
『Plastic Tree』とは、1993年に結成されたヴィジュアル系ロックバンド。1997年にメジャーデビュー後、幾度かのメンバーチェンジを経つつも活動の幅を広げている。「プラ」「プラトゥリ」などの略称で呼ばれ、叙情的なギターロックサウンドにふんわりとした雰囲気のボーカルが乗る特異な雰囲気を持つバンド。繊細な詞世界とPVなどに見られる独特のアートワークは後進のバンドにも影響を与え、ヴィジュアル系バンドのファンのみならず、オルタナティブやポストロックなどのファンからも高い評価を獲得している。
Plastic Treeの概要
1993年、ボーカルの有村竜太朗と長谷川正が中心になって結成。1994年にナカヤマアキラが正式加入し、翌1995年にインディーズデビュー。
1997年1stシングル「割れた窓」でメジャーデビューするものの、1stアルバム『Hide and Seek』発表の後に所属事務所が業務解散してしまう。その後事務所を変更し、活動を軌道に乗せる。
鋭く尖ったギターサウンドに、有村の浮遊感とエモーショナルさが混じり合ったボーカルが乗るのが特徴。唯一無二の存在として活動を続ける。
2003年にはカバー企画としてThe ピーズの「バカになったのに」と西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」をカバーシングルとしてリリースし、2007年に初の日本武道館公演を行ったことでも話題となった。
2013年にはバンド結成20周年を迎えており、結成以来、その繊細な詞世界とPVなどに見られる独特のアートワークは後進のバンドにも影響を与えている。
ファンのことを「海月(くらげ)」と呼称する。
初期の頃から「サーカス」「理科室」というモチーフを好み、CDのコンセプトやライブでのモチーフに使用することがある。
2000年代中盤からシューゲイザーの影響が出たサウンドに変化し、世界的に通用するロックサウンドとなった。
Plastic Treeのメンバー
有村竜太朗
ボーカル&ギター担当。
捉えどころのない不思議な声をしており、どこか客観性を帯びた歌唱をする。
エモーショナルな曲になると、その声が悲しみを帯びた叫びとなり、聴くものの心を震わせる。
長谷川正

出典: img.nanos.jp
ベース担当。
メンバーからもファンからも「正くん」と呼ばれている。
堅実なプレイスタイルに、プラの世界観を彩る作曲を行うバンドリーダー。
2ndアルバムまではすべての作曲を行い、3rd以降も半分以上の楽曲を作成するメインコンポーザー。
ナカヤマアキラ

出典: img.barks.jp
ギター担当。
激しいギタープレイをしながらも、作成する楽曲は王道でストレートなものが多い。
シングルのカップリング曲を担当することが多かったが、10thシングル「散リユク僕ラ」で表題曲を担当した。
佐藤ケンケン

出典: mikiki.tokyo.jp
2009年に正式加入した5代目ドラマー。
見た目の体格からは考えられないほどパワフルなドラムを叩く。
ツイッター上などでもフランクなキャラクターでファンから親しまれている。
主な旧メンバー
TAKASHI

3代目ドラマー。音楽性の違いで脱退後、HUSHに在籍。
その後バンド活動を引退している。
ササブチヒロシ
4代目ドラマー。
脱退後はサポートドラマーやドラムチューニングとして多くのバンドに参加している。
(カッコー、東京酒吐座、KANA-BOON、cali≠gali等)
Plastic Treeのディスコグラフィー
オリジナルアルバム
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目次 - Contents
- Plastic Treeの概要
- Plastic Treeのメンバー
- 有村竜太朗
- 長谷川正
- ナカヤマアキラ
- 佐藤ケンケン
- 主な旧メンバー
- TAKASHI
- ササブチヒロシ
- Plastic Treeのディスコグラフィー
- オリジナルアルバム
- 『Hide and Seek』
- 『Puppet Show』
- 『Parade』
- 『トロイメライ』
- 『シロクロニクル』
- 『cell.』
- 『シャンデリア』
- 『ネガとポジ』
- 『ウツセミ』
- 『ドナドナ』
- 『アンモナイト』
- 『インク』
- 『剥製』
- 『doorAdore』
- 『十色定理』
- 『Plastic Tree』
- Plastic Treeの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- クリーム
- メランコリック
- 空中ブランコ
- みらいいろ
- マイム
- くちづけ
- ピアノブラック
- 落花