BASARA(バサラ)のネタバレ解説・考察まとめ

「BASARA」(バサラ)とは田村由美による漫画作品。暴君が支配する日本にて、日本を救う運命の子供が誕生する。しかし運命の少年・タタラは国王の末子の赤の王に殺され、代わりに双子の妹・更紗がタタラを名乗り立ち上がった。日本を救う革命家として、白虎の刀を携え、残りの朱雀・青龍・玄武の刀の継承者を探す旅に出るタタラ(更紗)。仇とは知らずに朱理(赤の王)と偶然出会い、互いの正体を知らずに惹かれ合っていく。

北海道

網走刑務所の描写が主であるが、すでに日本からは独立しているようである。
網走刑務所では朱理の従兄弟が看守をしていた。

沖縄

こちらも日本からは独立しており、大統領選が行われている。大統領候補は民間人の立候補制であり、民間人の選挙によって決められる。
しかし日本からも、外国からも(主にイギリス)攻められている危うい立場にある。
嵐や台風は日常茶飯事。

2人の運命の子供

更紗とタタラが生まれた日、白虎の村の預言者ナギは「この子は運命の子供、長じて後、人民を率い、国を救う星となろう」と告げ、更紗を「運命の子供」だと予言した。
更紗を守るため兄のタタラが「運命の少年」として育てられ、更紗は自分自身が「運命の子供」であることを知らずに成長する。

一方、鬱金王の末子を身篭った朱理の母亜麻は、預言者から「生まれてくる子供が男の子なら、いずれ王にとって禍いになる運命の子供」と予言される。
亜麻はそれを恐れ、体に様々な負荷をかけるも朱理が生まれてしまう。王は生まれてきたばかりの朱理に奴隷の烙印を押して、王宮で育てることを許さなかった。

4本の刀

(BASARA外伝「KANATA」より)
タタラたちの世代から4世代前に国家の革命を望む4人の若者が手に入れた刀であり、白虎、青竜、玄武、朱雀で構成されている。特に特別な力があるわけでもないが、その子孫たちにその心は受け継がれている。

白虎の刀

初代の持ち主は玄象という男。4人のうちのリーダー。雪子という幼なじみの恋人がいる。最後は敵陣に向かい討ち死にする。タタラ、更紗の曾祖父。

朱雀の刀

初代の持ち主は羅生という男。革命が失敗したあと、朱雀の刀を手に九州へ渡ろうとして、関門トンネルにて閉じこめられる。子供、孫、曾孫(ハヤト)は国家に反逆した罪でずっと罪人扱いだった。

青竜の刀

初代の持ち主は天満屋鍋蔵という元僧侶。
頭の回転が早く、仲間の中では交渉役として活躍していた。外国から流れてきたアイリスという女性と愛し合うようになる。最後は、王国の策略により孤立してしまい討ち死にする。雷蔵の曾祖父。

玄武の刀

初代の持ち主は朝彦という男。北方の出身。
生き分かれた妹を探していた。しかし玄武の刀の切れ味に魅了され、心が壊れてしまう。最後には、誤って探していた妹まで殺してしまい、そこで自責の念に襲われる。
それ以来、玄武の刀は地下に封じられ普段は竹光を持ち、竹光のまま多聞に受け継がれる。

『BASARA』の登場人物・キャラクター

更紗(さらさ)

8月15日生まれのO型。15歳。(作中で16歳になる)
兄であるタタラがずっと国家を救う「運命の子供」として注目されていたのに対し普通の子供として育っていた。しかし注目される兄と違って「普通」である自分の存在が軽いとずっと思っていた。
しかしタタラは運命の子供の身代わりであり、ナギが示した本来の運命の子供は更紗であった。
性格は幼いところが目立つゆえ精神的にもろいところもあるが、人を惹きつけるカリスマ性と行動力がある。
タタラの時の一人称は「わたし」。更紗の時は「あたし」。ペットとしては揚羽から譲り受けた梟の「新橋」と兄タタラから譲り受けた愛馬「夜刀」がいる。
革命後は、朱理と共に世界を回り、グリーン商会という会社を立ち上げ、双子の母になる。

朱理(しゅり)

右:朱理

8月6日生まれのB型。17歳(作中で18歳になる)。
日本国王である鬱金王の末子であり、西の砂漠の土地を預かる赤の王である。
生まれたときに予言者から「王家に災いをなす、運命の子供」と言われたことが原因で、背中に奴隷印を押されてしまう。
その後は、四道と共に柊の教えを請いながら剣の腕を上げていく。
性格は当初傍若無人であり、自分の意にそぐわない兵をためらい無く切り捨てるような描写もある。しかしそれにより王の座を追われ、自分が王としてあぐらをかいていただけだと反省し、後に兵にねぎらいの言葉をかけることもある。
革命後は、更紗と共に世界を回り、グリーン商会という会社を立ち上げ、双子の父になる。

揚羽(あげは)

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