陰の実力者『ヒカルの碁』加賀鉄男について
『キャプテン翼』でサッカーブームを、『スラムダンク』でバスケブームを巻き起こした『少年ジャンプ』。その影響力は、囲碁という文化系の競技にも及びました。ライバルがいて、成長があって。そんな王道を美麗な絵柄と囲碁という変わった題材でで描き上げた『ヒカルの碁』…の、陰の実力者にして立役者、加賀鉄男について。
まとめ
結構傲慢な態度も多いんですが、それさえ魅力にしてしまえるのは主人公の立役者にして実力者だからかもしれません。「出過ぎた杭は打たれない」と言いますが、彼自身屈辱を味わってはいるんですよね。常に持ち歩いているのか、大会の時も三面打ちの時も、加賀は「王将」と書かれた扇、つまり「将棋の象徴」を手にしていました。「将棋ならもっと早く勝てる」とは「将棋の方が得意。でも囲碁も強い」という実力から来る自信。嫌いな囲碁でも手は抜かない、という意思なのかもしれません。院生行きを望むヒカルに手加減することもなく、自分(囲碁は嫌い。でもそれなりの目標を持ってるやつは後押しする)をちゃんと持っている。そこが彼の魅力なのかもしれませんね。
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