クレヨンしんちゃん(クレしん)のネタバレ解説・考察まとめ
1990年に臼井儀人が『漫画アクション』で連載を開始した漫画、および同作を原作に据えたアニメ作品。埼玉県春日部市にすむ、破天荒な「嵐を呼ぶ園児」野原しんのすけと、周囲の人間が巻き起こすドタバタギャグを描く。2009年に臼井儀人の逝去により絶筆。翌年、臼井儀人のアシスタントらによる「UYスタジオ」が『新クレヨンしんちゃん』と題して連載を引き継いだ。
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『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(クレヨンしんちゃん ガチンコ!ぎゃくしゅうのロボとーちゃん)は、2014年4月19日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場版アニメ作品。『クレヨンしんちゃん』シリーズの劇場映画としては22作目にあたる。同シリーズとしては初めて父・ひろしをメインとしたストーリーで、ロボットに改造されたひろしを軸に物語は進む。第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、テレビ朝日開局55周年作品。
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは、謎の美女に連れられ、エステの「無料体験」を受けることに。エステを終えて帰宅したひろしだったが、そこで自分がロボットになっていることに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親たちの復権を企てる「父ゆれ同盟」の恐るべき陰謀だった。
1990年に臼井儀人が『漫画アクション』で連載を開始した漫画、および同作を原作に据えたアニメ作品。埼玉県春日部市にすむ、破天荒な「嵐を呼ぶ園児」野原しんのすけと、周囲の人間が巻き起こすドタバタギャグを描く。2009年に臼井儀人の逝去により絶筆。翌年、臼井儀人のアシスタントらによる「UYスタジオ」が『新クレヨンしんちゃん』と題して連載を引き継いだ。
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『クレヨンしんちゃん』とは、埼玉県春日部市を舞台とした臼井儀人による漫画作品。5歳の幼稚園児・野原しんのすけとその家族を中心に、友達や周囲の人を巻き込んだドタバタコメディー作品である。 青年漫画として連載開始したが、アニメ化により子供に人気が出た結果、原作漫画も子供を意識した内容にシフト。家族や仲間の大切さを描くようになった。 親子で楽しめる作品となっており、大人の心にも響く名言・名セリフが多いことも、作品が愛され国民的アニメとなった要因である。
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『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』とは、臼井儀人の『クレヨンしんちゃん』を原作とした映画。単行本26巻に収録されている番外編漫画『しんのすけ・ひまわりのエスパー兄妹』を元にした物語である。『クレヨンしんちゃん』初の完全3DCG映画で、制作を担当した株式会社白組によると、「ツヤツヤもちもちカラフル」をテーマにしているとのこと。 ある日突然正義のエスパーとなった主人公の野原しんのすけが、悪のエスパー・非理谷充と戦い、世界の平和を守る物語である。
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『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』とは、臼井義人のギャグ漫画『クレヨンしんちゃん』を原作としたアニメ映画。映画『クレヨンしんちゃん』の第9作目で21世紀最初の『クレヨンしんちゃん』映画シリーズである。2001年4月に公開された。昭和の懐かしさが感じられるため、子どもだけでなく大人もハマる映画となっている。70年代の遊びやテレビが再現されたテーマパークである20世紀博が春日部に誕生し、大人たちは熱中してしまう。やがて街から大人たちが消えてしまう。
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「クレヨンしんちゃん」は、1990年からの漫画の連載が始まり、現在でもとてもとても大人気なアニメです。しかしそこには時代の変遷に従って、もちろん絵のタッチの変更などはありましたが、大きく消えてしまったものがたくさんあるのです。それは人物を始め、ある行為全般やリアルタイムの事件や事例に基づいて消去を余儀なくされたものから、数多く存在するのです。今回はそれらを画像と一緒にまとめました。
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野原しんのすけの妹、ひまわりちゃん。とても可愛いひまわりちゃんについてまとめました。
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「永遠の五歳児」としてお子様に大人気のクレヨンしんちゃんの主人公・野原しんのすけ。いつも我々を楽しませてくれるしんちゃんですが、たまには大人になった姿も見てみたいですよね? そんな妄想を叶えてくれたのが坂取さん(@_nnbn_)のファンアート。ちょっと大人っぽくなったしんちゃんが見れる貴重なイラストをご紹介したいと思います☆
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映画も大人気のクレヨンしんちゃん。国民的アニメとしておなじみです。今回はそんなクレヨンしんちゃんの裏設定や都市伝説、豆知識、トリビア、雑学を幅広く紹介しています。知っていればより楽しめること間違いなしです。
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誰もが知っている有名作品だけでなく、コアなファンの間で人気のある作品に登場するキャラクターの中で、悲惨な最期を迎えたキャラクターたちをまとめました。
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クレヨンしんちゃんに出てくる登場人物の中には、風間トオルやまつざか梅先生のようなまともな名前の人もいる中で、一度っきりだからいっかみたいなアレなネーミングな方がたくさんいらっしゃいます。そんな中でも、かなり特徴的かつ面白かった人物をまとめたので、ご紹介していきたいと思います。
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クレヨンしんちゃんの主人公、野原しんのすけ。サザエさん方式でオトナになることのない彼ですが、成長した姿を想像してしまうのがファンというもの。彼は一体どんな大人になるのか、今までの劇中で見られたオトナしんちゃんの姿から予想してみましょう!
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ぶっ飛んだ発想、展開ながらも泣かせてくれると話題の『クレしん』こと『クレヨンしんちゃん』映画ですが、よくよく見たら『ドラえもん』映画同様に「トラウマ」的な描写も多々ありました。(一部ネタバレあり)
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誰もが知るアニメ作品には、まことしやかに囁かれる怖い噂が付き物だ。ここでは有名なアニメ作品にまつわる怖い話や都市伝説を紹介する。あくまでも噂であり、公式で否定されたネタも含まれる。
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2016年5月の放送をもって、ついに公式で完全復活しました!待望のぶりぶりざえもんです!ぶりぶりざえもんこと略してぶりざえは、アニメや漫画で登場した当時のころから、いろんな意味で話題となってきた、もはや「クレヨンしんちゃん」で忘れてはならないキャラクターの一匹!(ぶただからねb)今回はそんな完全復活を記念して、ぶりざえの英雄伝をまとめてみました。
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「クレヨンしんちゃん」では、毎年公開される映画にはもちろんのこと、通常の時間帯での放送でも、たびたび芸能人の方がよく登場してますよね。しんちゃんの世界での絵コンテ・タッチというだけあって、その特徴をとらえた愛着あるキャラクターは、見ているだけで面白いものです。また、アフレコも御本人がやっていることもあり、本当にしんちゃんの世界に居るみたいです。今回は、そんなしんちゃん世界の芸能人をまとめました。
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ここではネット上に投稿された、非公式の「18年後のクレヨンしんちゃん」を紹介する。5歳のしんのすけと仲間たちとはかけ離れたその姿や言動が「ひどすぎる」と話題になった。少々過激な表現もあるので閲覧注意だ。
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長年にわたって描かれ続けている人気漫画の数々。改めて最初から読み返してみると、なんだか途中から絵柄やタッチが違っていると感じたことはないでしょうか。もはや同じ作者とは思えないほど絵が変わっているものもあって、ちょっとビックリしてしまいますよね。この記事では、人気漫画の今昔画像を集めました。初期の頃の絵と今の絵と、あなたはどっちが好きですか?
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「子供に見せたくないアニメ」と評されつつも長年愛されてきた「クレヨンしんちゃん」。 映画では「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」などの感動作も公開されています。 そこで、「クレヨンしんちゃん」の映画の興行収入と受賞歴に注目してまとめてみました。
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本記事では劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズの、DVDラベル(レーベル)画像をまとめて紹介している。記事中では『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などを多数紹介している。ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがだろうか。
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ここではアニメ『クレヨンしんちゃん』のキャラクター、野原ひろしの名言・名セリフをまとめた。普段はうだつの上がらないサラリーマンだが、ここぞというところで強さを見せるひろしは「名言の多いキャラクター」として知られている。
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世間や業界、ファンの間でも知れることが少ないあのマンガ・アニメの制作・誕生・裏話を紹介する記事です。
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アニメ・漫画に関する都市伝説を集めました。国民的アニメ『サザエさん』のアニメ放送が株価に影響を与えるという噂をはじめ、『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』などの人気作品に関する都市伝説を掲載。知れば誰かに話したくなる驚きの情報を、どんどん紹介していきます。
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世界的な人気を誇るSF映画『スター・ウォーズ』シリーズ。人気ゆえにパロディ作品もたくさん生まれており、日本の人気アニメ『クレヨンしんちゃん』も通称「クレヨンウォーズ」を放送したことがあります!どのような内容なのか、本家と比較しながらまとめました。
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国民的アニメの怖い都市伝説をまとめました。ここで紹介するのは『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『トムとジェリー』『ドラえもん』にまつわるものです。明るく元気な作品のイメージからは想像できない怖い噂を、動画を交えながら紹介していきます。
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ぎっくり腰になった野原ひろしがエステに行くと体は治ったもののロボットにされてしまい、元の体のひろしを助けに行くという家族の絆を描いた映画です。家族内での父親の立場が低い中、ロボットになったことで疲れることなく、子供と遊び、家事や庭の掃除をして父親の立場も高くなり家族全員が喜びました。しかし、そこに愛はなくロボットではないひろしを求めるようになります。
特に感動する場面が2つあります。
1つ目は最後の腕相撲で本当の父親を決めるところです。父親としてのプライドのぶつかり合い、そして家族からの応援。どちらかのひろしを必ず失うという悲しい状況で、みさえは愛する夫のために応援し、しんのすけもロボットのひろしに気持ちがありつつも、本当のひろしを応援する姿に心が熱くなりました。ロボットのひろしは何も悪くないのに家族を失わなくてはならないというのもとても悲しくなります。
2つ目はしんのすけが無理やりピーマンを食べさせられている場面です。そこでひろしが「強制としつけは違う、自分からやるようにしないと意味がないんだよ!」と言い、子供を思いやる気持ちや子供を守る気持ちが感じられました。
普段立場が低いですが、いなくなってからわかる父親の存在、最後は能力やスペックではなく愛や絆、そして思い出を選んだ野原一家。感動し、考えさせられる素晴らしい映画になっています。
クレヨンしんちゃんファンなら誰もが「こんな父親が良いな」そう思わせてしまう程、男気と愛情に満ち溢れた主人公の父である野原ひろし。
今作はそんな野原ひろしにフォーカスした作品。
物語の内容は、とある休日に野原ひろしは主人公野原しんのすけと共に散歩をする。
デパートで見つけたロボットのおもちゃに親子揃って童心をくすぐられる。
テンションが上がってしまった野原ひろしはしんのすけを「合体」と称し肩車をしようとする。
その時、グキッ!と腰を痛める。そう、ぎっくり腰である。
妻であるみさえに怒られると意気消沈するも、仕事に影響が出ないようにと病院に向かうが、休診日。
もうダメだと落胆していると、クレヨンしんちゃん名物のナイスバディなおねいさんが現れる。
そのおねいさんが言うには、「鋼のような肉体を得られるエステ」をやっているそうだ。
美女には弱いひろし。その甘い誘惑に乗ってしまう。
しんのすけも同行しようとするも子供はダメだと帰されてしまう。
帰宅後、その事を母みさえにしんのすけが報告している所にひろしが帰宅。
家族は全員ぎょっとする。
なんとひろしの体は生身の人間ではなく文字通り鋼の体のロボットになっていたのだ!
エステに行ってロボットに変わってしまったと必死に訴えるひろしだが、主張も虚しく警察に通報されてしまう。
果たしてこのロボットひろしは本当にひろしなのか?はたまた偽物ならば本当のひろしはどこに?
こうして物語が始まります。
作者である臼井儀人が亡くなってからしばらくクレヨンしんちゃん離れしていた筆者である私だが、
昔から大好きな野原ひろしにフォーカスされているのでは見るしかない!と映画館に足を運び、見事に野原ひろしファンとしてこの世に復活しました。
野原ひろしの家族愛、そして男気がフルに今作では描かれており、
まだ野原ひろしの良さに気付いていないクレヨンしんちゃん新規ユーザーの方々も映画を見終わった頃には惚れてしまうのではないかと思う程の出来でした。
家族から本当にひろしなのか?と疑われとても良い気分ではないだろうに、それでも愛する家族の為と奮闘する父親野原ひろしは本当にかっこよかったです。
最後のシーンではクレヨンしんちゃんファンなら胸が熱くなる事間違いなしの
「男の約束」が登場します。
是非ぜひ野原ひろしを好きになってしまう今作をご覧ください!
今回の作品は、世の中の”お父さん”がターゲットになっています。作品を観た後は、家族の中でのお父さんの役割とは何なのかを考えさせられると思います。きっと、改めて妻や子供に愛情を持って寄り添いたいと思う事が出来るでしょう。
ざっくりとした内容は、人間とロボットの2人のひろしが登場し、どちらが本物の野原家の父ちゃんなのか?というストーリーです。ロボットだからといって心が無いわけではないという設定が、視聴者の心をグッと掴みます。どちらのひろしも家族に対する愛情が深い為、みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロはどちらが“本物の父ちゃんだ”と簡単に言い切れなくなってしまいます。
見どころはやはり、最後の2人のひろしの腕相撲シーンだと思います。ロボットのひろしは圧倒的に強いはずなのに、結果的に負けることになります。「男の勝負に手加減はいらないよなぁ」と言っていたのにも関わらず、自ら負けることを選んだ心情には何が隠されていたのでしょうか。
面白かったシーンで特に印象に残っているのは、ロボットのひろしが仕事から帰宅した際に、しんのすけとひまわりに身体の仕掛けをいじられているシーンです。
感動するだけではなく、面白おかしいギャグも豊富に組み込まれているので、ほっこりしたい方にお勧めします。
この映画には考えさせらる点がいくつかあります。特に私がこの映画を見て考えさせられたのが「ロボットに自分と同じ心が宿った時、それは自分と何が違うのか。」ということです。
本作品中では「ロボとーちゃん」という呼び名で物語が進んでいきますが、アニメ「クレヨンしんちゃん」というコミカルな作風もあってか「ロボとーちゃん」を「ロボット」として見ることは恐らくありません。非常に巧妙です。
ロボットと共に暮らしている内に人のような感情が芽生える、人と同じように見えてくる、という作品は枚挙に遑がありません。しかし本作では、「父親が改造されてロボットになった」という設定で物語が進みます。したがって冒頭から「ロボとーちゃん」=「野原ひろし」というインプリンティングがなされます。
適応力のあるしんちゃんはすぐにロボとーちゃんを受け入れますが、みさえはすぐには受け入れられません。ですが、視聴者の頭の中には「ロボとーちゃん」=「野原ひろし」と刻印付けされているので同情、かわいそう...などの感情がめぐることでしょう。その「野原ひろし」にとっては非常に逆境ともいえる状況ですが、家族を愛する「心」からだんだん家族として受け入れられます。この時点で「ロボとーちゃん」は視聴者にも完全に受け入れられ、また「ヒーロー」のようにも映ります。
そして物語は「転」を迎え、「ロボとーちゃん」=「野原ひろし」ではないという事実を知ります。ここで最初はしんのすけがどちらの「とーちゃん」に対しても肩入れすることなく、ニュートラルに両者との距離を置くことがまた巧妙です。そう、この後にはみさえと「とーちゃん」が再開するシーンがあるからです。ここで最初のみさえの描写が映えます。また、ロボットだから泣くことができない「ロボとーちゃん」の手に大粒の雨が落ちてくるシーンが美しく感じられます。
そして舞台は家へと戻り「ロボとーちゃん」と「とーちゃん」はどちらが本物の「野原ひろし」であり「父」であるか、子供とのコミュニケーションツールでもあった腕相撲を用いて、一家に「ロボとーちゃん」こそが真の「父」であることを誇示します。
物語は大詰めへと向かい、「とーちゃん」が囚われていた間に築いた、しんちゃんと「ロボとーちゃん」の思い出を最大の武器に黒幕を撃破します。ここでの段々原が黒幕に対し「あなたの罪は、人の心をおもちゃのように弄んだことです!」という台詞がかっこいいですね。
黒幕は誰の心を弄んだのか。それが民衆だったのか、家族だったのか、野原ひろしだったのか。いい余韻です。こうして、物語は最大の山場を迎えます。
先の激闘によって損傷し、死期を悟った「ロボとーちゃん」は「とーちゃん」に、先ほど家で誇示した家族の父の座をバトンタッチするため、腕相撲での決闘を申し込みます。結果、「野原ひろし」こそが一家の主たる「とーちゃん」となり、「ロボとーちゃん」はニセモノへとなります。いえ、「ロボとーちゃん」がニセモノになることを望んだのです。しかし、家族は「ロボとーちゃん」も「とーちゃん」であると受け入れます。それは野原ひろしも例外ではありませんでした。
私はここでは「ロボとーちゃん」と「とーちゃん」のアイデンティティが融合したかのように感じられました。死の間際という非常に不安定な状態で「ロボとーちゃん」と「とーちゃん」がお互いを「おれ」と呼び合います。物語の最初から野原ひろしだと思っていた人物と、本当の野原ひろしが一つの野原ひろしとなります。こうして、ロボットは壊れて動かなくなります。…と書くと違和感があります。もう一人の野原ひろしは絶命します。こう書かなければ違和感があるほど「ロボとーちゃん」は野原ひろしであり、人でした。
もし、あなたの完全なコピーが現れたとき、あなたの心は世の中に1つだけでしょうか。もし、あなたの完全なコピーが表れたとき、あなたこそが本物だという証明はなにが保証しますか。
こんなことを考えていると、家の中の掛け軸「色即是空」の文字が突然鮮烈に思い返されます。まさに「この世の万物は形をもつが、その形は仮のもので、本質は空であり、不変のものではない」。人の体でも、機械の体でもその形は仮…借りのものであり、本質はどこにでもあり、変わらぬことはないのでしょう。素晴らしい映画でした。