NANA / ナナ

NANA / ナナ

『NANA』は、漫画家矢沢あいによる人気を博した少女漫画である。この作品は集英社の『Cookie』という少女漫画雑誌で連載されていた。完結しておらず、漫画家の療養のため休載中となっている。ストーリーの展開は、東京に住んでいる彼氏を追いかけて上京する主人公の小松奈々と、プロのミュージシャンを目指して同じく東京に向かう大崎ななという同じ名前を持つ女の子が出会い、友情や恋愛、挫折や成長をしていくというもの。小学館の漫画賞を受賞した作品で、累計発行部数は5000万部を超えている。映画やアニメ、CD作品だけでなく、世界各国の言語に翻訳されて、世界の町の本屋でも目にするほど広く展開されている。
メインキャラクターが二人存在するかたちだが、性格は対照的に描かれている。ファンの間では、小松派と大崎派にわかれることもあるが、共通項としてあげるならば、どちらもおしゃれで、ファッションセンスが良い。映画では、BLACK STONESとTRAPNESTというバンドが物語の要素となっており、中島美嘉や伊藤由奈らの実力派歌手が起用され、少女漫画からの映画という枠には収まらない音楽性の高い作品になっている。

unabara_ig8のレビュー・評価・感想

NANA / ナナ
8

NANAが再開するのを待っている。

親に捨てられ厳しい祖母に育てられたナナは祖母の死と見た目からの誤解から高校を辞めてしまう。クラスメートの誘いでライブハウスへ訪れヴォーカリストの地位をつかむ。
一方、恋に恋焦がれるもう一人の菜々。付き合っていた彼を追って東京へ上京。その行く途中でナナは奈々と出会う。
ナナはバンド「ブラスト」のヴォーカリストとして、そして過去に愛し合ったレンとの再会で再び愛し合い、奈々は離れて行った彼の心を取り戻すことなく、寂しさをナナのはからいで知り合った人気バンド「トラップネス」のベース、タクミと愛し合い入籍し子供を授かる。色々繋がり、絡み合い、もがきながらそれぞれのNANAを中心にドラマは流れていく。
マンガはレンが車の事故で亡くなったところで止まっている。アニメや実写映画(1部・2部)までやっている「矢沢あい」さんの大ヒットマンガである。
ロックバンドが大きくなっていく過程やカッコいい劇中歌も大好きなところです。実写映画でナナ役は「中島美嘉」さんが演じられていて「GLAMOROUS SKY」等のカッコいいロックナンバーが印象的でした。アニメ版では当時は声優さんと歌のシーンは別の人(歌手)が担当をしていました。ナナの声優さんは「朴璐美」さんで歌は「土屋アンナ」さんでした。「rose」や「黒い涙」などが印象的なロックサウンドを聞かせてくれます。
この素晴らしいロックバンドを題材にした『NANA』がめちゃくちゃ途中で終わっています。再開を強く望んでいます。途中で終わっているから美化されているんだったら嫌だなー。