だがしかし(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『だがしかし』とは漫画家コトヤマによる少年漫画、及び2016年にfeel.で製作されたアニメーション作品。実際にある駄菓子を扱ったギャグコメディ。実家が駄菓子屋の主人公「鹿田ココノツ」は、父「鹿田ヨウ」に駄菓子屋を継ぐように言われるが、ココノツには漫画家になるという夢があった。そんなココノツの元へ、大手お菓子製造会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢で美少女の「枝垂ほたる」が現れた。

誰しも一度は口にしたことがあるであろう、株式会社やおきんが製造するスナック菓子。
本作でも1話に登場し、駄菓子の王道・キングオブ駄菓子と賞された。
ほたるがココノツにうまい棒の美味しい組み合わせを問うと、「チーズとたこ焼き味で、チーズたこ焼き味」「ピザ味とオニオンサラダ、コーンポタージュでイタリアン気分セット」などの提案がされた。

グリコ

江崎グリコから販売されている玩具付きのキャラメル菓子。
4話に登場した。
キャッチコピーの「ひとつぶ300メートル」を元に、ココノツとほたるが300メートルごとにグリコを食べながら走った。
グリコを5粒食べれば、ココノツの目的地である喫茶エンドウへ辿り付くのだがグリコは4つ入りで、ほたるは自分の分の最後の一粒をココノツに託し倒れた。
ほたるの手にはおまけの玩具が握られていた、という壮絶な(ツッコミどころ満載の)終わり方をした。

ビンラムネ

岡田商店から販売されている、瓶の形をした最中に粉ラムネが入っている駄菓子。
食べ方は付属のストローを瓶の底へ刺して中のラムネを吸う。
5話に登場した。
シカダ駄菓子では取り扱っていないように思えたが、実はヨウの大好物で入荷してもヨウが一人で全部食べてしまうため、店頭には並ばない。
「この粉は合法」「粉が切れてきた」などスレスレな発言をし、最後はヨウが「綺麗な体になって戻ってくる」と言いながら出て行き、ほたるもヨウへ付いて行き消えて行った。
その後の話でもヨウがこっそり食べているシーンがある。

モロッコヨーグル

サンヨー製菓から発売されている、ヨーグルト風味の駄菓子。
10話に登場し、寝込んでいるほたるへの差し入れにココノツが持ってきた。
漫画では1巻で登場し、モロッコヨールグの味は一種類でパッケージの色と味は関係ない話や、モロッコには象は居ない話、ヨーグルト風味だからブルガリアの近くのモロッコを採用、パッケージが象の脚に似てるから象のイラストが描かれているなどの薀蓄を語った。

うんチョコ

頬が赤いのは口内炎で張れているから。

チーリン製菓から販売されている、チョコレートのお菓子。
動物の形をしたパッケージの中にグレープ味のチョコが入っていて、お尻からチョコを出しチョコの色で運勢を占うというお菓子。9話で登場。
ほたるとサヤがシカダ駄菓子に来たがココノツが不在で、2人で話している時にサヤがパッケージが可愛いと手に取った商品。
しかしサヤは「うんチョコ」という商品名を聞くと、商品名であれそういう言葉を口にするのは女の子としてどうなのかとほたるに聞く。
ほたるの方は「一緒に食べ散らかしましょう」と誘った言葉使い指摘をされたのだと勘違いし、上品に「うんチョコパーティーね!」と言いなおし、さらに「うんパ」と略した。
一連の流れから下品な発言は良くないのでは、と気を揉むサヤであったが、一方のほたるはお尻から出るから「卵」だと勘違いをしての発言だった。

『だがしかし』の名シーン・名場面

重ね一気食い

東豊製菓が販売する、三枚入りのポテトチップ「ポテトフライ」を三枚重ねて一気に食べる贅沢な技。1話で登場。
重ね一気食いを披露した後、ヨウがほたるにココノツと付き合ってくれたら安泰だと話すと、ほたるは「好きな人が居るから」と言い淀んだ。
「教えてよ~」とヨウが言うと、ほたるは顔を赤らめながらココノツの側へ行き、ココノツの持っていたポテトフライを指指した。
そしてほたるは、ポテトフライのイメージキャラクター「ぽっち君」が超タイプなのだと告白した。
アニメが放送された後メーカーに問い合わせが殺到し、東豊製菓は「重ね一気食い」は口を切る恐れがあるから推奨しないと答えた。
またほたるがポテトフライを「ポテフ」と略して呼んでいたが、東豊製菓側はその略称は初耳だった様子。
「ぽっち君はほたるをどう思っている?」という質問には、ココノツに悪いからとノーコメントと可愛い顔文字付きで答えるなど、『だがしかし』を把握し好意的な回答をホームページ上で発表した。

サヤ師

駄菓子に疎いサヤであるが、反射神経や器用さでけん玉やおはじきなどのゲームが上手い。
何のゲームをやっても(初心者であっても)一番上手で、一番ほたるを唸らせるアイディアを出したりする。
初めてやっためんこで三枚同時に引っ繰り返すなどの神業を披露し、ほたるからは「サヤ師」と尊敬されている。
サヤ自身は甘い物が苦手で駄菓子もあまり食べず、駄菓子の知識は殆どないが駄菓子の食べ方が感覚で分かる天才肌の持ち主で、やたらアタリを引いたりするなど駄菓子の才能に溢れている。

駄菓子屋としてのヨウ

ヨウは普段はフリーダムな父親であるが、駄菓子屋としての素質は一級のもの。
男女の子供がシカダ駄菓子へ来た時、男の子が女の子の分も10円ガムを奢ろうとするが男の子は10円しか持っていなかった。
「10円ガムを1つ買いそれがアタリだったら二つになるのでは?」とヨウは提案し、男の子はガムを買うがハズレだった。
しかしヨウはそれをアタリと呼び、ガムを1つ子供達にあげるのであった。
ヨウのこういった子供とのコミュニケーション能力の高さが理想の駄菓子屋だとほたるから高く評価されている。

口内炎で寝込むほたる

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