デジモンアドベンチャー(DIGIMON ADVENTURE)のネタバレ解説・考察まとめ

『デジモンアドベンチャー』とは、東映アニメーションが制作したデジモンアニメシリーズの第1作目で、ジャンルはSFや冒険といった、少年向けアニメ。本作を皮切りに、多数のデジモンアニメシリーズが生まれた。現実と異なる世界に迷い込んだ子供たちが、仲間やデジモンと関わり合う中で、出会いや別れを経て自分らしさを見つけて成長していく物語。主人公1人だけではなく、子供たち全員に等しく活躍のスポットが当たる群像劇でもある。子供たちの成長を、デジモンたちの進化という形で分かりやすく見ることができるのが魅力。

デジモン

デジタルモンスター。通称デジモン。データが実体化した生き物。普通の人では目視が不可能。デジタルワールドの歪みが大きくなると、普通の人でも見える可能性が高くなる。現実世界に現れた場合は電子機器に多大な影響を及ぼす。
デジモンは全てデジタマから誕生し、幼年期→成長期→成熟期→完全体→究極体と進化する。全てのデジモンが究極体まで進化するわけではない。寿命が来ると、デジタマに戻り基本的にはじまりの町に帰る。しかし、一度力を使い果たしデジタマに戻ったパタモンはその場に残った。また、現実世界で死んだデジモンがはじまりの町に戻るのか、そもそもデジタマに戻るのかは不明。一度死んでデジタマに戻ったデジモンもすぐに戻るわけではなく、いつになるかは分からず記憶が残っているかも不明である。
デジモンは、ワクチン、データ、ウイルスの3つの属性のどれかを持つ。物語では、主にウイルス種が敵として立ちはだかっているが、ウイルス種以外がいないというわけでもない。3つの属性に良い悪いはなく、進化する際もどの属性に進化するのが正解というわけでもない。
作中で、テントモンがデジタルワールドにはデジモン以外いないという発言をする。ゲンナイやデジタルワールドの安定を望む者など、デジモンではない者も存在する。同じデータとしての存在という意味では同じだが、ゲンナイは上記の属性を持たず、さらに、デジタルワールドの安定を望む者は実体を持たない。

アポカリモンの宇宙

アポカリモンが作り出したというより、アポカリモンの本体であり進化の過程で消えていったものたちの悲しみという本質。闇に覆われており、この闇に終わりはない。この空間は現実世界でも空に映り見ることができた。

データの世界

アポカリモンによってデータに分解された子供たちとデジモンたちが飛ばされた世界。一面真っ白で、二進法の0と1だけの世界。

亜空間

ホーリーエンジェモンの必殺技、ヘブンズゲートで開けられた穴から通じている世界。

暗黒の世界

エテモンが、メタルグレイモンとの戦闘で飛ばされた世界。

アイテム

デジヴァイス

聖なるデヴァイス。物語の序盤に、ヒカリを除く子供たちに落ちてきた。自分のパートナーデジモンを自分の特性に合わせて進化させる為の機械。人間の心の力をデジモンに伝えることができる。完全体への超進化、究極体へのワープ進化時に紋章と同じ色に光る。
他のデジヴァイスを表示する機能の他、デジタル時計としても使用ができる。

タグ

紋章をはめ込むことができる、デジモンを超進化させる為のアイテム。心の力を増幅させることができる。デジヴァイスと同じく、元はパートナーデジモンのデジタマと同じところにあったが、保管場所にピエモンが襲撃し強奪。その後の経緯は不明だが、デビモンによって地下洞窟に隠される。

紋章

サーバ大陸の各地に散らばっている。もとは、選ばれし子供たちの最もすばらしい個性をもとに作られた。パートナーデジモンを完全体以上に進化させることができる。しかし、それぞれの紋章の特性を発揮できなければ進化できない。さらに、その個性に反した行動をすると悪い方向の進化「暗黒進化」が起きてしまうこともある。ヴァンデモンは、それを見越してピコデビモンを使い、子供たちの紋章が機能しないように暗躍していた。

黒い歯車

デビモンが作り出す暗黒の力の象徴。黒い歯車を埋め込まれたデジモンは暴走、凶暴化し、埋め込まれた数が多ければ巨大化する場合もある。また、デビモンは黒い歯車を埋め込まれたデジモンを操ることもできる。格上の完全体デジモンにも有効。

デジモンカード

ヴァンデモンが現実世界へ侵攻する為に使用したカード。現実世界への扉を開けるために、3×3のマスに正しくカードを置かなければならず、組み合わせによって違う世界へ通じてしまう。

黒いケーブル

エテモンがサーバ大陸に張り巡らせたダークネットワークのケーブル。このケーブルを使い、様々な情報を集めていた。ケーブルに繋いだデジモンを操ることもできる。中枢は、砂漠の中の逆ピラミッドの中にあり、ナノモンに制御させていた。

その他

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@endouami0628t7

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