『バトルフィールド1』の制作が決定!舞台はシリーズ初の第1次世界大戦!!

『バトルフィールド』シリーズとは、スウェーデン発のファーストパーソン・シューティングゲームである。実際の戦争や架空の戦いをテーマにした大人数でのマルチプレイや、キャンペーンモードを主としている。今回紹介するのは、2016年に発売され、シリーズ初となる第一次世界大戦が時代背景であることが話題になった『バトルフィールド1』について。前作『バトルフィールド ハードライン』から1年、初代となる『バトルフィールド1942』の発売から14年の時を経て制作が発表された当時の情報を伝えていく。

『バトルフィールド』シリーズの概要

『バトルフィールド』シリーズとは、2002年発売の『バトルフィールド1942』より始まった、実在もしくは架空の戦争をテーマにしたゲームシリーズ。ゲームシステムは、チーム制のファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS、一人称視点シューティングゲーム)である。開発はスウェーデンのゲームソフトメーカー、ディジタル・イリュージョンズ・クリエイティブ・エンタテインメント、販売はエレクトロニック・アーツが行っている。

俗に言う戦争ゲームのひとつで、武器の豊富さやオンラインによるマルチプレイの充実さ、他ゲームではあまり見られない搭乗兵器の使用が可能なことが、本シリーズの魅力である。同ジャンルの殆どがプレイヤーが操作する歩兵同士の対戦の中、『バトルフィールド』シリーズでは、ステージ上にあるバイク・車両・戦車・戦闘機から軍艦まで使用する事が可能なのである。
また、同ジャンルでは戦場の雰囲気や弾道の変化を忠実に再現したリアル系やゲーム性を重視しているため、アクション映画やマンガの様な非現実的なスポーツ系に分類されるが、『バトルフィールド』シリーズはお祭り系といわれている。プレイ人口が多いだけでなく、プレイ人数も最大64人と極めて多く、決して広すぎないステージ上に64人も放り込むと、戦闘中に曲芸飛行を始める人が現れたり、敵味方入り乱れての鬼ごっこが始まったりするなど、まさにお祭り状態になってしまうためである。

『バトルフィールド1』の制作が決定

2015年3月発売の前作『バトルフィールド ハードライン』から約1年程しか経っていないにもかかわらず、『バトルフィールド1』の制作が発表となった。制作ペースが早いだけでなく、『バトルフィールド』シリーズ8年ぶりの近代戦であり、またシリーズ初の第一次世界大戦が時代背景になっていることが大きな話題となった。
同じFPSジャンルでも第一次世界大戦を軸にしたゲームは極めて少なく、代わり映えのしない時代背景の作品群の中で、第一次世界大戦の世界観と『バトルフィールド』シリーズのお祭り感がマッチするのかどうか、多くのユーザーは期待と不安が入り混じった状態に置かれることとなったのだ。

トレイラーから見る『バトルフィールド1』の特徴

騎兵

『バトルフィールド1』の特徴として、最初に目に付くのは騎兵である。第一次世界大戦当初では、各国はまだ騎兵隊による突撃などが主流であり、花形でもあった。しかし、トレーラーの途中で出てくる機関銃の台頭により、徐々に花形の位置から落とされていったという経緯がある。また、機関銃の台頭が第一次世界大戦の特徴である、塹壕戦・戦車・戦闘機の開発に繋がっていったとも言われている。
『バトルフィールド1』では、恐らく偵察や移動用に騎馬が使用されるはずだ。また、トレーラーに出ている毒ガスも、マルチ対戦で使用できるのではないかと思われる。

塹壕

騎兵だけでなく、第一次世界大戦の大きな特徴といわれる塹壕戦もトレイラーに登場している。第一次世界大戦当時も塹壕の奪い合いを繰り広げた事から、ゲーム内においても塹壕の奪い合いが勝敗を決するかもしれない。また、塹壕を掘るだけでなく、相手を殴り倒せるということで塹壕戦で最も使われたスコップも登場している。

兵器

塹壕戦を有利に戦う為に必要不可欠な兵器も、『バトルフィールド1』の注目点である。第一次世界大戦の発明品である戦車や、空中から地上を攻撃できる飛行船・戦闘機、トレーラーにも出てきた戦艦等の兵器の数々がゲームに登場する。特に当時の戦車は脅威の存在であり、その絶望感が何処まで再現されているのかにも注目である。
『バトルフィールド』シリーズの醍醐味である大型兵器の搭乗で、トレーラーに出てきた兵器が使えるかもしれないと思うと、期待が上がる。

『バトルフィールド1』の総評

『バトルフィールド1』は2016年10月21日にPlayStation 4、Xbox One、PCにて全世界同時発売が決定しており、全作同様64人プレイが可能になっている。
『バトルフィールド』シリーズの制作会社であるDICEでは、スタッフの多くが第一次世界大戦の時代の作品を作りたがっていると発信している。また、シリーズ初となる時代背景をモデルにする事で、ゲームの新しい魅力を伝えたいそうだ。

www.battlefield.com

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