Genesis(ジェネシス)の徹底解説まとめ

英国出身の代表的プログレッシブ・ロックバンドグループ。5大プログレッシブ・ロックバンドの一つと言われる。1967年に結成。結成当時のリードボーカルは、ピーター・ゲイブリエルだったが、1975年に脱退。その後に、フィル・コリンズがリード・ボーカルを担当するようになってから、世界的スーパー・ロックバンドへと変貌した。2008年以降、事実上の活動停止状態。2010年、ロックの殿堂入りをしている。

コンサートや舞台、クラブシーンで無くてはならない色彩・光量・光の方向を自由自在に変更する照明装置の事であるが、これが広く普及するのにGenesisが一役買っている。
ブルース・バンドを組んでいたカルムスとブラッチは、音と連動して動く照明装置を考案し、1970年、テキサス州にShowcoと言う証明会社を設立した。
その後、同じような照明機材を、複数のメーカーが開発、しのぎを削るようになる。この初期の照明装置にはGenesisも注目しており、特にゲイブリエル脱退後のステージ演出に照明装置による効果を重要視し、77年の「Wind & Wutheringツアー」(ライブアルバム「Second Out」(邦題:眩惑のスーパーライブに収録)では、別のメーカーで作られた、バリライトのひな形の様な装置が使われている。
その後、Showcoは競合他社との製品区分化を明確化するため、研究部門を設立。音と併せて、光の色、方向、厚薄を卓上で自在に操れるライトを開発。それを、1980年、当時のGenesisのマネージャー、トニー・スミスに持ち込んだ。
Genesisは、常に舞台装置の革新に興味を持っており、トニーはこれを翌年のABACABツアーから導入。「バリライト」(VARI-LITE)の命名も、彼によるものである。

Genesis: Drum Duet/Los Endos live 1987

上記動画は、9分頃から、バリライトが音と併せてどのように動くのかよく判る。

ツイン・ドラムス・セッション

今や、ライブパフォーマンスでの特徴の一つとなっている、フィルとトンプソンのツイン・ドラムスであるが、Wind & Wutheringツアーでは、ビル・ブルーフォード(「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー・2016」で18位)とフィル(同・43位)の、2大ドラマー対決が見られる。

ラザフォードの12弦ギター

派手なパフォーマンスは無いが、堅実な演奏でバンドを支えているマイク・ラザフォードだが、パブリックスクール在籍時より、アンソニー・フィリップスと12弦ギターと8元ベースを研究していたことは有名な話。
今でも、Shergold社でカスタムメイドした12弦ギター+4弦ベースを、ライブで披露している。

Genesis - In The Cage Medley, Afterglow (When in Rome 2007)

上記動画では、ラザフォードが12弦ギター+4弦ベースを弾いている。

現段階でのグループ活動状況

出典: ar.cienradios.com

1997年のアルバム「Calling All Stations」発表後、解散宣言が出されたが。何度か復活し、ライブ活動を行っている。現段階で最後の活動は、2007年の「Turn It on Again」ツアーが最後となっているが、2016年末、2017年にライブ活動を再開すると、フィルが公言している。
基本的に、トニー・バンクス、マイク・ラザフォード、フィル・コリンズの3人が揃わないと、グループ活動は行わない事が暗黙の了解になっている様で、その為、フィルの動向により、グループ結成・解散を繰り返しているのが現状の様である。

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