伝説の漫画、NANA
累計発行部数5000万部突破、21巻まで発売されましたが2009年に作者である矢沢あいさんの体調不良を理由に休載、その後再開されておらず…。
まさに「伝説の漫画」となったNANA。
同い年で同じ名前の2人の女の子が運命的に出会い、2人の人生が交差しながら物語が進んでいくという展開です。
内容はさることながらプロローグ、セリフすべてが名言だらけで、人生のバイブルとしている読者が多数。
誰もが胸に秘めているであろう孤独感や虚しさ、醜さ…。
リアルでは決して誰にも吐き出せないさまざまな感情を、漫画の中で2人のNANAが吐き出してくれる。作り話の域を超え、現実に起こっている出来事なのでは?と錯覚してしまうほどのリアルさがこの漫画の最大の魅力です。
連載休止となってから長い年月が過ぎましたが、NANAの人気は色褪せていません。
復活を待ち侘びる声が後を経たない一方で、それぞれが想像する形で完結させた方が良いのでは?という声も多く、「NANA論争」はいまだ続いています。
ストーリー、登場人物のビジュアル、長期に渡る連載休止。
そのすべてが伝説となっているNANA。
世代を超え、日本が残る「伝説の漫画」として受け継がれていくのだと思います。