デッドマン・ワンダーランド(Deadman Wonderland)のネタバレ解説・考察まとめ

『デッドマン・ワンダーランド』とは、2007年に『月刊少年エース』で連載を開始した、片岡人生と近藤一馬による漫画、およびそれをもとにしたアニメ作品である。
東京大震災から10年後、中学生の五十嵐丸太は「赤い男」によるクラスメイト惨殺事件の濡れ衣を着せられ、完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」へ送致される。そこで自らの血液を操る能力「罪の枝」に覚醒した丸太は、謎の少女シロとの再会や他の能力者たちとの過酷な戦いを通じ、施設と「赤い男」に隠された巨大な陰謀へ立ち向かっていく。

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デッドマン・ワンダーランド(DW)

都内に建設された日本唯一の完全民営化刑務所。アトラクション施設と収容施設を兼ね備えた複合体であり、受刑者に凄惨なアトラクションを強い、それを観客に公開することで運営費を得ている。復興目的の施設という建前だが、裏ではデッドマンの収容を目的として機能している。
かつては国立医療防疫センターが存在した土地であり、大震災から4年後にレチッドエッグを閉じ込める目的で開設された。一般にはF棟までの存在しか明かされていないが、地下深くにはG棟と呼ばれるデッドマン専用の極秘収容エリアが存在する。
後に反乱やレチッドエッグの暴走により壊滅へと追い込まれ、解体が決定。収容者は他施設へ移送され、冤罪被害者には無罪が言い渡された。

東京に存在する、完全民営化された刑務所で、拘置所と刑務所とテーマパークを統合した独自の管理体制を敷き、囚人による非人道的なゲームをショーとして公開することで利益を得ています。表向きは東京大震災後の復興のための観光事業であるが、その正体はデッドマンたちの収容所となっています。表向きはAからF棟までしか存在しないが、地下にはデッドマンだけを収容したG棟が隠されています。

東京大震災(とうきょうだいしんさい)

10年前に都心部を襲い、15万人近い犠牲者を出した未曽有の大災害。発生源は国立医療防疫センターの地下とされる。都心の過半数が水没して無政府状態に陥り、丸太たちが各地へ疎開する原因となった。その実態は、レチッドエッグの覚醒によって引き起こされた人工的な惨事である。
なお、アニメ版では「レッドホール」と呼ばれる重力異常を引き起こす光球の発生に演出が変更されており、この名称は用いられていない。

CP(カストポイント)

DW内部で流通している専用通貨。1ポイントが1円に相当する。
所内で貯めたCPを使用することで、生活必需品や嗜好品の購入、さらには恩赦による減刑手続きまで可能。ただし、研究対象であるデッドマンには減刑の購入権限限が与えられていない。

キャンディ

DWの死刑囚に課される解毒剤。死刑囚は装着された首輪から常時毒素を注入されており、72時間に一度この飴を摂取しなければ即座に命を落とす仕様になっている。刑務所側から初期用に1錠渡されるが、それ以降は10万CPで自力調達するか、死肉祭の報償として獲得するしかない。きわめて強烈な苦味を持つ。

能力・システム

デッドマン

「罪の枝」と呼称される特殊な血液操作能力を発現させた者たちの総称。大震災発生時の関東エリアに滞在していた人物の中から出現した。
法的な罪状に関わらず全員が死刑囚扱いとされ、地下のG棟へ隔離されている。レチッドエッグの血液(ネームレスワームの集合体)である「赤いダイヤ」が体内に侵入することで能力に目覚める。

罪の枝(つみのえだ)/随意血液不全(ずいいけつえきふぜん)

自らの血液を自在に変化・操作する未知の能力。使用には流血を伴う自傷が必要となる。能力の行使や出力の上昇に伴い心臓へ過度の負荷がかかり、最悪の場合は心不全などを引き起こして死に至るリスクを孕む。

マザーグースシステム

レチッドエッグの人格を抑制するために作られた封印機構。五十嵐空絵によって開発された。子守歌の音源を発信し、それを共鳴させる装置を中継することでレチッドエッグの活動を封じ込めている。

歌う箱(コーラスブロックス)

マザーグースシステムから発信される子守歌を増幅・拡散するためのスピーカーユニット。施設内の各所に配置されており、内部にはレチッドエッグの有機組織が大量に詰め込まれている。

死肉祭(カーニバル・コープス)

DWの地下深くで極秘裏に開催される、デッドマン同士による一対一の非公式格闘興行。どちらかが行動不能に陥るか絶命するまで闘わされる武道会であり、参加するデッドマンにはそれぞれ鳥の名を冠したコードネーム(「ウッドペッカー」「クロウ」など)が割り当てられる。
本来は「罪の枝」の能力や性質を観察・解明するための臨床実験イベントだったが、玉木の手によって富裕層や観客に向けた凄惨な娯楽ショーへと改変された。勝者には莫大なCPと延命に必要なキャンディが与えられる一方、敗者にはスロットによってランダムに選ばれた自らの身体組織をその場で切り取り献体させる凄惨な「罰ゲーム」が課せられる。なお、対戦中や罰ゲームによって死亡したデッドマンの遺体は、貴重な研究サンプルとして即座に回収・検体処理される。

組織・兵器

ネクロ・マクロ

収容者の鎮圧用に配備されている自立型防衛ロボット。過去に多数の流血騒動を起こしたため地上フロアでは運用が凍結されたが、G棟の警備用として留保されている。
キャタピラ脚による見た目以上の機動力を誇り、光弾やミサイル、硫酸噴射など用途に応じた多種多様な兵器を搭載する。特務猟兵隊が使用するタイプは人間が乗って操縦する有人機となっている。

エースマン

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