The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)の徹底解説まとめ

The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)とは、1962年の結成から一度も解散することなく活動をつづけている英国のロックバンド。ビートルズとならぶその影響力は「世界最強のロックンロール・バンド」とも評され、数限りないミュージシャンたちから尊敬をうけている。
1989年にはロックの殿堂入りを果たし、結成後半世紀以上も精力的に活動する超大物バンドである。

前作「イッツ・オンリー・ロックンロール」を最後にミック・テイラーが脱退し、第二期ストーンズは終焉をむかえた。
しかしこのアルバムからロンウッドが加入し、第三期ストーンズは、一枚岩のバンドとなった。

音楽性もガラリと変わり、第二期の特徴だった「アメリカ南部音楽」への傾倒は消え、当時、最先端だった「レゲエ」や「Pファンク」的な要素を取りいれるなど、より洗練されたサウンドへと進化している。
またジャズ調の「メロディ」や、「愚か者の涙」「メモリー・モーテル」といった名バラードも収録されており、「大人のロック」ともいえる仕上がりは、新旧のファン問わず人気がたかい。

THE ROLLING STONES - hot stuff

刺青の男

ライブのオープニング曲としてもお馴染みな「スタート・ミー・アップ」から始まる、まさに80年代ストーンズの本格的な幕開けともいえる一枚。
名曲「友を待つ」では、ジャズ・サックスの巨匠ソニー・ロリンズが参加。
リリース直後におこなわれたワールド・ツアーの模様は、のちに『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』のタイトルで映画化された。

The Rolling Stones - Start Me Up (Sweet Summer Sun - Hyde Park)

GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962-2012

2012年に、結成50周年記念として発売された、オール・タイム・ベスト盤。
60年代・70年代・80年代以降の曲を、3枚組の年代ごとで収録し、彼らがどのように変化して今日まで至ったのかを知ることが出来る。
ストーンズ入門編としても、最適な一枚。

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ストーンズがあたえた影響

今日まで多くのミュージシャンが彼らからの影響を口にしており、その影響力は、ファッション、ライフスタイル、思想にいたるまでと幅広い。
「セックス・ドラッグ・ロックンロール」という言葉も、かつてのストーンズを説明する際によくつかわれた表現であり、不良をつらぬいてきたスタイルは、そのままロックが「反体制」であることの見本にもなった。

音楽的にも、エアロスミス、ガンズ&ローゼス、オアシスといった、世界的ビッグ・ネームらが尊敬の念をいだいており、日本のロックでは、スパイダース、タイガース、村八分、甲斐バンド、RCサクセション、レッド・ウォリアーズなど、「日本ロックの創世記 ~草創期」に活躍したバンドにも多大な影響をあたえた。

「プリンス・前座事件」としても一際有名な、81年・LAでのライブの模様

また彼らはツアーで、つねに注目の若手を前座として起用することでも有名である。
これまでにも、プリンス、ストレイ・キャッツ、ヴァン・ヘイレン、ボン・ジョヴィ、ガンズ&ローゼス、ブラック・クロウズ、パール・ジャム、レニー・クラヴィッツ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、シェリル・クロウ、プライマル・スクリーム、アラニス・モリセット、ベック、ジェット……等々、名だたるミュージシャンらが出演しており、ストーンズの前座をつとめることは、いま一番注目すべきミュージシャンであり、同時に「若手」から「大物入り」するための重要なステップともなっている。

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