シュガシュガルーン

シュガシュガルーン

『シュガシュガルーン』とは安野モヨコが2003年から2007年まで『なかよし』で掲載した少女漫画、それを原作としたアニメ。次期女王候補である魔女のショコラ=メイユールとバニラ=ミューは、女王試験の為にお菓子でできた魔界から人間界へやってきた。どちらが女王にふさわしいか、気持ちを結晶化した人間のハートをめぐって勝負を繰り広げる。やがて対立するオグルとの戦いで魔界がピンチになってしまう。ライバルで親友である2人の友情や恋の行き先をファンタジーに描いた。第29回、講談社漫画賞児童部門を受賞した作品。

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『働きマン』とは、2004年に講談社『モーニング』で連載を開始し2008年まで連載した安野モヨコによる仕事漫画である。雑誌『JIDAI』の女性編集者・松方弘子(まつかた ひろこ)は28歳独身。上司や同僚、後輩たちと「よい雑誌」を作るために日夜奮闘中だ。一旦仕事モードになると寝食を忘れ、恋人よりも仕事を優先する。そんな彼女の痛快お仕事ストーリーである。20006年にアニメ化、2007年にテレビドラマ化された。ドラマの主演は菅野美穂が務めた。

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『ハッピー・マニア』とは1995年より安野モヨコが『FEEL YOUNG』で連載した漫画、およびそれを原作としたドラマ作品。2017年に続編となる『後ハッピー・マニア』の読み切りを発表、その後連載が開始された。理想の恋人を求めて突っ走る、破天荒な主人公シゲカヨ(重田加代子)が、男と付き合っては別れてを繰り返しながら「しあわせさがし」をしていく様子を描く。恋愛と性に関する女子の本音が赤裸々に語られている作品。何度痛い目に遭っても立ち直るシゲカヨの姿がおかしくも魅力的な、恋愛コメディー。

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『脂肪と言う名の服を着て』とは安野モヨコが『週刊女性』にて1996年6月から1997年9月まで連載した、過食やダイエットを題材にした漫画である。タイトルが連載時の『やせなきゃダメ!』から単行本化の際に改題された。自信がなく食べることに安心感を得ている肥満体型のOL・のこは、恋人の浮気から過食に陥ってしまう。テレフォンクラブで出会った謎の「デブ専老人」からもらった大金を手に、エステに通い痩せて行くのこは幸せになれるのか。美しさとは何なのかを問う、女性の心の闇を描いた問題作。

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シュガシュガルーンのレビュー・評価・感想

シュガシュガルーン
10

女王候補の2人に近付く黒い影

魔界に住むショコラとバニラは新たな時代を切り拓く為の女王候補として選ばれた魔女である。人間界で女王候補としての課題「ハート(エクル)」を多く集めた方が次の女王として魔界を統べる事が出来る立場に立つことが出来るが、2人はどちらが女王になっても「ずっと親友でいよう」と約束をし、遂に人間界へとやって来た。ここでは普通の人間として名前を変えて中学校へ転校生として過ごす事になる。「ハート(エクル)」と言うのは人間達が持つ感情の力を結晶化した物を集める事。魔界の経済を回す物としても扱われている大事な資源なのだ。

因みに「ハート(エクル)」には様々な色が存在している。1番下から黄色→オレンジ→ピンク→赤色→紫色までが人間が持つ感情の力を表しているが、その中に黒いハート、ノワールと呼ばれている物がある。普通の魔法使いが触れるだけで衰弱してしまうという人間の嫉妬や憤怒や優越感・憎しみ・孤独感を固めた負のエネルギー、この黒いハートを持つ人間自体も魂を削る程の影響を及ぼす。そんな黒いハートを人間達に芽吹かせ、かつ普通の魔法使いとは違う存在・オグルと呼ばれる種族達の王子様・ピエールが彼女達に迫る。魔法使いにも人間と同様に「ハート」を持っているが、人間と違うのは「ハート」は心臓と同じ物、つまり奪われたらその魔法使いは死んでしまうのだ。人間は感情の力が失われてなければ作り出す事は出来るが、魔法使いは作り出す事が出来ない、唯一無二の物。

そんな大事な「ハート」をショコラはピエールの魔法によって奪われかけてしまう事態に陥る。何とか使い魔の力によって最悪な事態は防ぐ事に成功。その時にショコラは2度とピエールにはときめかない事を誓い、ピエールから身を引く最中、次の矛先はバニラへと向かう。バニラの心優しい性格にピエールは付け込む。周りの人間達や友達、いつまで経っても周囲に馴染めない異物感に苦しむ中にバニラは本当は現女王の子供ではなく、オグルの子供としてすり替えられた存在だとピエールは囁く。誰にも打ち明ける事が出来ない話にバニラは親友のショコラにさえ秘密にし、ピエールの住む館へと足を踏み入れてしまう…。同じ立ち位置にいては勝てない、なら暗黒ですら操れる女王になってしまえば、とバニラは黒いハートを胸の中に埋め込む事を望んだ。でも黒いハートにはもう1つ秘密が隠されていたのだ。それは普通の魔法使いがオグル化する事が出来るという事実だった。バニラはそれを承知の上でオグル化し、遂にはオグルの女王となってしまう…。ショコラはバニラの中に埋め込まれた黒いハートを取り出すことは出来るのか、それともこのままバニラを死なせてしまうのか。本当の友情を取り戻すには何をどうすれば良いのか。ショコラが動き出す先に答えは見付かるのか…?

シュガシュガルーン
9

一度は読んでみてほしい作品!

少女マンガにしてはクオリティーがとても高いです。
物語は、主人公のショコラと親友のバニラが魔法界のクイーンを決める試験のため人間界へ行き、人間の心(ハート)を結晶化して集め、より多くのハートを得た者がクイーンになれる。
「どちらが勝ってもずっと親友」と約束し、魔法界を出た二人は人間界で学園生活を送ることに。でも、魔法界と人間界では好みのタイプが正反対!
ショコラは負けん気の強い、いわゆる気が強い女の子。魔法界ではそんな女の子がモテるのに、人間界ではバニラのような泣き虫で女の子らしくて守ってあげたいと思わせる子がモテる。そんな事実に戸惑いつつも頑張るショコラ。
ショコラのある日の行動をキッカケに二人は喧嘩をしてしまい、二人の仲は壊れてしまいます。壊れた仲をどうにか修復出来ないかと悩み、行動するショコラに様々な試練が。
無事にバニラとの仲が元通りになった後魔法界では異変が起こる。それを止めるため、ショコラは自分の父親であり大罪人の魔法使いグラースの元へ。
最後はショコラ自身、愛を手に入れる、そんなお話です。

最後の方は読んでほしいと思うので多少省きました。
安野モヨコ先生の他の作品を読んだことがないのですが、登場するキャラクターはどの子も魅力的で、絵も安野モヨコ先生の特徴的な絵でもありますがとても可愛いです。洋服だったり、登場する小物類だったりかなり凝っています。あまりにも素敵なので何処かでコラボして出してほしいと思うほど可愛いです。女の子が好きっていう物が詰まっている作品だと思います。
また、全8巻と数も少なくも多くもない作品なのでサクサクと読めます。他の少女漫画を比較するのは良くないですがグダグダしているなどは殆ど無いです。

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