ベルセルク(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

1989年より三浦建太郎がヤングアニマル(前・月刊アニマルハウス)で連載している漫画およびそれらを原作としたアニメ、ゲーム作品。舞台は中世ヨーロッパを彷彿とさせる「剣と魔法の世界」。身の丈を超える大剣“竜殺し”を携えた剣士・ガッツが、超人的な強さを武器に、愛憎劇を経て復讐に燃える様を描く。

黄金時代編‐「鷹の団」とグリフィスとの出会い

別の傭兵団に所属して各地を転々としていた青年・ガッツは、剣の腕を「鷹の団」の団長・グリフィスに見込まれ、スカウトされる。
ガッツは拒絶するも、グリフィスとの一騎打ちに負けた末に鷹の団へ入団。
グリフィスを慕うキャスカには煙たがられていたが、切り込み隊隊長として、部下からも信頼される存在となり、仲間と居場所を得た喜びを彼なりに噛み締めていた。

「鷹の団」がミッドランド王国の傘下に入る

3年の時を経て、ミッドランド王国の傭兵集団となった鷹の団。彼らは百年戦争において最強無敗を誇り、数々の武勲を立てていく。
国王は鷹の団の活躍と、それを率いるグリフィスを熱く気に入り、ガッツ達は王国内での地位を着実に築き始める。

グリフィスの友であるため、鷹の団を抜けたガッツ

グリフィスにとって「対等な友」でありたかったガッツは、国王から授けられる予定だった伯爵の地位も捨て、一騎打ちでグリフィスを負かし、鷹の団を抜ける。
しかし、これが運命の分かれ目だった。
ガッツを失ったグリフィスは、自暴自棄になった末にミッドランドの姫に手を出し、国王の怒りを買ってしまったのである。
グリフィスは投獄され、彼が率いていた鷹の団は王国軍による襲撃を受ける。

キャスカの先導で命からがら逃げ延びた鷹の団だったが、盗賊同然の傭兵集団として各地を放浪することになる。

ガッツと鷹の団の合流

1年後、偶然にも「鷹の団」と合流を果たしたガッツは、自分が去ったあとの鷹の団の顛末を知り、キャスカらと共に王国からグリフィスを奪還する。
しかし、投獄されてからずっと激しい拷問を受けていたグリフィスは体が不自由になり、立つどころか、喋る事さえままならなくなっていた。

グリフィスさえ戻ってくれば、また昔のように…と淡い期待を抱いていた鷹の団は、失意のどん底に叩き落とされる。

グリフィスのゴッド・ハンド化と、鷹の団の壊滅

持ち主の魂に呼応してゴッド・ハンドを召喚するアイテム「ベヘリット」。
その中でもゴッド・ハンドに転生可能な「覇王の卵」を、グリフィスは幼い頃より手にしていた。

自決する事にも失敗し、現実世界に絶望したグリフィスは、無意識にもその力を持って使徒やゴッド・ハンドを召喚。降魔の儀式「蝕」を引き起こす。
「蝕」に巻き込まれた鷹の団は、人間がゴッド・ハンドに転生する為の生贄として捧げられ、そのほとんどが使徒によって殺されてしまう。

この時、奇跡的に「蝕」を生き延びたガッツですら、右目と肘辺りから下の左腕を失い、キャスカはフェムトに転生したグリフィスに犯され、記憶喪失になると同時に精神年齢が後退してしまった。

本編‐復讐劇の始まり

贄の”烙印”を押されたガッツは魔物を引き寄せる体質となり、昼夜問わず危険に晒されていく。
それでも復讐のために使徒を狩りながら、ゴッド・ハンドを探すが、キャスカの失踪により事態は悪化の一途をたどる。
ガッツが目的を達成する日は来るのだろうか?
終わりの見えない孤独な旅は、まだ始まったばかりである。

作品レビュー

中途半端なではなく、王道なダークファンタジー作品で他の漫画で味わえない殺伐なシーンやグロシーンがしっかり描き込まれていてかなりの迫力感が味わえる。特にガッツという主人公の迫力があり、憧れ感があります。

出典: sakuhindb.com

ガッツという人物の人生は凄くよく描かれています。
時折弱さを見せたりもするけれど逞しいキャラクターですよね。
何を考えているのかわらかない美少年グリフィス。
ガッツに友情を感じながらも、最終的にはガッツや仲間を裏切る恐るべしキャラクターです。謎のカリマ性があります。
キャスカは当初、ヒロインならば普通に脇役の方が可愛いとさえ思うようなデザインで、男性的な印象が強かったですが、その強さとたまに見せる茶目っ気がなんだか嫌いになれない。

出典: sakuhindb.com

この漫画連載開始からもう20年以上経つんですね。
まだ30巻ちょいなので、てっきり10年前後かなと思ってました。
しかし、内容を見れば、この遅さも納得出来ます。
内容に雑さが一切無く、全てが丁寧。とにかく引き伸ばして新刊をポンポン出しゃいい的な量産型の長寿マンガよりは、はるかに作品として評価出来ますし。
無事完結してくれることを祈りますが、あの壮大な設定・世界観をあの美しい描写のまま上手く完結することが出来るのか不安ですね。

出典: sakuhindb.com

『ベルセルク』の名言・名セリフ

グリフィス
俺は欲しいものは全部手に入れる。

出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

グリフィス
だが…何百何千の命を賭けながら自分だけは汚れずにいられるほど… それほど…オレの欲しいものはたやすく手に入るものではないんだ

出典: meigen.keiziban-jp.com

グリフィス
オレの手の中から出ていきたいと言うのならあの時と同じ… 剣で自分をもぎとって行け

出典: meigen.keiziban-jp.com

グリフィス
私にとって友とは そんな… "対等の者"だと思っています

出典: meigen.keiziban-jp.com

ジュドー
立ち上がれないやつは捨ててけ、それが戦場の鉄則だろ

出典: meigen.keiziban-jp.com

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