加賀鉄男(ヒカルの碁)の徹底解説・考察まとめ

加賀鉄男とは、『ヒカルの碁』の登場人物。主人公の進藤ヒカルより2学年年上で、葉瀬中将棋部の部長を務める少年。中学生ながら公然と喫煙をする不良然とした少年で、校内では「泣く子も黙る加賀」と呼ばれ恐れられている。幼少より将棋が好きであったが囲碁好きの父の命令で囲碁教室に通い、塔矢アキラの次席となるほどの実力を持つ。口は悪いが思い切りがいい性格で、囲碁部を辞め、プロへの道を歩みだすことをためらう進藤ヒカルの背中を押したことも。
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コミックス第18巻に収録された番外編「掌編」のワンシーン。母校の将棋部に喝を入れるために葉瀬中を訪ねていた加賀が、興味本位で覗いた囲碁部で新入部員の勧誘に協力した際のセリフ。
囲碁部に入ることを躊躇していた矢部を見事に負かし、矢部の付き添いで来ていた将棋部員・岡村にも囲碁部への入部を賭けて勝負を挑んだ加賀が言い放ったのが「おいガキ、言い忘れたがオレの方の駒は、6枚落ちでいいぜ」というセリフだ。加賀はこの大ハンデをものともせずに岡村を下し、彼も囲碁部へ入部することになる。
「伝説の筒井先輩」として人違いをされたままではあるが、たった一人の囲碁部部員の小池に協力する、ちょっとわかりづらい優しさを見せつけた名場面。
加賀鉄男の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
出番が少ないのに人気投票で2位獲得
本編中はわずかな出番にもかかわらず、実力者、立役者、さらにイケメンであるというモテ要素がそろい踏みだった加賀は、第一回キャラクター人気投票で2位を獲得している。
ちなみにその時の投票で1位を獲得したのは藤原佐為である。
番外編で織田信長を演じた加賀

番外編のワンシーン。加賀が演じた信長のハマりぶりに注目してほしい。
「本能寺の変」が起きた夜、織田信長が僧侶とその当時の時の人であった棋士の対極を見物していたという逸話がある。その結果は滅多にない「三コウ」と呼ばれる石並びとなり、棋士と対局していた僧侶は、その夜は月が出ていなかったということもあって気味悪がり、そそくさと帰ってしまったという。
そんな信長たちが繰り広げた囲碁をめぐっての会話や、本能寺の変に至るまでの経緯を本作のキャラクターでコミカルに描いた番外編が存在している。そこで加賀に割り振られた役は、この番外編の主役ともいえる織田信長だ。
「三コウ」で並んだ石を「滅多に見られないなら吉兆だ」と笑い飛ばす姿や、武士風の話し方、無造作ヘアも相まり、加賀の演じた信長はやたらハマっていると評判を呼んだ。そのハマり役ぶりは、漫画界で信長を演じられる中学生キャラは加賀くらいだろうと思わせるほどだ。
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目次 - Contents
- 加賀鉄男の概要
- 加賀鉄男のプロフィール・人物像
- 加賀鉄男の来歴・活躍
- 囲碁嫌いなのに大会出場
- 悩めるヒカルの背を押す
- 「掌編」で筒井に成りすまして囲碁部の新入部員勧誘
- 加賀鉄男の関連人物・キャラクター
- 進藤 ヒカル(しんどう ひかる)
- 塔矢 アキラ(とうやあきら)
- 筒井 公宏(つつい きみひろ)
- 三谷 祐輝 (みたに ゆうき)
- 小池 仁志(こいけ ひとし)
- 矢部(やべ)
- 岡村(おかむら)
- カツマタ
- 冬期大会海王中大将(とうきたいかいかいおうなかたいしょう)
- 森山(もりやま)
- 冬期大会佐和良中副将(とうきたいかいさわらちゅうふくしょう)
- 加賀の父(かがのちち)
- 加賀鉄男の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ヒカルに「最後の勝負」を促す加賀
- 「おいガキ、言い忘れたがオレの方の駒は、6枚落ちでいいぜ」
- 加賀鉄男の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 出番が少ないのに人気投票で2位獲得
- 番外編で織田信長を演じた加賀