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こんな恋がしてみたい
1995年に上映されたアメリカのラブロマンス映画。ヨーロッパを走る列車。列車内で偶然出会ったアメリカ人男性とフランス人女性。二人はふとしたことから会話をはじめ、運命を感じたのかウィーンで途中下車。それから翌朝まで時間の許す限りウィーンの街を歩きます。二人はとても知性的で哲学的な話を繰り返していくうちに互いを知り、人生や互いの価値観を確かめあいます。「列車で感じたあの運命は本当の恋だった」と互いに感じた二人はこの一夜を街中で楽しみます。
若いがゆえに二人は大人の関係でありたいと思い、連絡先は交換せず今晩だけの恋人という選択をするのですが、別れが近づくにつれ二人の気持ちは変わっていきます。翌朝、別れる際に二人は連絡先は交換しないものの、半年後にウィーンで会おうと約束します。果たして二人は半年後に再会できたのでしょうか。その答えは9年後に上映される続編で知ることができます。この作品の主な特徴は主人公の二人だけで世界を作っているということ。もちろんその他キャストもたくさんいますが、これといって目立つことはありません。意中の異性が身近にいるならば、この映画の二人ような会話やジョークを繰り広げてみたいと思える映画です。