サトコとナダ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『サトコとナダ』とは、ユペチカによる異文化コミュニケーションの4コマ漫画である。アメリカの大学に通う日本人留学生のサトコと、サウジアラビアからの留学生のナダが、ルームシェアをして友情を育んでいく物語である。日本人のサトコの目を通して、イスラムのしきたりや文化をわかりやすく解説し、日本との違いや共通点もわかる作品である。Twitterアカウント『ツイ4』と、星海社ウェブサイト『最前線』に2017年1月から2018年11月まで掲載されていた。
アブダーラやモハメッドはイスラム圏でよく使われる名前である。名前と一緒に名字や特徴も覚えておかないと、どのアブダーラやモハメッドかがわからなくなる。
天国にはどれだけ飲んでも頭が痛くならないお酒の川があると言われてる
イスラム教徒はアルコールを飲んではいけないが、コーランに記された天国には「人を酔わせて狂わせることがない特別なお酒の川」が登場する。サトコの酒の席に付き合った時、ナダは「私は死んだらどれだけ飲んでも頭が痛くならないお酒の川に行けるのだから…」と言っている。
バスは手を上げないと停まってくれない
アメリカのバス停は手を上げないと停まってくれない。サトコがよくバスに置いていかれるのは、バス停でただ待っているだけだったから。ミラクルに教えてもらってサトコはようやくバスに置いていかれなくなった。
アメリカでは洗濯物を外に干さない
サウジアラビアは砂が舞うため、洗濯物を外に干す習慣がなかった。サトコが日本のノリで洗濯物を外に干していたので、ナダもつられて外に干すようになったが、アメリカでも外に干す習慣はなかったようである。アメリカでは乾燥機で乾燥させることが多い。
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目次 - Contents
- 『サトコとナダ』の概要
- 『サトコとナダ』のあらすじ・ストーリー
- 日本人のサトコがナダを通じてサウジアラビアの文化に触れる
- サトコ連れ去られ事件
- ナダの婚約者
- サトコは様々な国の文化に触れ、引っ込み思案な性格を変えていく
- 日本から留学してきたマチコと出会う
- サトコは日本へと帰る
- 『サトコとナダ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- サトコ
- ナダ
- 大学の友達
- ミラクル
- パキザ
- ケビン
- ダニエル
- その他の人物
- アブダーラ
- ラフマン
- マチコ
- 『サトコとナダ』の用語
- 文化
- ムスリム/ムスリマ
- 結婚
- アザーン
- ハラールマーク
- 一夫多妻制
- シャウファ
- 服装
- 女性の被り物
- 男性の被り物
- 言葉
- マーシャーアッラー
- インシャーアッラー
- ビスミッラー
- 食べ物
- カブサ
- コーヒー
- デーツ
- 食パン
- フィルニ
- ガンバリー
- 『サトコとナダ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- サトコ「文化を知りたいのはもちろんだけど、わたしはナダ、あなたを知りたいの」
- ナダ「大変?それはちがうわよ。義務感でしてるんじゃないの。私のためにしてるのよ」
- ナダ「私は私のために服を買うけどね。どうせ知り合いしか見ないから、大好きな服を着るわよ」
- ナダ「やったわ!ついにやったわ!兄も父もいないのに、国境を超えてやったわ。サトコとよ!」
- 『サトコとナダ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- サウジアラビアでは誕生日をそれほど祝わない
- アブダーラさんとモハメッドさんが多すぎて区別がつかない
- 天国にはどれだけ飲んでも頭が痛くならないお酒の川があると言われてる
- バスは手を上げないと停まってくれない
- アメリカでは洗濯物を外に干さない