職業・殺し屋。(職・殺。)のネタバレ解説・考察まとめ

2000年から連載された西川秀明の漫画。そのあまりのグロテスクさとエロティックさに話題になり、「殺人の権利を“逆”オークションで競り落とす」という設定も奇抜ゆえ、人気を博した。職業として殺し屋を営んでいる人々がどのような殺人を行うのかを描いたストーリー。2014年、『職業・殺し屋』全15巻、『新 職業・殺し屋。斬 ZAN』全5巻をもって終了した。

赤松(あかまつ)

もともと拳闘をやっていたが、故障してやさぐれていたところをヤクザの親分に拾われる。
「修羅の左」「菩薩の右」とナックルガードをした拳での攻撃は強烈で、蜘蛛(志賀)でさえ負傷したほど。
心臓に障害を抱えていたが、小夜子の「太陽の息吹」によって完治した。
拾ってくれた親分の娘と場末でバーをやっている。

四条誠(しじょうまこと)

殺し屋名は「死条誠」。
幼稚園の保育士をしており、子供からお母さんたちまで絶大な人気を誇る。
鎌倉時代に生み出された天皇を護るための武術「死条皇神流(しじょうこうしんりゅう)」の最終継承者で、思う存分技をつかってみたくて「職業・殺し屋。」に登録した。
響子という女性と結婚していて、仲の良い夫婦である。

細川一二三(ほそかわひふみ)

女子大の助教授で、武器はアーチェリーと氷の矢。
ラマヌジャンという高名な数学者に例えられるほどの天才だったが、それを妬んだ他の数学者の手によって左遷される。だが、本人は数学以外に興味を持たないため、それを受け入れている。
その女子大で知り合った女性と肉体関係があり、南の島で結婚式をあげている。
「必ず自らの殺しを見ることで自分の殺人公式の美しさを証明してもらわなければならない」と、毎回ヘルプを頼んでいる。

火室魔由香(ひむろまゆか)

殺し屋名「炎の魔女」。
日本屈指の資産家で、火室コンツェルンの総裁。この作品で一番のお金持ちである。
幼い頃両親が殺され屋敷に火がつけられたことを記憶しており、その犯人を探している。
執事の風間とは炎を糧にした絆があり、「炎香剤」と呼ばれる薬品を使用して、ターゲットを火だるまにしながらも良い香りを漂わせることをモットーとして殺人を犯す。
殺人の際には全身を包む耐火スーツを着ている。

田島綾子(たじまあやこ)

オーナー・KEIの通う中学校の教師。
才能を妬まれ田舎に左遷され、同僚の教師にはコンプレックスをぶつけられて犯され、もう死にたいと思っていたところにKEIが「仲間になって」と同僚の教師を綾子自身に殺させる。
その後KEIとは深い絆でつながり、情婦となる。

宮内啓(みやうちけい)

「職業・殺し屋。」のオーナー。「KEI」と名乗っている。
宮内建設の跡取りで、資産家。
愛している母親を父親の暴力から救うために「職業・殺し屋。」を立ち上げる。
蜘蛛とは父親殺し以来の仲。
非常に頭がよく運動神経も抜群だが、学校では目立たないように生活していた。
が、綾子が「自分の母親に似ている」と感じたことにより、綾子を「職業・殺し屋。」に加入させて救う。
寝たきりの母を世話しながら、学生生活、オーナー業、綾子との色事に精を出している。
よく大仕事の時に蜘蛛と蟷螂を呼び出して、蟷螂に文句を言われている。

『職業・殺し屋。』の用語

蜘蛛の糸

志賀が使用する、刃が伸縮しよく曲がるリールのようなものに収まっている武器。
これを志賀は片手で扱い、ターゲットを輪切りにする。

逆オークション

殺人依頼を受けるために参加する「職業・殺し屋。」のHPシステム。
登録している人間がより安い値段を提示し、一番の安値をつけたものが殺人権を獲得できる。
タダでなければ限りなく安値をつけていいルールで、Mr.AAなどは1円で競り落としている。

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