ややこしいけど面白い!SF好きは必見です
クリストファー・ノーラン監督と言えば『バットマン:ダークナイト』のイメージが強い方が多いでしょうか。最近では『ダンケルク』も話題になりましたが、私はこの監督の作品だいたいどれ観ても好きだ~って思います。
その中でも「インセプション」ははっきり言ってややこしい!1回観ただけでは完全に何が起こったか理解するのは難しいと思います。でもそこがこの映画の”味”です。まるでフォトショップのレイヤーのように何重にも重なった夢の世界の中でお話が展開していくので、居眠りなんかしてられません。え?で結局どうなったんだ?と考えているうちにラストシーンに到達、そしてそのラストシーンからも謎をかけられ、あなたはきっともう一度再生ボタンを押してしまう。
そんなにややこしかったら初見は楽しめないんじゃないかと思うかもしれませんが、心配ないですよ。出演俳優陣がなかなかの豪華メンバーですし、アクション要素もあります。夢の中という設定だけあって街が変形していくような、現実ではありえないぶっとんだ表現も見どころです。
製作はアメリカですが、我らが渡辺謙さんがけっこう重要な役どころで出演しております。他にもレオナルド・ディカプリオ、ジョセフ・ゴードン・レヴィット、トム・ハーディー、キリアン・マーフィーと女性ファンも多い俳優さんがずらり。ジョセフとエレン・ペイジのちょっとキュンとする可愛いサービスシーンもありますので、SFアクションとはいえ、女性にもお勧めの映画です。
ネットで探せば解説や考察がごろごろ出てきますが、最初から調べて観るのはRPGを攻略本を見てクリアするようなものです。まずは何も調べずに観て、ぜひクリストファー・ノーランの謎かけに翻弄されてください。