BASARA(バサラ)のネタバレ解説・考察まとめ

「BASARA」(バサラ)とは田村由美による漫画作品。暴君が支配する日本にて、日本を救う運命の子供が誕生する。しかし運命の少年・タタラは国王の末子の赤の王に殺され、代わりに双子の妹・更紗がタタラを名乗り立ち上がった。日本を救う革命家として、白虎の刀を携え、残りの朱雀・青龍・玄武の刀の継承者を探す旅に出るタタラ(更紗)。仇とは知らずに朱理(赤の王)と偶然出会い、互いの正体を知らずに惹かれ合っていく。

中央左:聖、中央右:那智

どちらも熊野の出身であり、那智は大神殿の跡取り息子。聖は雑賀衆・衆元締めの息子である。
那智は豪快でおっちょこちょいなところもあるがサバイバル能力が高い。
聖は那智と真逆であり、冷静で頭の切れる優等生タイプ。
二人合わせると漫才のような掛け合いが始まるので、タタラ軍のムードメーカーとも言える。

東北編

多聞(たもん)

左:多聞、右:増永

常にマイペースであり、殴られると痛いからという理由で戦うことを嫌い、戦いの最中でも釣りに行ったりしている。
玄武の刀の後継者。
相当な剣の腕前を持つが、作中では戦う場面はない。若い頃に幼馴染である増永と剣の訓練をしていたが防戦一方であった。
革命後は相変わらず釣りばかりしていて、既婚者である増永に独身であることを心配されている。

沖縄編

ユウナ、今帰仁(なきじん)

左上:今帰仁、右端:ユウナ

ユウナの方が一つ年上であり、今帰仁はユウナに恋心があるような描写がある。しかしユウナは、沖縄の大統領になった安里と歳の離れた婚約をしている。
ユウナも今帰仁も琉球空手と琉球舞踊の使い手である。
革命後、今帰仁は土佐のお姫様との仲が急接近した。

その他

ナギ

白虎の村の医師であり預言者でもある。博識であり、更紗やタタラの教育もしている。
作中ではっきりとは書かれていないが、実は王家の長男である。ナギは幼い頃から頭が良くその上未来を先見できる能力もあった。ナギの能力を恐れた鬱金王が狩りの途中に誤って弓で射ってしまったと言い訳をして、ナギは崖から落とされていた。
ナギは運良く死ななかったが、視力を失っていた。それを助けたのが、ナギの師匠である芭蕉であった。
しかし視力は元に戻らなかった。

『BASARA』の名言・名セリフ

考えるべきはするかしないかじゃない。すると決めたことをいかに成すべきか。それのみだ。それでこそ犠牲も少なくなる。

更紗は一人で九州に渡ろうとしていた時、赤の王を討つために多くの犠牲を払ったことを悔やんでいた。そんなとき更紗は四道の立場を知らずに、四道は更紗の立場を知らずに出会う。
更紗からの相談に対して、四道が朱理の言葉を引用して答えたシーンである。

誇りを持って己のために生きよ。それが新しい国の姿ぞ。

左腕を切り取られ、それでも国民のために演説をした朱理の言葉。誰かに動かされるのではなく、自分の意志で動くことが新しい国の形である。

「心を受け取る」と書いて「愛」と読むのだす

普段はぼんやりしていて戦いには興味がなさそうな多聞。
何気ない時にポツリと言ったその言葉で、実は人の動きや感情に非常に敏感であり、朱理や更紗のことをよく知っていたことが分かる。

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