ほっこり感動したい時に観てください。
今回の作品は、世の中の”お父さん”がターゲットになっています。作品を観た後は、家族の中でのお父さんの役割とは何なのかを考えさせられると思います。きっと、改めて妻や子供に愛情を持って寄り添いたいと思う事が出来るでしょう。
ざっくりとした内容は、人間とロボットの2人のひろしが登場し、どちらが本物の野原家の父ちゃんなのか?というストーリーです。ロボットだからといって心が無いわけではないという設定が、視聴者の心をグッと掴みます。どちらのひろしも家族に対する愛情が深い為、みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロはどちらが“本物の父ちゃんだ”と簡単に言い切れなくなってしまいます。
見どころはやはり、最後の2人のひろしの腕相撲シーンだと思います。ロボットのひろしは圧倒的に強いはずなのに、結果的に負けることになります。「男の勝負に手加減はいらないよなぁ」と言っていたのにも関わらず、自ら負けることを選んだ心情には何が隠されていたのでしょうか。
面白かったシーンで特に印象に残っているのは、ロボットのひろしが仕事から帰宅した際に、しんのすけとひまわりに身体の仕掛けをいじられているシーンです。
感動するだけではなく、面白おかしいギャグも豊富に組み込まれているので、ほっこりしたい方にお勧めします。