ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』とは、2012年に公開されたイギリス・カナダ合作のゴシックホラー映画。スーザン・ヒルの小説を原作としており、『ハリー・ポッター』シリーズで世界的人気を獲得したダニエル・ラドクリフが、同シリーズ終了後に初の主演を務めたことでも話題を集めた。ジャンプスケアやスプラッタ描写に頼らず、観客の心理的恐怖を掻き立てるような静かなホラー描写が特徴。重厚な映像美と共に、喪失・執着、そして親子愛なども絡めた物語性の高い恐怖を楽しむことができる。

その他

黒衣の女/ジェネット・ハンフリー(演:リズ・ホワイト)

黒衣の女(画像は続編『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』のもの)

イールマーシュの館に住んでいたアリス夫人の実妹。姉のアリスによって精神障碍者に仕立て上げられて病院に入れられ、その間に息子のナサニエルを奪われた上に見殺しにされたことに絶望し、自ら命を絶った女性。その後亡霊化し、クライシン・ギフォードに住む住人たちを呪い続けていた。現地では「姿を見れば死ぬ」と言われ続けており、アリスの死に関連する依頼を引き受けたアーサーにも執拗に付きまとう。

ナサニエル

ジェネットの実子で、アリス夫妻の養子。ジェネットと引き離された上に、馬車の事故で沼に落ちたところをアリスに見殺しにされて命を落とした。遺体は見つかっておらず、アーサーはジェネットと彼の遺体を対面させることで呪いの解決に役立つのではと考える。

ステラ・キップス(演:ソフィー・スタッキー)

アーサーの妻。息子を出産した際に命を落としてしまう。物語のラストシーンで、列車に轢かれて亡くなった家族を迎えに来た。

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の用語

舞台・地名

イールマーシュの館

イールマーシュの館。廃墟同然のゴシック様式建築。

クライシン・ギフォードの沼地付近に建てられた洋館で、物語の主な舞台。海の干潮時にしかたどり着くことができず、ゴシック様式の壮観な建物だが全体的に陰鬱な雰囲気を漂わせている。
ドラブロウ夫妻が暮らしていた家で、呪いの起点となった場所。

クライシン・ギフォード

イギリスの田舎町。田舎町ならではの閉鎖的な空気感を漂わせているが、ジェネットの呪いで子供たちの変死が相次いでおり、住民たちが常に神経を尖らせていたということが判明する。

その他

黒衣の亡霊

アーサーの後ろに映りこむ黒衣の女

クライシン・ギフォードに現れる、黒い服に身を包んだ女の亡霊。住民たちからは「姿を見ると死ぬ」と言われて恐れられている。
正体はイールマーシュの館の夫人、アリス・ドラブロウの実妹であるジェネット・ハンフリーで、息子を理不尽に奪われた恨みを持つ女性。館の調査に来たアーサーにも執拗につきまとう。

『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『ハリー・ポッター』のイメージを脱却したダニエル・ラドクリフの名演技

ストーリーでは賛否が分かれた本作だが、ダニエル・ラドクリフの演技が良い味を出しているという意見が相次いだ。「ハリー・ポッターを演じていた子役俳優が、いつの間にか子供を持つ役を演じるようになったのかと思うと感慨深い」と、世界中でラドクリフの成長を喜ぶ声が多数挙がっている。
衣装やキャラクター性をゴシックホラーの雰囲気にしっかりと合わせ、妻を失くしているという難しい役柄も体当たりで演じ切ったラドクリフの演技は、俳優として新たな一面を発揮していると称賛を集めている。

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