
『太閤立志伝V』とは、2004年にコーエー(後のコーエーテクモゲームス)から発売されたWindows用シミュレーションゲームである。木下藤吉郎が功績を上げて豊臣秀吉に改名し、太閤へと上り詰めていく『太閤立志伝シリーズ』の第5作目。2022年には追加要素を加えたHDリマスター版となる『太閤立志伝V DX』がNintendo Switch及びSteamで発売。今作から武士以外の職業も充実し、プレイの幅がぐっと広がっている点が魅力である。
『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の概要
『太閤立志伝V』とは、2004年3月12日にコーエー(後のコーエーテクモゲームス)から発売されたWindows用シミュレーションゲームである。木下藤吉郎が功績を上げて豊臣秀吉に改名し、太閤へと上り詰めていく太閤立志伝シリーズの第5作目だ。追加要素を加えたPlayStation 2版やPlayStation Portable版も発売されている。2022年には追加要素を加えたHDリマスター版となる『太閤立志伝V DX』がNintendo Switch及びSteamで発売。今作から武士以外の職業も充実し、プレイの幅がぐっと広がっている点が魅力である。
コーエーテクモゲームスは同ゲームを、シミュレーションゲームとロールプレイングゲームを融合させたリコエイションゲームと称している。
プレイヤーは、戦国時代に生きる一人の人物となり、その人生を体験する。主人公は豊臣秀吉(木下藤吉郎)だけでなく、織田信長、武田信玄、上杉謙信といった数多くの戦国武将から選択可能。また、武将以外にも、商人、忍者、剣豪、海賊、医者、鍛冶屋、茶人など、様々な職業のキャラクターでプレイすることができる。
『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』のあらすじ・ストーリー
戦国時代の一人の人物として人生を生きる
プレイヤーは、戦国時代に生きる一人の人物となり、その人生を体験する。プレイヤー豊臣秀吉(木下藤吉郎)だけでなく、織田信長、武田信玄、上杉謙信といった数多くの戦国武将から選択できる。また、武将以外にも、商人、忍者、剣豪、海賊、医者、鍛冶屋、茶人など、様々な職業のキャラクターでプレイすることができる。
主人公によって目指せる天下は異なる。武将であれば天下統一、商人であれば全国の商業圏の掌握、忍者であれば里の頭領、剣豪であれば最強の剣士といった具合である。
武将の場合、大名に仕官した後は、定期的に開かれる評定にて主君から主命が与えられる。そして、内政や軍事、外交などさまざまな任務をこなし、成果を上げていくことで出世を目指す。
『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』のゲームシステム
能力値・技能
能力値は、「統率」「武力」「政務」「知謀」「魅力」「野心」である。最大値は100だが、アイテムや称号による補正も存在する。技能は「足軽」「騎馬」「鉄砲」「水軍」「弓術」「武芸」「軍学」「忍術」「建築」「開墾」「鉱山」「算術」「礼法」「弁舌」「茶道」「医術」の16個であり、前作から大幅に増えている。本作では技能レベル4までだが、さらにその上も存在するため、実質6段階となっている。
プレイスタイル
勢力系プレイ
勢力系プレイには、「武士プレイ」「商人プレイ」「忍者プレイ」「海賊プレイ」がある。
「武士プレイ」はシリーズ初代からあるプレイスタイルで、豊臣秀吉のように足軽組頭から出世し、所属する大名の下で全国の城を制圧、従属させ、覇業達成を目指すものである。または、謀反を起こすことで自らが大名となり、全国制覇を目指すプレイを指す。
「商人プレイ」は、自らの属する商家が全国全ての商業圏において商人司(あきんどつかさ)となること、あるいは御用商人となっている大名家の全国統一、もしくは正一位叙任を目指すプレイスタイルである。
「忍者プレイ」は、下忍から出世して頭となり、全国にある忍びの里を統一すること、あるいは忍術全てを習得すること、あるいは忍者として大名家の天下統一を支えることなどを目指す。
「海賊プレイ」は、属する海賊衆が全国にある水軍砦を統一すること、あるいは大名家の天下統一を支えることなどを目指す。
副業系プレイ
副業系プレイには、「剣豪プレイ」「医者プレイ」「鍛冶屋プレイ」「茶人プレイ」がある。
「剣豪プレイ」は、さまざまな流派、もしくは我流で修業することで武芸を極めるプレイである。
「医者プレイ」は、診療所を設けて人々の病気を癒していくプレイである。
「鍛冶屋プレイ」は、武器を鍛えて名声を獲得していくプレイである。
「茶人プレイ」は、茶の湯を極め、茶室を設けて茶器を作成し、人々を茶席に招待して名声を獲得していくプレイである。
『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の登場人物・キャラクター
プレイ可能武将数はWindows版は800人、PS2版は860人と非常に多い。
主人公として選択できる主な武将
織田信長(おだ のぶなが)

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将・大名。戦国の三英傑の一人である。尾張国出身。
イベントは以下の通り。
・帰蝶輿入れ
・人質交換
・織田信秀の葬儀
・平手政秀自害
・斉藤道三との会見
など。
豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将、戦国大名。三英傑の一人。織田信長の後を継いで天下を統一した。
イベントは以下の通り。
・織田・浅井同盟
・稲葉山城乗っ取り
・美濃三人衆調略
・稲葉山城攻略
・将軍暗殺
・信長上洛
・三方ヶ原の戦い
など。
徳川家康(とくがわ いえやす)

目次 - Contents
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の概要
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』のあらすじ・ストーリー
- 戦国時代の一人の人物として人生を生きる
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』のゲームシステム
- 能力値・技能
- プレイスタイル
- 勢力系プレイ
- 副業系プレイ
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の登場人物・キャラクター
- 主人公として選択できる主な武将
- 織田信長(おだ のぶなが)
- 豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)
- 徳川家康(とくがわ いえやす)
- 武田信玄(たけだ しんげん)
- 上杉謙信(うえすぎ けんしん)
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の用語
- 城の施設
- 城
- 武家宅
- 城練兵場
- 町の施設
- 米屋
- 馬屋
- 酒場
- 宿屋
- 座
- 民家
- 商家
- 『太閤立志伝V・太閤立志伝V DX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 初代『太閤立志伝』でプレイできたのは秀吉のみ