楽しんで見ることが出来ると思います。
さらに夢の中で夢に落ちるのですが、第三者である私達からすると、夢の中も、現実もそれはただの現実にしか見えないんです。これは現実?それとも夢?ルールが複雑なことで有名なクリストファー・ノーラン監督作品ですが、まるで壮大な夢を見ていたかのような気分になり、浸ってしまうこと間違いなしです!

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ここは夢。イメージの空間。

みなさんは眠る時、「夢」をみますか?どうやら夢というのは「深い眠り」よりも「浅い眠り」、レム睡眠の状態の時に見るもののようです。脳が記憶を整理しているとか、海馬に書き込んで長期記憶に変えているなど、科学では様々に解釈されるようです。ですが、昔から「夢」は占いに使われたり、精神分析に使われたりします。また、夢の中では「夢であるという認識」はありません。つまり、「自身の意識領域の外側に存在し、自分で操作することはできない」、そんな神秘的な扱いをされています。

この映画では、「夢の中」に入り込むことで他者のアイディアを盗み出す犯罪者を描いています。
面白いポイントは、「夢」と「現実」の狭間に狂わされている様が生々しく描き出されている点です。現実で失った大切なものを夢の世界に作り出し、その中に閉じこもることで夢を現実にしようとする。現代においては「ネット上の世界」と言えるのかもしれません。自分の都合の良い世界に閉じこもり、その世界で長い時間を過ごすことで、都合のいい世界が「本当の世界」と変わっていく。そんな、人の心の弱い部分をありありと描き出しています。
本作の監督クリストファー・ノーランは、独特の世界観を描き出すことで有名な監督です。本作以外にも、『インターステラー』、『メメント』、『ダークナイト』などがあり、『TENET』では「コロナによる客離れを再生させた作品」と言わしめたほどです。
その入門として『インセプション』、ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか。

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天才監督が作る夢の世界の話

『バッドマン』や『TENET』など、その他数多くの映画を手掛ける天才、『クリストファー・ノーラン』の作品。
他人(ターゲット)の夢の世界に潜入し、その人物のアイデアや機密情報を盗むというスパイをしていた『レオナルド・ディカプリオ』演じる、主人公『コブ』。
『渡辺謙』演じる『サイトー』に依頼されたのは、いまだかつてない最高レベルの難易度のミッション。
コブは愛する子どもと暮らすためにミッションの遂行を決心するが、果たして生きて帰ってこれるのか。
ハラハラドキドキの展開です。
抜群に面白いストーリ展開と、俳優の迫真の演技で引き込まれること間違いなし。
ストーリーも難しい分考察しがいがあって、そういうのが好きな人にはたまらない作品だと思います。
ただ、ノーラン監督の作る映画の世界観は壮大なので、その壮大さに展開についていけなくなる人もいると思います。
ちなみに自分はめちゃくちゃ面白いと思ったし、見終わった後に「今自分が見ている世界はもしかしたら夢なのか?」と思ってしまうほど夢中で観てしまいました。
ちょっと長めの映画なのですが、迷ったら見ることを本当にオススメします!
ぜひ一度、天才クリストファー・ノーラン監督の世界観に触れてみてください。

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ハッピーで終わるかと思いきや、モヤっと!

ドミニク・コブ(通称コブ)とアーサーは、標的の無意識に侵入する軍の実験段階の技術を用いて標的の夢から重要情報を引き出す、「引き出し人」と呼ばれる産業諜報員(産業スパイ)だった。ところが、今回の標的である日本人実業家サイトウは、コブが標的の無意識にある考えを植え付ける (inception)、遂行困難な仕事をこなせるか試したという。

病気である競争相手モーリス・フィッシャーが経営するエネルギー複合企業を破滅させるため、サイトウはコブに、モーリスの息子にして後継者であるロバートに父親の会社を解体させるよう、納得させることを依頼する。サイトウは、見返りとしてコブの殺人容疑を取り消してコブが子供たちの待つ家に戻れるよう、影響力を行使することを約束する。コブは依頼を引き受け、口達者な「なりすまし人」イームス、夢を安定させる強力な鎮静薬を調合するユスフ、亡き妻の父であるステファン・マイルズ教授の助けで勧誘した、夢の中に設置する迷宮を設計する建築学科の学生アリアドネで組織を組む。アリアドネは、入り込んだコブの夢の中で亡き妻モルが侵略的に投影されていることを知る。

モーリスがシドニーで亡くなり、コブたちは鎮静薬を投与して夢に侵入するため、ロバートをロサンゼルスまでの飛行時間10時間の便に乗せる。サイトウは、コブが成功するのを確認するために同行する。

内容が難しいんですが、話が進んでいき、最後ハッピーエンドかと思いきや大どんでん返しが?!
終わり方がはっきりしてないんで、最後は自分の捉え方で変わってくると思います。

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ややこしいけど面白い!SF好きは必見です

クリストファー・ノーラン監督と言えば『バットマン:ダークナイト』のイメージが強い方が多いでしょうか。最近では『ダンケルク』も話題になりましたが、私はこの監督の作品だいたいどれ観ても好きだ~って思います。
その中でも「インセプション」ははっきり言ってややこしい!1回観ただけでは完全に何が起こったか理解するのは難しいと思います。でもそこがこの映画の”味”です。まるでフォトショップのレイヤーのように何重にも重なった夢の世界の中でお話が展開していくので、居眠りなんかしてられません。え?で結局どうなったんだ?と考えているうちにラストシーンに到達、そしてそのラストシーンからも謎をかけられ、あなたはきっともう一度再生ボタンを押してしまう。
そんなにややこしかったら初見は楽しめないんじゃないかと思うかもしれませんが、心配ないですよ。出演俳優陣がなかなかの豪華メンバーですし、アクション要素もあります。夢の中という設定だけあって街が変形していくような、現実ではありえないぶっとんだ表現も見どころです。
製作はアメリカですが、我らが渡辺謙さんがけっこう重要な役どころで出演しております。他にもレオナルド・ディカプリオ、ジョセフ・ゴードン・レヴィット、トム・ハーディー、キリアン・マーフィーと女性ファンも多い俳優さんがずらり。ジョセフとエレン・ペイジのちょっとキュンとする可愛いサービスシーンもありますので、SFアクションとはいえ、女性にもお勧めの映画です。
ネットで探せば解説や考察がごろごろ出てきますが、最初から調べて観るのはRPGを攻略本を見てクリアするようなものです。まずは何も調べずに観て、ぜひクリストファー・ノーランの謎かけに翻弄されてください。