日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など
“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。
******************************************************
2009年6月9日、GUINNESSがYouTube上で「SEEDA is Fake」というSEEDAを名指ししたDIS曲を発表しました。
どこにあんだよ?お前らの地元(source)
teriyakiも喰えない虚弱なSOUL
GUINNESSが突然SEEDAをDISSした理由は、次のとおりだそうです。
直接“TERIYAKI BEEF”に関連したディスではないが、SEEDAが6月創刊の『SOURCE MAGAZINE JAPAN』の表紙オファー(GUINNESSによると、テリヤキバーガーを食べている写真を使いたいというのが『SOURCE』サイドのリクエストだったようだ)を断ったことに対する反論という形になっている。
******************************************************
これに対して、2009年6月12日、SEEDAが自身のブログにてGUINNESSのDISに対するアンサー曲「的を外し続ける退屈な主張_いつまでたっても進歩しないフロー_何ヶ月つくりこんでもサビができない_ラッパーとして結果が出ない_アルバムというか未完成品1曲をつくるのにとてもとても長い時間をかける所がまさにギネス」を発表しました。
待たせたな
出典: seeda.syncl.jp
オレのせいで何かがおじゃん?
やめてくれない その他力本願
直接あんたにオレ何言った?
噂を信じる ボンボクラ
******************************************************
2009年6月14日、GUINNESSがSEEDAに対して「SEEDA is Fake 2」(当初は「暴言 Part2 ~SEEDA is FAKE~」)という再DIS曲を公表しました。
お前は1人じゃ何も出来ない
ハスラー語るなここにゃ立たせない
1つもマトモに出来ねービーフ
部分部分 的外れが
GUINNESSは、あわせてブログで自身の見解を発表しました。
オレの友達だと思ってた人がいつの間にかSEEDAの仲間に.....
裏切り行為は絶対に許さない.....
出典: ameblo.jp
全てはSEEDA一人の勝手です。
出典: ameblo.jp
******************************************************
2009年6月16日、SEEDAが再度ブログにて、「LAST ANSWER」という再アンサー曲をリリースしました。
ギネス君へ
何があったか事情は知らないが、俺の周りに電話するのは止めてほしい。エンターテイメントの域を超えた行動をとるとみんなが困惑する。
出典: seeda.syncl.jp
ギネス君も二回曲を出してるから、僕も二曲目を出す。
自分はこのアンサーをもってこれ以上この件で言いたいことはないし曲も発表する予定はないが、言いたいことがあるなら曲にしてくれれば誠意を持って聞きたいと思う。
出典: seeda.syncl.jp
ネチネチ煽りで埋めたヴァース
華のないフック息続かぬゴーカート
どこかで聞いたような表現チラホラ
オリジナルでいけよ誰か劣化版
クラブでダラダラ女と酒
それじゃ望めないスキルと金
いつまでもしつこいストーカー
アルバム少し進んだか?
******************************************************
SEEDA「LAST ANSWER」をもってBeefは収束しましたが、きっかけとされる雑誌「THE SOURCE日本版」の関係者から、このBeefに関するコメントが出されました。
ギネス氏の曲中、本誌制作過程の内容と思われる発言がなされていることに対しては、本誌編集部の情報管理が徹底していなかったということに端を発しております。また、その内容がシーダ氏側の真意(シーダ氏が曲中で説明している内容)とは違った形で流出してしまったということは本誌編集部の情報管理不足にあります。そのことに対し、深くお詫び申し上げます。
「THE SOURCE 日本版」チーフエディター 松野剛士氏によるコメントです。
他にも、エディター二宮氏と、エディトリアルデザイナー目崎氏のコメントも発表されました。
編集部内の製作過程の情報の一部がギネス氏に漏れたことで今回の騒動に発展したことは当然ながら我々の責任でもあり、メディアという情報を管理する立場の人間として軽率な行動でありました。
いろんな人間が出入りしているために簡単に情報が漏れてしまったこと、その一部の情報が我々の不注意と連携不足で漏れてしまいギネス氏、シーダ氏含めシーダ氏チームの方々に迷惑をかけしてしまったことに対して、我々の認識の甘さを大変申し訳なく思っています。
Related Articles関連記事
般若(ラッパー)の徹底解説まとめ
般若とは日本のヒップホップアーティスト。東京出身の1978年生まれ。同世代にはAK-69、D.O、漢 a.k.a. GAMIなどがいる。長渕剛を敬愛しており、熱い楽曲やライブに定評がある。現在の活躍としては人気番組「フリースタイルダンジョン」でラスボスを務め、番組内で強い存在感を放っている。
Read Article
きみの瞳が問いかけている(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。
Read Article
目次 - Contents
- 般若 vs 宇多丸 / 般若 vs Kダブシャイン (2015)
- NORIKIYO vs Zeebra (2013~)
- DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)
- SEEDA & OKI (GEEK) vs TERIYAKI BOYZ (2009)
- QN vs NORIKIYO (2012)
- GUINNESS vs SEEDA (2009)
- RAU DEF vs Zeebra (2011)
- Zeebra vs Kj (Dragon Ash) (2001-2002)
- TOKONA-X vs ILL-BOSSTINO (2002)
- 漢 vs DABO (2002)
- MACCHO (OZROSAURUS) vs KREVA
- 般若 vs ……… (2007)
- 楽団ひとり vs YOU THE ROCK★