魔法使いの嫁(まほよめ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法使いの嫁』とは、ヤマザキコレによるマンガ作品。2014年1月号から9月号まで「月刊コミックブレイド」で連載された後に「月刊コミックガーデン」へと移った。この物語は、夜の愛し仔(スレイ・ベガ)である「チセ」が異形の魔法使い「エリアス」に買われるところから始まる。人ではない者が見えることにより、たくさん傷ついてきたチセは、その能力により様々な出会いを繰り返し自分と向き合っていくのであった。

CV:佐藤はな

チセの弟。
チセの記憶が戻るまでは名前も覚えていなかった。
夕輝に連れて行かれ、その後どうなったかは不明。

『魔法使いの嫁』の用語

妖精

普通の人間には見えない存在。
魔力を持っており、人間に手を貸してくれることもある。
悪戯好きで、「お隣さん」「良い友達」と呼ばれるのを好む。

エアリエル

風の妖精。
チセが最初に出会った妖精でもある。
新しいものが好きで噂話に敏感。
様々なものを吹き飛ばす風であるため、運ぶ能力や穢れを浄化する能力に長けている。
チセはウルタールの澱みを、エアリアルの力を借りて穢れを吹き飛ばした。

ヴォジャノーイ

東ヨーロッパに伝わる水の妖精。
アンジェリカはヴォジャノーイの「ヒューゴ」を使い魔にしている。

家事妖精(ブラウニー)

スコットランドやイングランドの伝承に出てくる妖精。
住み着いた家を反映させたり家事をする妖精で、日本で言う所の座敷童子に少し近い。
本作ではシルキーがブラウニーとして、エインズワース家を守っている。

墓守犬(チャーチ・グリム)

「チャーチ・グリム」又は「ブラック・ドック」とは、イギリスに伝わる黒い犬の姿をした死の前触れを知らせる妖精。
ヘルハウンドや黒妖犬とも言われる。
イギリスのブラックドックは墓荒らしから墓地を守ったり、迷子を助けたり、教会の鐘に合わせて遠吠えし神父に死者の魂の行き先を教えるといわれている。
本作でも墓荒らしを地獄の門まで追いかけると言われている。

夜の愛し仔(スレイ・ベガ)

チセが居るだけで人ならざる存在が寄って来る。

生きているだけで果てしなく魔力の吸収と魔力の生産を繰り返す者。
しかし、耐久力は並みの魔術師と同等かそれ以下であるため、身体への負担が大きく短命。
生きているだけで負担が大きいのにも関わらず、魔法や魔術を使うとさらなる負担がかかる。
強い魔力を持つため妖精たちを魅了し寵愛を受け、「愛し仔(ロビン)」と呼ばれる。
魔術師などスレイ・ベガの価値を知る者から狙われる事もある。
チセはスレイ・ベガであるため日本では苦難したが、イギリスに来てからは殆どの妖精から好かれる。
魔法は妖精から力を借りて魔法を使うため、妖精から好かれている事は才能でもある。
しかしチセにとって良い好かれ方だけとも限らず、言う事を聞かせるために魔力(血)を分けたり、妖精の国へ連れて行くなど不本意な事をされることも。

魔法使い

妖精・精霊・幽霊などの人ならざるものの力を借りて、世界の理(ルール)に干渉し、奇跡を起こす者たち。
エリアスやリンデル、アンジェリカなどが魔法使いに部類される。
普通の人間よりも長生き。
妖精たちの力を借りて魔法を行うため制御が難しく、失敗すると後遺症を残してしまう事も。

魔女

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