魔法使いの嫁(まほよめ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法使いの嫁』とは、ヤマザキコレによるマンガ作品。2014年1月号から9月号まで「月刊コミックブレイド」で連載された後に「月刊コミックガーデン」へと移った。この物語は、夜の愛し仔(スレイ・ベガ)である「チセ」が異形の魔法使い「エリアス」に買われるところから始まる。人ではない者が見えることにより、たくさん傷ついてきたチセは、その能力により様々な出会いを繰り返し自分と向き合っていくのであった。

魔法使いの一種。
カヴンという組織に属し、助け合いをしている。
マリエルと、その師匠ピュリスが魔法使いに属する。
チセはドラゴンの呪いを解くため、マリエルから魔法使いにならないかと提案され、カヴンに招待された。

魔術師

魔術を科学的なアプローチで行い、この世の理を理解し自分の魔力で組み換え、魔法と酷似した結果を生み出す。
エリアスは魔法使いを「コンピューターの管理者」、魔術師を「ハッカー」に例えた。
レンフレッドやアリス、レンフレッドの同僚「アドルフ・ストラウド」「トーリー・イニス」などが魔術師に属する。

魔法機構(マギウス・クラフト)

電気の代わりに魔力を動力にする道具を作る組織や人物。
魔力を込め動力を必要としない武器を作る者もいる。
アンジェリカやアンジェリカの父親が魔法機構。
アンジェリカは魔法使いで、アンジェリカの父親は魔術師だった。

結び

対象者の「使い魔」になるという申し入れ。
特に「結び」は、感覚・感情・時間などのすべてを共有するという何よりも強い約束。
全てを共有するため、対象者が死ねば使い魔になった物も死んでしまう。
チセとルツがこの「結び」を行った。
これによりルツは、チセの気持ちやチセの居場所を感知できる。

彷徨えるユダヤ人

刑場を歩くキリストに石を投げた(或いは罵倒した)ため、死ねない呪いがかけられたと言われている男。
つまり不老不死という意味であるが、「死なない」のではなく「死ねない」のである。

キメラ

動物と動物をかけあわせてつくった別の生き物のこと。

使い魔(ファミリア)

魔法使いと契約し、対象者の魔力を貰い、代償に手足となって働く妖精や動物。
下僕(サーヴァント)とも言う。

『魔法使いの嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

エリアス・エインズワース「君を僕のお嫁さんにするつもりでもあるんだ」

チセをお嫁さんにするとプロポーズしたエリアス。

第1話の最後、エアリエル(風の精霊)に精霊の国に連れ去られそうになった智世を助け、その帰り道、智世を抱っこした状態でエリアスは智世に向かって、”嫁”宣言をした。「僕の家でずっと一緒に暮らそう」とエリアスが言っているようで、今まで一人で生きてきた智世の寂しい心に寄り添う優しい言葉である。

free-nomad
free-nomad
@free-nomad

Related Articles関連記事

フラウ・ファウスト(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

フラウ・ファウスト(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『フラウ・ファウスト』とは、ヤマザキコレにより2015年から『ITANコミックス』にて連載されたファンタジー漫画。物語の舞台は、18~19世紀頃のドイツをモデルとした世界。契約していた悪魔から不老不死の呪いを受けたファウストが、悪魔メフィストフェレスと再会するまでの100年の物語である。ファウストがメフィストフェレスを捜す理由とは何なのか、人や悪魔たちの複雑な心情が絡み合う様が魅力的な作品だ。

Read Article

目次 - Contents